感謝・・・Gratefulness
貴方の💛が感謝でいっぱいになっている時は、、閉じているように見えるどんな扉でも、、更にもっと大きな祝福への、開き口に成り得る、。禅の究極を達成した女性たちは、ごくわずかしかいない、、蓮月は、そうした女性たちの一人だ、。彼女は、巡礼の旅をしていた、、日が暮れるころ、ある村に着いたので、一夜の宿を求めた、だが、村人たちは、扉を手荒く締めた、。彼らは村の伝統的な仏教徒だったに違いない、。彼等はこの禅の女性がそこに泊まるのを許さなかった。彼等は彼女を村から追い出した、。寒い夜で、年老いた女性には、泊まるところがなかった。それに空腹でもあった、。彼女は、野原に立っている一本のサクラの樹をよりどころにしなければならなかった、。本当に寒くて、彼女は、よく眠れなかった、、。それに危険でもあった。ーー野生の獣やなにもかもがーー彼女は、真夜中に目が覚めた、、ーーとても寒かったーーそして、春の夜空に、満開になった桜の花が、おぼろ付に向かって笑っているのを見た、。その美しさに圧倒されて、彼女は、起き上がり、村の方角に向かってお辞儀をした、。私が泊まるのを断る、という、彼等の親切さゆえに、、私はこのおぼろ付の夜に花の下にいる自分にきがついた、。非常に感謝して、彼女は、自分の宿泊を断った人達に礼を言った。さもなければ、彼女は、普通の屋根の下で寝ていて、この祝福をーーこのサクラの花、おぼろ付とのささやき合い、そして夜の沈黙、夜のこの完全な沈黙を逃していたことだろう、。 彼女は、怒ってはいない。彼女はそれを受け入れる、ーーそれを受け入れるだけでなく、それを喜んで、迎え入れる、。彼女は、感謝を感じる。生は途方もない、そして毎瞬、それは貴方への千と一つの贈り物をもってやってくる、。だが、貴方は、欲しがっている自分のマインドで非常に忙しく、心を奪われているために、自分の考えで余りにも、一杯になっているために、其の贈り物をすべて拒絶する、。神はやってくるーー貴方は拒絶し続けている、。生がもたらすすべてを感謝をもって受け入れる瞬間、人は一人の覚者になる、。 ZEN:THE PATH OF PARADOX, Vol,3,PP179~180