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カテゴリ:そのまんま日記
人間年はとりたくないなあと思うのは誰しもだろうけど、年を取ったなあと思う瞬間は誰にでも訪れるだろう。
夕食後、ゴミの大きな袋を両手に持って階段を下りていたときにカズの呼ぶ声に振り返りながら答えていたら、ものの見事に階段を踏み外して背中から下に転んでしまった。 最初に付いたのは足で、足首を捻る感触があったのでこれはあかんと足に全体重がかかる前に体を床に着けようとしたら階段でしたたかに左の背中を打った。 声が出ないぐらい痛かったけど、すっと起きあがることは出来た。足も何とか捻挫はしていないようだ。ふう、やれやれ。 これがオバサンだったら足首捻挫、背骨の圧迫骨折は免れないところだろう、ひょっとしたら左の腎臓破裂だってあり得る(後ろからの衝撃に対して腎臓は弱い。野球でバックホームの送球が背中に当たって腎臓破裂になった人を見たことがある)のではないか? やっぱり、ワタシの若さと背中のメタボ肉が幸いしたのだと1人悦に入っていたら、しばらくしてから背中の痛みが・・。動かすときに痛いので内臓痛ではなく筋肉痛だとは思うが明日の朝は果たして起きて来られるの知らん?とシップを子供に貼って貰いながら年を感じてしまったのであった。 そう言えば、お風呂ですってんころりんした強烈な思い出がある。 あれは確か独身の時だったと思うけど、どこかの宿泊施設の大浴場での事。 浴槽が2段ぐらい洗い場よりも高いところにあって、これは滑って危ないよなあと思いながら気をつけて浴槽に入ったのだけど、出るときにはそれをすっかりと忘れていて階段のところでものの見事にすってんころりんした。 それはもうあの漫画でバナナの皮で滑る奴があるでしょう?あれそのままで、両足を天井に上げる格好で頭からどすんと下に落ちたのだ。 見事に転んだんだけど、体の一番下になっていたのは首で、その首に階段の角が延髄切りのような形でのめり込む形で落ちたのだった。 やってしまった・・。これが最初に思ったことだった。 これはもう絶対に脊髄損傷を起こしたに違いない。悪ければ四肢麻痺→横隔膜麻痺で死亡。 もしかしたら四肢麻痺、良くても下半身麻痺は免れまいとマジに思った。 側で見ていた人たちも唖然として言葉が誰も出なかったみたいだ。 しかし数秒後、ワタシの手足は何事も無かったように動いており、数分後には誰しもその事を忘れていた。後遺症も全然無かった。 僕の太くて短い首が見事に衝撃を吸収したのに違いない。それに若かったしね。 そう言えば、膝が悪いせいもあって今年の夏の北海道でのトレッキングの際にも、山を下りるときにガイドさんに滑りますから気をつけてくださいと言われたところでは必ず踏ん張りきれずに尻餅を付いていた。あれだって、関節や筋肉の老化現象の始まりだろう。 やっぱりこれからは気をつけなあかんね。 いつまでも若くは無い・・。 今日はカズの保育所の運動会だった。 ここの保育所の運動家は少し変わっていて、子供が一緒に競って走るような競技はほとんど無い(最後の年長児によるリレーだけ)。 1人1人の子供が運動場を1周する。その間に年齢にあわせて色々な障害物が用意されている。 子供達は、網をくぐったり、昇り板を昇ったり、跳び箱を越えたり平均台を走ったり、自転車に乗ったりしながら運動場を1周するのだ。 前の子がゴールするまで次の子はスタートをしない。みんなでその子を応援するわけだ。 まあ、見方によっては間延びしちゃうのだけど、こういうやり方も良いと思う。 ただいつまでも出来ない子も居て、今日は1人で20分ぐらい奮闘している子も居た。 先生も少し手を貸してあげたらと思うんだけどね。 カズはゾウ組のトリで登場。みんなの応援を背に受けてものすごいスピードで跳び箱に突進。 4段の跳び箱を勢い余って通り過ぎて向こうに二つ折れみたいになって顔から転落したそうだ。 (ワタシは仕事だったので、着いた頃には殆どの競技が終わっていたのよ) 半泣きになって先生に抱っこされたけど、怪獣カードをニンジンとして見せられるとまた復活して最後まで完走したそうだ。 僕が着いた頃には丁度最後のリレーをやっていて、ここでもカズは無難に走っていた。 全部の競技が終わってからみんなでお弁当を食べて解散。 少し肌寒い日だったので毎年保育所が出してくれる豚汁が温かくて嬉しかったな。 想い出す、去年のこの日にヒロキが学校で事件を起こして、その奔走のせいでワタシは運動会に行けず、配偶者も途中で帰ってくる羽目になったのだった。 あれからずっとそれがトラウマのようになって、今年の運動会が無事に済んでほっとしたと配偶者は言っていた。(まあ、ワタシは脳天気なので1年経てばもう忘れていたのだけど) まあ、そんな平和な1日であった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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