この前の日記で、このナサリオ・レセック社のカカオが、世界一のチョコレートになった、
と書きましたが、パッケージが社長室に飾ってありました。
おお、すごい フランス製のチョコだそうですよ
さて、チョコレート作りに戻ります。
収穫されたカカオポッド(実)から、白いパルプごと取り出されたカカオ豆は
まず、発酵という第1段階に入ります。
発酵は、この会社では、発酵槽の中で行われていました。発酵槽も、昔ながらの木のと、プラスチックの2種類あります。味が違うんですって。
手を突っ込んでみると、発酵の熱で熱いです。50度にもなるそう。
白いパルプ(カカオ豆を採った時にあったまわりの白いもの)は、4~6日の発酵により溶けるそうです。
発酵はパルプを取り除くだけでなく、この間にカカオ豆と果汁を反応させる役割もあります。
発酵の済んだカカオ豆はいくぶん膨れ、色はチョコレート色に。
・・・チョコレートも発酵を経てるのですね。知りませんでした
はっきり言って、何とも言えない匂いがします。甘酸っぱいくもない、発酵の匂い。
味噌、しょうゆ工場の匂いに近いです。
次の段階は、カカオ豆の乾燥です
天日乾燥や機械による乾燥で、水分を8%にまで落とすそうです。
カカオ豆って感じになりました。ここでは、天日乾燥をしています。お天気の様子を見ながらなので、大変です。
一つ、カカオ豆を割ってみました。
チョコレート、って色になってます。
紫色も濃くて、「ポリフェノールたっぷり」にも、うなづけます。
この後、厳しい検査を合格したカカオ豆が、各地に輸出されていくそうです。
輸出されたカカオ豆は、各工場で、ローストされ、
細かい粉に轢かれ、もっと粒子を細かくされます。
このあたりからは、皆さん、ご存知ですよね。
それから、お砂糖、ミルク、クリームなどを入れて、冷やして
チョコレートの出来上がり
チョコレート、カカオ豆が、こんなに手間暇がかかってるものだとは知りませんでした。
チョコレート、高いわけです
この会社では、全て、データをとっていて、お客さん(カカオ豆を注文する)ごとに、発酵の方法(例えば、プラスティックの発酵槽にするか、木の昔ながらのを使うか)、乾燥のしかたも、注文どおりにするそうです。
カカオ豆が発酵というプロセスを経てるなんて、本当に知りませんでした!!!
最後には、カカオの木を記念植樹させていただきました!!!
「カカオの実を採りに来てね!」って、オバは行けるかどうかわかりませんが、
がんばってね、子供たち & ミニーさん
そう、子供たちは、こんなことも。
ムーロという、ドミニカではよく使われてるロバと馬の混血の荷馬での散策。
本当に楽しいこと、びっくりなことがいっぱいの遠足でした。
カカオジュース(ココアでしたが)4種類の試飲(スパイスで味が違うの)、
この農園で採れたオーガニックのおいしいバナナ、
サポーテという、干し柿そっくりの味をした果物の試食、
カカオの豆をピロンという、臼でついて粉にする体験(もちろん試食)
この農園で採れたヤシの実ジュース、
カカオ豆の粉4種類の味きき、
そして、チョコレートの試食に、農園の皆さんが作ってくださったドミニカ料理のお昼ごはん
むっちゃ、お腹もいっぱい
カカオの粉の味ききは、出てきた粉が4種類、みんな味が違うんです。
くせのないの、ちょっとフルーティなの、酸味がきついの・・・
カカオの農園や、発酵熟成のさせ方で、味が変わってくるんですね。
びっくり
こんな楽しい1日を企画して、
アテンドと解説をしてくださった、トモコさん、ありがとうございました
ちょっとぽちっとしてくださると・・・
ドミニカ共和国で元気に生きていけます↓
人気blogランキングへ