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(つづき(^^;;)
その頃、交際していた人は「筋肉バカ」だった。 「脳まで筋肉でできているんじゃないのか?」と言うのは こういう人を言うのか。 高校野球の監督で、企業のラグビーチームに所属。 よく、みんなの弁当作ったり、 合宿中の食事の賄いしたりしたなあ。 ササミをプロテインドリンクで流し込み 夜中の通販でマッチョな外国人が笑顔でぶんぶん振り回して いるようなエクササイズ用品はほとんど持っていた。 座右の銘は「体幹」 (って、こういうのを「座右の銘」と言うのか?) 「焼き肉食ってるカップル結構深い仲~」と言う 嘉門達夫さんの歌があるけれども 私は彼とは焼き肉屋以外で外食した覚えは無い。 いたずらで寝ている隙に額に「肉」と書いてやった。 起きて鏡を見て・・・喜んでいた(ー_ー) そんな彼と、私のヒッソリ、レース参戦と何の関係があるのか? あるんですよ・・・。 彼は、「いつの時代だよ!」と言う程の男尊女卑ニズム の持ち主だった。もう「三歩下がって歩け」くらいの勢い。 特に女子がスポーツをやる事を嫌っているようだった。 女性選手がスポーツ番組に取り上げられるたびに 「女子は無理しなくてもいいのに。」と言う程の徹底振り。 私が彼や彼のチームメイトの世話をすることに関しては 歓迎なものの、私がスポーツをやることに関しては面白くない。 特に彼の不得意分野は絶対に一緒にやろうとしない。 スキー(この頃はすでに競技をやめて、スノーブレードだったけど) やスケート系のウインタースポーツは、一切拒否。 拒否するだけならいいけど、私もやるなって(ー_ー) 短距離派の彼は、中朝距離が好きな私も面白くない。 いそいそと大会に行く私に、ついに 「君は、見ていればいいんだよ。走ったり大会には出たりしなくていいよ。」 ・・・(^^;; それで、「はい。」と言えるような子だったら、この人と 結婚していたかもねえ。ごめんなさい。他をあたって下さい。 彼の名誉のために言っておきますが、本当、悪い人じゃないのだけど。 そんなわけで、交際中は友だちにアリバイ頼んでヒッソリ、コッソリ レースに行ったりしました。アリバイが崩れて浮気と思われたりしたけど。 あー。そうですよ。あたしゃ、マラソン大会って言う素敵な人に浮気してますよ。 そんな彼は、「体が鍛えられる上に、お金がもらえるなんて素晴らしい!」 と言い残して、自衛隊に行ってしまいました。 ウハハ。これでうるさいこと言うやつはいなくなった。 さらにエントリーの嵐は加速の一方。 そんな中で「新たな世界」に目覚めてしまうのでした。 (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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