見たまま、感じたまま、思ったまま

1月2日は中学校の同窓会だった。
中学を卒業して初めての同窓会なので33年ぶりになる。

この日にちと言うのは同窓会ラッシュのようで、市内のホテルはどこも満員。
僕らの会場のホテルもロビーは足の踏み場も無いぐらいの人で何がなんやら分からない状態。
僕らの前の同窓会が5時半に終わり、僕らが6時からだと・・。そんなん準備できるのか？と思ったら案の定開始が20分遅れた。

このホテルは奇妙な作りで、ロビーから左と右に別れて階段が付いていて、その各々にいくつも会場がある。反対側へ行ってしまうとマジに迷ってしまうのね。
僕らの会場は右の方へ行って4階だったけど（ロビーは2階）、受付はロビーの左の方でやっていたから、ホテルの前の案内板を見た人は受付へ行かずに全部右へ行ってしまうだろうと思い、玄関のところで僕が立って来た人を見つけて片っ端から左の受付へ誘導した。

と、言っても33年ぶりに逢う人が殆どなので見分けられるかどうか不安だったけど、この顔にこの皺を付けて、この頭に髪の毛を生やして（中学は坊主だったし）と想像力を働かせたら殆ど全ての人を鑑別して振り分ける事が出来た。それに僕の方があまり変わってない事もあって向こうが見つけてくれる事も多かった。

先生方も6人参加してくれて、みんなお元気そうで良かった。
と、言っても僕の3年生の時の担任は6年ほど前に亡くなっていたそうだ。
そんなお歳でもなかったんだけどね。病気する人としない人の差はどこから来るのだろう？

代表幹事として最初と最後の挨拶を任されていたのであまり酔っぱらうわけにもいかない。
先生に挨拶してもらい、記念品を渡し、1人1人に近況報告をして貰い、校歌を歌い（そんなＣＤまで用意されていた）、あれが誰でこれが誰とみんなが分かってきた頃に名残おしくもお開き。

そのまま2次会は僕のピアノの先生がやってる（僕のピアノの練習場でもある）ライブバーへ。
そして3次会ににもなだれ込んで家に帰ってきたのは3時半だった。
毎年2日は配偶者と子供は彼女の実家へ泊まりに行くので、遅く帰る事へのプレッシャーは無いのね。でも、最近は自重しているし途中からウーロン茶にしたこともあって今朝の目覚めはすっきりしていた。

幹事の1人が同窓会の掲示板をネットに作ってくれていて、始まる1ヶ月以上前から来れる人、来れない人など色々書き込みがあって、終わった今朝にも良かったって書き込んでくれている人が沢山
居て嬉しかった。

約160人の生徒のうち参加が49人。受験生の子供を持つ世代である事を考えると優秀な数字ではないだろうか？優秀と言えば、医者、歯医者、学校の先生の多いこと。
弁護士も含めて先生と呼ばれたら振り向く人が25人も居たぞ。

中学の時に付き合っていた子も居たし、振られた子も居た（この子とは高校の時に付き合って、もう一度振られたんだよなあ・・でも彼女は今も独身だそうだ）し、なんか複雑だったよなあ。

東大へ行った2人の1人は裁判官→弁護士→裁判官と言う面白い経歴を辿っている男性と、早稲田の法学部の教授になってる女性（独身だって）。海外から帰ってきた人も多くて、まあ皆さん色んな場所で活躍してるのねと感心した次第。

あ、それと離婚率の高さが凄かった（爆）。
3次会まで来た女性の8割は離婚調停中だったりして（爆）。

最初宛先不明のハガキが何十通も帰ってきたときには焦ったけど、実家への連絡、小学校や高校の卒業名簿を引っ張り出してきてのきめ細かい捜索がよかったのだろうね。
「行方不明の私を捜し出してくれてありがとう」と言って、東京から1人で帰ってきてくれた（受験生の子供も居るのに）女性も居たから。

会場を出る時に記念写真を渡したけど、それ以外にもカメラマンを雇っていっぱいスナップを撮ったので、それをまたネットのフォトアルバムなどにスライドショーにして出す予定。そしたら経費要らないし、来れなかった人も見えるでしょ。



同窓会と言うのは来れる人が来る（当たり前だけど）。
これない理由は、子供が受験だったり、親が病気だったり、自分の仕事が不調だったり、健康が不安だっり、髪の毛が無くなっていたり、皺が増えすぎていたり・・まあ色々とあるのだろう。
もちろん、中学時代に良い思い出の無い人は来ないだろうし。
もうちょっと年取って60歳ぐらいになればみんなそういう事は突き抜けて、笑いながら集まれるようになるんじゃないかな。


毎年1月2日はなんかの同窓会をやろう。
（家を出て行く口実になるし）なんて、思っているのだ。