見たまま、感じたまま、思ったまま

もうワシは我慢できん！
今日も仕事で色々あったのでそれをネタに書こうと思っていたけど、プエルトリコ戦を見ていたら腹が立って腹が立って・・どうしても書かずにはおれんのじゃ！

全日本は下手くそなジャンプサーブを止めろ！

そもそも試合っちゅーのは、サーブが入って初めて成立するんじゃ。
それをミスてってしまえば相手は何も労せず１点得ることが出来る。
不労所得じゃ。
今日の試合なんて、勝負所のサーブミスが無かったら勝ってたわ！

解説者が、どうせチャンボーサーブを入れても確実に相手に決められるから、それなら一か八かで思い切ったサーブを打つ方が良いと言うけれどそれは違う！
思い切り打つのは大事だけど、サーブを一か八かで打ってどうする！
緩いサーブを打ったら相手が１００％決めるとは限らない。
実際に、松本や山村の屁みたいなサーブだって時々サービスエースを取っているし、相手がミスる事も、相手の攻撃を拾ったりブロックにひっかけたりする可能性だってある。ミスったらゼロでしょ。ゼロつ～か、マイナスなんだよ。

そりゃ、ゴッツとか越川とか時々は良いサーブを打つけれど、それだって差し引きしたらミスの方が多いはず。日本のチーム全体でサービスエースとサーブミスの収支を比べたら絶対にマイナスのはずだ。それでは勝てんよ。

大体、セットの終盤になってサーブミスをした方が負けると言うのはバレーの常識だ。
やっとの事でセット終盤に追いついた、追いつきそうになった試合をあっさりとサーブミスで相手に引き離されたり、マッチポイントになったり、ある時にはそれでセットが終わったり。
そんな事が今までに何度あったことか？
大事な時にミスしたら全体の指揮にも影響するわ！
そういうのを流れの読めないプレーと言うんや。

そもそもジャンプサーブと言うのは、外人がはじめたのよ。
背が高く、手が長く、パワーのある外人がサービスラインから前にジャンプして、スパイクのように高い打点から直線的に打ち込むときに威力があるわけだ。
背が低く、手が短い日本人のサーブは、どうしてもネットの下に近いところから放物線を描いて飛ぶからレシーブがしやすい。宇佐美のサーブなんかまさにそれ。
それから、気持ち日和って入れる為だけに打ったジャンプサーブなんか、まさにチャンボーサーブであって中学生でも取れるわ。
日本人がジャンプサーブを打つなら、コートの隅やラインギリギリのところを狙って打つしかないけど、入れるだけで汲々としてるのでそんな余裕は無いやろ。

そもそも、外人は普段から自分らのチームメイトのサーブでレシーブの練習をしている。
だから日本人のジャンプサーブなんて普段の練習の時のサーブレシーブよりも楽なはずだ。
日本人が外人の真似をしても無理である。

ならばどうするか？
山村や松本が打ってるようなジャンピング”屁のような”フローターサーブか？
あれも止めて欲しい。
あのサーブにジャンプする意味がどこにある？
女子の竹下のジャンプサーブは凄いと思うけどね。
あんたらは地面に足をつけて打ちなさい。

で、結論だけど。
日本人は変化球サーブが良いと思う。
それもスピードが速くて、曲がったり落ちたり伸びたりするやつね。
フローターよりもオーバーハンドやサイドハンドの方が玉の出所が見えにくくて良いと思う。
昔新日鉄に辻合真一郎って選手が居たでしょ。今の女子の柳本監督なんかと一緒に新日鉄の大ゴン時代を築いた１人ね。あの人のオーバーハンドサーブは凄かった、エース多かったしミス少なかったし。
外人も普段ジャンプサーブや屁ローターサーブばっかり練習してるから、速い変化球サーブが来たらとまどうと思うのよ。
もちろん、チーム全体で変化をつけることも大事だから、まあ越川君とゴッツぐらいはジャンプサーブを打って、他の３人がオーバーハンド、残り１人がフローターぐらいで良いんじゃないの？
大事な事は、勝負所では１００％サーブを入れる事。
いや、一度で良いから１試合、１セットでも良いから、チームサーブミスゼロと言う試合をやってみ？それが得点的にどれだけ楽なことかわかると思うよ。

まあ他にも色々と思うことはある。
何でバレーだけ、ワールドカップも世界選手権も全部日本でやるんじゃ？
放映料などの実入りが良いからだろうね。
でも、あんないつもホームで、女子供が「ニッポン！」って黄色い声を挙げているような環境ばかりで試合をしていて選手がタフになれるはずがない。

いつだったか、ずいぶん前の世界選手権だったか？
アルゼンチンに試合に行ったとき、地元のアルゼンチンとの対戦で日本の選手が入場すると、観客席から一斉にゴミが投げ入れられてコート周りの１ｍぐらいまではゴミで埋まったそうだ。
まあ、マナーの面からは色々ありそうだが、それぐらいタフな環境で試合をやらないとメンタルに強くなんてなれないと思う。

ちょっと話がずれた。
結論として、あれだけサーブミスが多くて格上の相手に勝てる訳が無い。
例えチャンボーサーブでも良いから、まずミスゼロを目指すこと。
その上で少しずつ強いサーブを打ってエースを狙えばよろしい。

頑張ってね。
と、バレー暦３４年のおいさんは思うのでした。