見たまま、感じたまま、思ったまま

時が経つのも速いもので、もう8月。
今日は昨年の夏に亡くなった2人の患者さんのお家にお線香をあげに行った。
奇しくも7月31日の同じ日に、1人はお家で、1人は入院先の病院で亡くなったが共に在宅で往診していた方だった。亡くなって1ヶ月ぐらいして一度御霊前に行ったので今回が2回目。

自宅で焼き物を焼いていたＹさんのお家は、いつも往診に行っていた焼き物をしていた離れはひっそりと人影が無く、奥の母屋の方で奥さんが居た。
まあ奥さんの方も患者さんなので顔は見ているからそれほど久しぶりという感じはなかったが。
帰りに通ったＹさんの工房は、綺麗に片付けられていて亡くなった1ヶ月後よりはＹさんの空気が薄くなったような気がした。

もう1人のＨさんは、奥さんが透析に通っているのを知っていたので、夕方なら帰って来ているだろうとカズをお迎えに行った帰り道に伺った。
お墓は大阪の方にしたとの事。
別に大阪の出身ではない。そこの場所やシステムが気に入ったからだと言う。
大阪もバスに乗っていけば近いので・・と。
今のところ毎月お参りに行ってるけど、生活に変化があって良いですと、2日に1回は透析に通う奥さんが言う。

まあ、お二人ともお元気で良かった。

もう1人、8月10日に亡くなった方が居るのでお盆明けにでもゆっくりとお線香をあげに行こう。

そう言えば、自分のばあちゃんのお墓にも長いこと行ってないなあ。
父親の両親はまだ僕が小さい頃に亡くなっていて（記憶はあるけど）、母方の祖母にはよくかわいがって貰った。医者になった僕に脈を取って貰うのを楽しみにしていたのに、医者になって2年目、高知の中村に居たときに突然に亡くなってもう20年になる。

今年はばあちゃんのお墓参りにも行こう。