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自分の記憶が曖昧になるって
辛いことだと思います。 かなり辛いことだと思います。 脳腫瘍って、部位によっては 記憶障害を起こすことがあります。 そのとき、 記憶がなくなるそうです。 「私の頭のなかの消しゴム」 も記憶がなくなっていく映画でした。 若年性アルツハイマーでしたかな。 今入院されている方は 乳がんの術後脳転移のかたです。 もうすでに 脳は手術不可能なほど大きくなっています。 対症療法しかない状態です。 たった今しゃべっていたこともわからなくなって、 数分前しゃべっていたなかでの 断片的なところを覚えているのです。 いえ、 覚えているといっても 次の瞬間には 忘れているんです。 忘れる・・・という言葉は 適切ではないのかもしれません。 わからなくなるんですね。 だから、 「ごめんね、今わたしなにか失礼なこと言わなかった? もう何言ったのかわからないの。」 と言って流涙されます。 少しだけ覚えていて ほとんどがわからない。 自分の話すこともわからない。 辛いだろうなと思います。 自分の存在じたいもわからなくなっていくんじゃないかと思います。 会話というのは 相手がいて 自分がいて 話がかみ合って初めて会話になると思います。 それが しゃべっていくにつれて 自分の記憶がなくなっていくのは 怖いことだろうと思います。 家族と話すことひとつでもいいから 覚えていられることがあるといいなと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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