|
カテゴリ:そのまんま日記
夜中、ふと本棚の一番上に目をやるとゴーフルの空き箱が目に付いた。
この中に入っていたゴーフルの丸い缶は、いつだったか秘密裏のうちに僕の胃袋に処理された。 毎日夜中に1枚ずつ、あれは至福の時間だった。 空になったその丸い缶は本棚のもう1段下の段に無造作に置かれてある。 真夜中・・そのときに何か心にひっかかるものがあった。 何かを忘れている、何が私を呼んでいる。 それは曇った空にさす一筋の太陽の光のようなものだ。 私は立ち上がり背伸びをして本棚の一番上にある空き箱を手に取った。 ん??何か少し重い。 心の中にざわめきが起こる。 急いで箱を手にとって逆さまにふってみた。 コロコロと転がり出てきたゴーフルの丸い缶。 口のところはちゃんとセロテープで密閉されたままだ。 なんてこったい! 元々その箱には2缶入っていたのである。 先に一缶を取り出して、もう一缶は箱に入れたまま本棚の一番上に放り投げていたと言うか、配偶者は子供達に見つからないようにさりげなく、空の空き箱を放り投げているように装っていたのである。 それがいつしか、自分でもこれはもう空だと思いこんでずっとそのまま忘れ去れていたのだろう。 人間の思いこみと言うのは恐ろしいものである。 こんな風に大事な事を忘却していくのだ。 昨日たまたま見つかったから良いものの、このまま私が何かの病気で死んだりしたら、 その哀れなゴーフルは長い間忘れ去られたまままなっていて、私の遺品整理などの時に偶然見つかることになるのだろう。その時にはもう賞味期限も過ぎているに違いない。いや、消費期限だって過ぎてしまって、そのまま捨てられたりするのだろう。 昨夜の出来事は、ゴーフルが私を呼んでいたとしか思えない。 これが「えあじん」さん言うところの「引き寄せの法則」かも知れないな。 「お前達、不憫な思いをさせて悪かった」 そう言いながら、昨夜は3枚重ねてパリパリと食べたのだった。 まだ2袋(6枚)残ってるもんね・・。 と、言うわけで今朝の体重は77.8kgでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|