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おぉ!!30回目でございますぅぅぅここまで来られようとは、ひとえに皆様のお陰でございます
1回もコメントを貰えた事のないのに30回目を迎えるなど、前代未聞ではないでしょうか? これは少し寂しいのですが。。。とにかくめでたい!!ありがとうございます また昨日までとは違うルートで支社に向かった為、少し時間が掛かったようだ。 相変わらず、道場では統源も絃冶も由紀も待っていた。 「お待たせしました」静也は頭を下げると、壁の脇へと退いた。 「毎日すまないね」絃冶が優しい微笑みと共に労う(ねぎらう)。 静也はいつものように「いえ」とだけ答えて頭を下げたが、 静也が纏う空気感のようなものが、いつもと違う柔らかな雰囲気だという事に 周りの大人たちは気付いていた。 清水は控え室を出ていつもの様に道場に向かおうとしたが、 角で人にぶつかってしまった。 ボフッ…。身長差のせいでエアバックにでもぶつかったようになり 後ろにのけぞったが危うい所で相手が清水の腕を掴んで引き戻してくれた。 「すみません」思いっきりぶつけた鼻を押さえながら深々と頭を下げる。 相手も慌てて頭を下げた。 「あ、こちらこそ慌てていまして。丁度清水お嬢様に届け物をと、思いまして…」 清水お嬢様って…!あまりの恥ずかしさに真っ赤になりながら 顔の前で思い切り手を振る。 「止めてください、森川で結構ですからっ」 相手は驚いたようだが柔らかく笑うと 「では清水様。お鼻、大丈夫ですか?」と聞いてきた。 「あ、は、はい」慌てて手をどける。 「すみません。赤くなってしまわれたみたいで」と恐縮されて 清水は打って赤いのか何で赤いか分からなくなってしまった。 (今日は鼻ばっかり…) 相手は清水の様子には気付かず、鞄の中から包みを取り出した。 「石田から清水様にお渡しするようにと託(ことづか)ってまいりました。 先日お渡ししたディスクを編集して、少しづつ行えるように プログラムを変えてあるそうです。 ご帰宅後に学業もあるでしょうからと、無理のない程度に変更されている ということです。ギリギリになってしまいまして申し訳ありません」深々と頭を下げる。 という事はこの人は石田さんの部下の人かな。 今日もこの後、直接会うのに?と少し疑問に思ったが 「すみません。業務に関係ないことなのに、ありがとうございます」 深々と頭を下げると相手もそれに習い「それでは」とまた元来た通路を戻って行った その人が角を曲がる時こめかみにチリリと静電気のような痛みが走った。 「つっ」一瞬のことで「…?」すぐ何も感じなくなった。 気を取り直した清水は急いで控え室にそれを仕舞うと道場へ向かった。 今回は清水の鼻の話ばっかりだったような気がしますが… にほんブログ村 応援ポチッとお願いします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.01.13 08:06:49
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