|
カテゴリ:カテゴリ未分類
昨日、伯母が亡くなりました。
92歳でした。 人に世話になる事が嫌いで、ずーーーっと一人で生活をしてきた伯母は、とても気が強く、父とは犬猿の仲?という位しょっちゅう喧嘩をしていて、母に嫌味を言ったりもして。 私も何度か食ってかかった事がありました。 3年ほど前に出会ったとき、 「いつ死んでも良いように身辺整理を始めた」「誰の世話にもならない!」と弟たちに話していた伯母。 それを聞いて、みんなは影で、 「口が達者だから、まだまだ死なないわ」と言っていた親族。 突然入った訃報は、誰もが耳を疑いました。 笑われるかもしれないけれど、私は伯母に限っては、永久に死なないかも?と思ってもいたし。 伯母の長女さんに聞くと、万一の時に何処に連絡をして、どうして欲しいということを、事細かにノートに書き記していたそうです。 寂しさを隠し、人に悟られないようにする為に、気丈に振舞ってるんだと思っていましたが、最後までそれを貫いた伯母に、初めて尊敬の気持ちが生まれました。 (亡くなってからじゃ遅いのだけど・・・) 姉弟喧嘩ばかりしていた事を、娘さんも聞いていたらしく、 「誰もお参りに来てくれないだろうから。」と言っていたようで、私達が出向いた事は、正直驚いたとも仰っていました。 お通夜は伯父も来ていたのですが、それぞれ高齢で無理の効かない体になっているので、葬儀は欠席。 元気だけがとりえの父だけが、兄弟としての参列でした。 なので、最後の止め焼香も父がすることに・・・ なんとなく、バツが悪そうな様子の父。 「伯母ちゃん、まさか○○(父)に止め焼香してもらう羽目になるとは・・・って思ってるんじゃない? 今までごめんやで~って謝っておいで~。」 なんて、冗談ぽく言って、父の方をポンとたたいてやりました。 公の場に立つのが大の苦手な父。 いい経験になった事でしょう。(ちゃんと謝ったかな?) 親族だけのお通夜と葬儀。 こういう人生の終わり方もあるんだな・・・と考えさせられました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|