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滋賀県で、死亡事故があった。
6か月の女児が、ゆさぶられっこ症候群により、死亡。 激しくなくので、強くゆさぶったことによるそうだ。 恒常的虐待の形跡はないという。 それなのに、母親は「容疑者」。「虐待死亡事件」として扱われる。 報道は、「ゆさぶられっこ症候群は、虐待として位置づけられる」と言う。 しかし、育児書には、「高い高い」や「ゆすりあげ」も危険と書かれている。 5歳になるわが子が赤ん坊のころ、本当に怖くて、 周囲の善意の方々が、激しくあやしてくださる度に青くなったものだ。 その点も、今回の記事の最後のほうに付記されていた。 しかし、「虐待死」という、 今や社会悪と目されている「犯罪」であると強調し、 ゆさぶる危険性そのものが伝わりにくくなってしまっている。 問題は、「ゆさぶられる」原因や状況ではなくて、 「ゆさぶられる」という事態そのものが危険であり、 善意であれ、悪意であれ、無意識であれ、 死にいたる場合があるということの筈だ。 特にアメリカで、父子の体格差は日本と比べ物にならないようで、 あやして「ゆすりあげ」をしたら死亡、という事故が、 一時期多発していたそうである。 車が危ないからと、ちょっと手を引いたら脱臼、という事故も、 実は日本でも、お父さんがよくやってしまうと聞く。 虐待と言って騒ぐよりも、力加減の大切さと、 大人と乳幼児の体格差の再認識を呼び掛けるほうが、 こうした痛ましい事故を減らすことに、つながるのではないだろうか。 (特にお父さん注意) 最近、子供が立って叱られているときの状況について、 「大女に見下ろされているのだから、 ただ怖くて、内容なんか聞いてない」 という表現を読んで、ハッとした。 もっと小さいときには、しゃがんで目を観る叱り方を、 私も周囲の保護者も普通にしていた。 しかし、5歳にもなると、わざわざしゃがんで叱る親は、 あまりいない。 家で座らせて叱る場合も、子供は見下ろされているのである。 倫理云々の前に、そうした動物的な部分、 単純な大きさの違いによる恐怖を、 しっかり理解して対処しないと、 叱ったところで、まったく効果がないわけだ。 どんなことでも、解決の糸口は、意外とシンプルなところに隠されている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 18, 2010 10:03:05 AM
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