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テーマ:心の病(319)
カテゴリ:なんとなく
さてさて。
上位はいろいろ書きたいことがあるので、ここからは小出しで。 第3位 退職・パニック障害克服 2003年の冬に発病した『パニック障害』。 克服できたのは2005年の3月。 以前勤めていた会社を退職してからでした。 この病気になった人の中では、軽い方だったと思います。 症状も期間も。 心療内科への通院と服薬は1年ちょっとで終わりましたし。 もともとは、プライベートでの人間関係が原因でした。 その当時、私のそれまでの生活、恋愛、人間性、そして家族や友人まですべてを全否定されたことがありました。 そして、自信というものを完全に失い、私を全否定した人たちの言うことしか聞けなくなっていました。 自分自身のことも自分では決定できないくらいに・・・。 それが自分のためにいいことだと思い込んでいたんです。 でも・・・。 ある日突然、過呼吸の発作。 その後、毎日のように発作を起こし、自分の精神が相当無理をしている状態だということに気づきました。 通院を始めて、薬を飲み始めて、発作を一時的に抑えることはできるようにはなりました。 気持ち的にもちょっとずつですが、余裕も出てきました。 「なんとかなるさ・・・」と思い始めた頃、旦那と知り合いました。 そして・・・それまで、プライベートな時間は常に一緒にいた人たち(=私を全否定した人たち)との関係を解消。 疎遠になっていた、昔からの友達との関係も戻りました。 それが、2004年の2月。 でも、すぐには病気って治らないんですよね。 病気になる前だったらそれほど意識しなかったことでも、過剰に反応してしまうようになっていたんです。 特に対人面で顕著に現れていました・・・。 その頃、私の職場に他の会社を定年退職したという人が直属の上司として入ってきました。 まったく異業種から来たこの上司と私の折り合いは最悪でした。 一応、私は当時抱えていた仕事の責任者でした。 当然、その上司より、業界のことも仕事の内容も詳しかったんです。 でも。 上司にとっては定年まで勤め上げた元の会社がすべて。 もともと、社長の友達ということで入ってきただけの人。 仕事も投げやりですし、私と意見が食い違うと逆切れされたことも多々ありました。 汚い言い方ですが、上司としてはまったく使えませんでした。 正直、この人が何のためにこの会社にいるのかはまったくわかりません。 上司として認めたこともありませんでした。 まあ・・・今でもいるそうなんですが・・・。 (以前のHPからご覧になっていた方なら、私と上司の確執はよくわかるでしょう・・・。) 結局、一時は良くなりかけた病気だったのですが、2004年の年末、最も最悪な形で悪化。 職場で過呼吸の発作を起こし、倒れて意識を失うまでに・・・。 それからは、発作と倒れることが頻繁になり、ようやく心療内科の診断書と辞表を出しました。 それまでも何度か人事に上司のことを相談し、何らかの改善がされなければ辞めたい、と訴えてきたのですが、社長の友達、ということがあってか何も変わらず・・・。 責任のある仕事をしていたこともあって、辞めさせてもくれなかったんです。 でも、これ以上続けていたら、体と精神が持たないと思い、ようやく辞表を受け取ってもらえました。 結婚することは決まっていましたので、表向きは寿退社ということになっていますが。 結局、2005年2月末、ちょうど一年前ですね。 約3年勤めた会社を退職しました。 (あと一ヶ月勤めれば、退職金出たんですけど・・・体はもたなかった・・・) 会社を辞めてから現在まで、一度もパニック障害の症状は出ていません。 仕事中、常につきまとっていた偏頭痛もほとんどなくなりました。 慢性的な胃炎で食欲も無かったのですが、それも改善。 その頃、式で着るドレスの試着に行ったんですが、当時の写真をみると、自分でも怖いくらいに痩せています。 結婚式前に、だいぶ太ったなって感じたんですが、健康的になった証拠だったんですよね。 ホントに限界だったんだな、って思います。 このHPになってからは、多分、病気のことはほとんど触れてこなかったのですが、もうそろそろまとめてもいいかな、って思いまして。 克服した、とはいっても、多少、病気の原因になったことを思い出すのが嫌だった時期があったんです。 それももう、無くなりましたし、完全に過去のものとして捉えることができるようになりました。 『パニック障害』という病気は、それほど珍しい病気ではありません。 心の病、ということでまだ偏見がまったく無いということはないでしょうが、絶対に治る病気です。 多少時間はかかりますが、治療法はあるんです。 今、私はとても幸せです。 ほんの1年前まで、あんなに苦しんでいたなんて嘘のように。 そして、病気と戦っている間も旦那と実家の家族が私にとって大きな心の支えでした。 ホントに感謝してます。 2005年総括という割りに、2年にわたった話を長々と書いてしまいましたが・・・。 でも、この病気のことはいつか書きたいと思っていたので。 もう、自信をもって言えます。 私の『パニック障害』という病気は、完治しました! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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