見たまま、感じたまま、思ったまま

土曜日は、毎週習いに行っているピアノの教室の発表会だった。
もちろん、子供ではなく自分の話である。

僕は繁華街のライブハウスバーのオーナーでもある女性ピアニストにピアノの個人レッスンを受けている。何と言ってもレッスンの場所がそのライブハウスバーだと言うのが気に入ってるんだけど、彼女は他でも色々と音楽教室をやっていて、ボーカル（まあ、カラオケも入るね）、ピアノ、ギター、ドラムなどを教えていて、その生徒さん達の発表会である。

これとは別にお店のカスタマーズライブと言うのもある。
これは、普通の飲みに来ているお客さん達で腕に覚えのある人が集まってやるライブで、受講生ライブに比べるとはるかに上級らしい。

午後8時に店に着くと既に殆どの人は来ていたが、僕は若い方だった(爆）。
定年後のおじさんとか、美輪明宏のような派手なオバサン、普段着で来たような地味なオバサンが中心。まあ、派手なメイクをした若い子や、もっと若い高校生の女の子もいましたが。

僕は派手なワッペンの付いたカールヘルムのデニムジャケットに、ラルフの黒いワークパンツという若作りで備えておりました（笑）。

全部で20人ほどだったけど、僕の出番は11番。
最初にピアノの人がやって、それからギターの人、最後がボーカルの人という具合、ソロからバンド構成へと移行していくようですな。
始まって安心したのは・・・どうみても僕より下手～と言う人がかなり居るみたいだと言うこと。
これってひょっとして・・・下手な順？？なんて思ったりして。
僕はピアノのラストから2番目だったんだけど、これはどうもピアノが2番目に上手いからではなくて、僕の2曲目にベースとドラムスが入ってくれる構成になった関係だと思う。

大体・・。
最初の頃は、ジャズっぽいピアノとかニューオリンズぽいのを弾きたいななんて思っていたけど、こいつはどうもＧとＣのコード進行しか分からない。和音を押さえることしか出来ないと言うのがいつしか先生にインプットされたのか、最近はニューミュージック系の弾き語りばかりになっている。それならさあ、先生が伴奏してくれて歌に専念した方が良いと思うんですけど。


で、僕がやったのは、1曲目「ＴＡＸＩ」（鈴木聖美）、そして2曲目は「デスペラード」（イーグルス）。前者がＣで後者がＧさ（爆）。
分かったこと・・緊張するとテンポが速くなるね。1曲目はかなり早かったと思う。ミスタッチも結構あったし、歌詞も間違えたし・・。

始まった頃に、向かいに座った男性（同世代、ギターを弾いてミスチルの歌を唄った）に、このライブはやり直し3回までオッケーと先生が言ってたけど、始まって直ぐのうちはいいけど、かなり曲が進んでから間違った場合はどうすんの？と聞いたら
「大丈夫です。その頃にはもう誰も聞いて居ません」と言っていたけどその通りだったね。

みんなテーブルに座って、お酒を飲み食事をしておしゃべりをしながら和気藹々とやってるから、後ろの方で座ってるオバサン達なんか、もうおしゃべりと自分たちの仲間の演奏しか興味ないのよね。まあその分結構楽でしたわ。

2曲目は英語の歌だったし、歌詞間違えても誰もわからんし・・と思うと結構楽だった。
終わって席に着くと、横に座っていた男性（ギターの人の友人だって）や隣の若いお姉ちゃんが、そつなくやってましたねと褒めてくれた？？

まあ、確かに折角練習してるんだからこうやって人前で歌うのもなかなかええものです。


で、2曲歌っただけで何か中途半端だったので行きつけのスナックでカラオケ熱唱して帰りました。
近くの席のオジサンが、「壊れかけのラジオ」を唄ってくれと言うのでトライしたけど、これがけっこうはまってしまった。まあ歌っている時の声質が見事に似てるし・・。（顔は違うよ）
若い頃にこの歌歌ったときにはキーが高いなあと思った記憶があるけど、昨日はそう思わなかったな。ひょっとして徳永さん、声帯ポリープの手術してからキーを下げて歌ってるのかな？
彼も女性のカバーばっかりやらずに、こういうオリジナルをしっかり歌って欲しいな。

今日、早速この歌の楽譜をダウンロード。
わはは・・初心者用の楽譜をダウンロードしたせいか、これも見事にキーがＣでしたわ。
年に2回あるという受講生ライブ。次回はこの曲でも歌おうかなと思ってる次第。