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カテゴリ:そのまんま日記
毎年この時期になるとインフルエンザの悲喜交々が多い。
診断テストが出て正確な診断が付く反面、フルだけどテストが陰性に出る擬陰性の症例が振り落とされていることによる悲劇がある。 今日の若い患者さんも、日曜日から高熱が出て、月曜に他の医者に行ってフルテストが陰性なので抗生物質の内服と点滴をずっとしてたけど熱が下がらないと言うので当院を受診。 どうも経過がフルっぽいのでテストをしたらA型が陽性。 もう発熱が出現して既に3日以上経っているのでタミフルやリレンザの適応ではないけども、本人と相談の上早くウイルスを陰性化させることと、こじらせないようにするためにタミフルを処方した。 実は年明けに大事なレースが控えていて、その選考会が29日にあるのだとの事。本人が今年最後のレースにするつもりだったのに・・と泣き出したのには参った。 もちろん、アスリートとしての健康管理が甘いのは言うまでもない。フルワクチンだって受けてなかったし。いっそ肺炎とか他の病気よりフル単独ならそっちの方がすっぱりしていいじゃん。 29日にはギリギリで多分熱は下がる。選考会の成績はよくないかも知れないけど、本番までには十分間に合うよ。そんな風に慰めたんだけどね。 後医は名医とは至言だけど、やっぱり最初に診たドクターが、フルが陰性でももう一度フルを疑って火曜日か水曜日にフルテストをしていたら・・と思ってしまう。 テストの結果に振り回されずに自分の医者としての直感を大事にしたいけど、このご時世なのでテストが陰性だけど直感でタミフルを出すと言うのはやりにくい。 だから、経過がおかしいならもう一度テストしてみましょうぐらいは患者さんに言ってあげないとと思う。 もちろん、タミフルやリレンザを使わなくても老人以外はフルで命を落とすような事は滅多にない。5日間熱を出せば治るのである。欧米などはそういう考えの所が多いらしい。 でも、日本ではそれを許さないような社会事情があるから面倒だね。 この忙しいのに休まれたら困る。這ってでも点滴打って貰ってでも出てこいと言う上司がいるような会社が多いからね。 さて、今年もあと数日。 実は31日は休日診療所への出務が決まっているし、夜は格闘技が忙しいのでゆっくりと日記がかけないから実質あと今日を入れて3日だろう。 今年を振り返りながら・・箇条書き。 勇造ライブ、今年で7回目。今年は火取ゆきさんを迎えてのジョイントも無事終了。 新しい側面を見せられて良かった。 今年は勇造さんの新譜も出たけど、何よりやられてしまったのは山本シンの拾得ライブ。 そのシンさんを来年の勇造ライブのゲストに呼ぼうかとぼんやり考えている。 ネットにかまけて本はあまり読まなかったなあ。 内田樹さんの「下流志向」は結構面白かった。 村上春樹さんの走ることに付いてのエッセイも良かったな。 バレーの成績は今ひとつだったな。 知りあいが年末にアキレス腱を切ったし、僕もフィットネスを固めて怪我に気をつけながらもう少し飛躍を望みたい。 スイミングも段々と泳げるようになったので、現在練習中のトータルイマージョンスイミングをしっかり練習したい。 ピアノは、初めて弾き語りのステージに立った。緊張したけど面白かったな。 弾き語りも良いけど、ソロにも挑戦したいな。 釣ってきたザリガニから新しい稚ザリが一杯生まれた。 でも・・共食い激しく現在半減してます。 これを春になったら近所の池に放しに行こうと思ってる。 子供達がザリガニ釣りが出来るような池が家の近くにあるのが夢。 年末に子供達の為と言う名目で飼ったwii fitはなかなか面白くすっかりはまりそう。 今夜の映画「半落ち」は俳優達の演技は素晴らしいと思ったけど、ストーリーの展開がそれがどしたの?って感じでイマイチだった。ミステリーとして見ていたからそう思ったのかも知れないけど。骨髄移植とアルツハイマーと言う、それだけでピンで通用する題材をとりあげてるから、どう料理してもある程度の効果は得られるだろうなあ。もう少しそういう飛び出したところのない、日常に潜む狂気?のようなものをあぶり出すような映画が見たいな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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