|
テーマ:スポーツあれこれ(11395)
カテゴリ:陳式太極拳
古武術で介護とか健康法とかを説くのを、近年よく見かける。
そうした本の一冊をパラパラと立ち読みしたら、 『月刊 秘伝』連載をまとめたものと書いてあった。 雑誌コーナーを探すと、「膝に負担をかけない方法」などが載っている。 雑誌名やら、表紙にある特集の赤字「武道家のための身体解剖学」という題が、 かなり恥ずかしかったのだが、1000円未満だったので、購入。 特集にある内容は、 …。 結論を先に言うと、私には武術雑誌というのは、向かない、 もしくは、まだ早い。 6年ほど前、陳式太極拳(大架)の体験初日に習った内容、 すなわち基本功と同じようなことを、 骨と筋肉の構造を交えて、ムツカシイコトバで解説しているという感じを受けた。 読み物としては、面白かったが、 実践的には、現在習っている陳式(陳小旺大人の38式、陳式老架一路、基本功数種)で 私には十分だし、そのほうが解り易い…。 私のような健康体操派には、文字で読んでも、動きの実感が湧かず。 たとえば、スワイショウ「言葉の意味:ほおりなげる」 (背骨からねじる感じで、腰のひねりの遠心力により、 両腕を左からぽーんと遠くに、抜けるイメージでほおり投げる。 そして右からまた、遠心力で戻す、を数回繰り返し、 だんだん小さく、最後は太極拳式の深呼吸。) は気持ちいいし、 この動きで体のズレがある程度治ると言うのも、実感として解る。 しかし、購入した雑誌にあったような、脊椎、腰椎、その周りの筋肉の動きを 「連動させることを意識する」と言われても何が何だか解らない。 具体的にスワイショウの記事はなかったけれど、腰や背骨から肩肘張らず脱力する、 というような動きの解説が、骨と筋肉の図解つきで解説されていた。 丹田まわし(丹田に発する気をお腹のへんでグルグルやる練習。)も、 ハラがどうのこうの、と、なんか色々理屈を言われるより、 先生の真似してるほうが、ずっと解り易い(出来ているかは別として、 どうなればできているのか、は解る。)。 先生いわく、 「3年もやれば、何をやっているのか(実感で)わかります。たぶん。」 たぶんて。 その大雑把さが、やはり、太極拳の魅力。 話がずれた。 また、榎木孝明氏の映画関連インタビューはダイジェストのような感じで、 武術雑誌のインタビューと言うものから想像していたのとは、 かなり違う。 もっとも、武術雑誌と言うものは初めて読んだのだが。 サラサーテとかウクレレマガジンとか、一般愛好家向け音楽雑誌の インタビュー記事にあるような、解る範囲での具体的問答を想像したが、 テレビの芸能ニュースインタビューみたいなのが掲載されていた。 珍しい流派の話題も、彼の流派とどう違うのかよくわからなかった。 マニアックな人には、記事内容だけで、解るのかもしれないが…。 付記1. ところで、この雑誌、一時期トンデモとして一部で名高かったそうですが、 私の買った最新号では、トンデモ的面白さは無かったように思います。 マイナー武術の図解付き紹介がいくつか出ていて、 読み物として楽しくはあるのですが… その武術が「本物」「インチキ」かどうかは、私には判断つきかねますし、 なんというか、どっちでもいいので、フーンと眺めて楽しむ程度です。 つまり、トンデモ的(かつての香港電影のような)楽しさは皆無でした。 付記2. 子がバイオリンで音を出す練習をはじめた。 が、前から課題だった肩肘手頸の脱力ができておらず、 来週までにクリアできなければ、音出しはまた先送り。 そこで、「ブラブラ体操」と称して、スワイショウを教えた。 まだ二日目だが、多少の効果があったように思われる。 太極拳式の深呼吸と、ついでに右拳を左手に合わせる礼も教えた。 子供もブラブラタイソー!!と言って喜んでいる。 私も改めて、首肩背中の慢性的凝り解消のため、 スワイショウの練習を増やすことにした。 何より、子供と一緒にやるのは、とても楽しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 15, 2010 11:25:15 PM
コメント(0) | コメントを書く |