|
カテゴリ:我が家の秘密のお話
今日は息子の中学入試の合格発表の日だった。
中学入試と言っても、徳島のような地方都市、入学試験のある中学は3つしかない。 いや、正確には4つあるけど1つはちと特殊な環境なので普通は3つ。 私立高校と、県立中学と、国立の附属中学である。 前2校は中高一貫教育を売り物にしている。 私立は確か配偶者の学年がその高校の卒業第一期生だから、出来て約25年と言うところか。 現在有名大学、医歯薬系の合格者数では県内でもトップクラスになっている。 中学の勉強は2年生までで終わらせて・・と言う具合の学校だ。 県立は、元々県立高校がありそこに中高一貫の目的で中学が併設された。 まだ新しく今年初めてその高校3年生が卒業試験に向かう。 国立は僕も卒業した。昔は試験のある中学はここだけだったから、徳島市付近の出来る子が集まっていた学校だったが、今は3校に分散されているのでそれほど・・と言う感じか? ここは3年で終わりなので、地域の中学と一緒に高校入試を受ける事になる。 実は、僕らも息子自身も中学は地元でええやん・・とずっと思っていたのだったが、夏休みの同窓会の準備で中学の同窓生と色々話したのをきっかけに僕が受験に傾き、ずっと地元の学校から医学部へ入って地元志向の強かった配偶者も何をトチ狂ったのかそれに便乗し、息子はあれよあれよと訳のわからないままに受験の為の塾に叩き込まれたのだった。 受験の為に塾へ行かせて分かったことは、ほんまに小学校の義務教育でやってることと、受験の為に勉強してる内容とはレベルが違うと言うこと。 いくら義務教育の内容が減らされていると言っても、これはあんまりじゃないか?と言う感じだ。 こういうのは中で居ると分からないのかもね。 現在中学受験をする小学生の中で一番人気があるのは県立である。 次に私立、そして国立の順だろうか? 大学受験の実績で言えば私立なのだが、やっぱり授業料が高いし、同じ中高一貫なら授業料の安い県立へと言うのが大方の考えだろう。 私立の方はやっぱり予備校的な感じがつきまとってしまうし、クラス分けが成績別になっていて、優秀なクラスに入れなかったクラスはもう・・と言う感じらしいと言うのが気に入らない。 この学校は、もともと大学があってそこに高校が出来、中学が出来、小学校が出来・・と言う具合に増殖してきたのだが、所謂「偏差値」と言う観点から見た大学のイメージがずっと僕らの中にもあるので、ぼくらの世代は敬遠するのかも知れない。 試験問題の難しさはダントツで、僕らが見てもよく分からなかったのがあった。 県立の方は、まだ卒業生も出てないので海のものとも山のものともわからんしね。 入試問題もちょっと変わった問題や小論文などがあって、かなりそれ用の対策をしてないと難しいらしい。どちらかと言うと文系の女子に有利とい噂もある。 この3つは去年まで試験日が同じで併願できないようになっていたけど、今年は未履修問題などで私立の方が試験日を年末に移動したので私立と県立、私立と国立の併願が可能になった。 まあその分辞退者も多くなるだろうけど、私立の入学金払い込みは県立、国立の発表より前なのでそれなりに商売にはなるんだろうなあ。 僕ら夫婦が国立に決めたのは、僕の出身校であることや、地理的な事もあるけど(私立よりは近く、県立よりは遠い)何より中高一貫で無く高校入試があると言うことだった。 そりゃ、高校入試が無くそれにかける手間暇を普段の勉強→大学入試に振り向けるのは意味のあることかも知れない。 しかしなあ、6年間同じ学校、同じメンバーで行くとなると、そこにはよどみが出ないのだろうか? 学校が嫌でも辞められないし(まあ、辞めても良いけど・・)、嫌な奴が居ても逃げられないし。 友達だって、ずっと同じメンバーで、小学校の地元の友達とはもうずっと同じガッコで勉強する機会は無くなる。 国立ならまた高校で一緒になれるかも知れないしね。 それに、プレッシャーの弱い子供が多い昨今、高校入試と言うプレッシャーを楔として経験しておくことは悪いことではないと思ったことが一番大きな決め手になった。 実は私立の方も念のために受けていた。 せっかく塾にまで行って勉強したのだから、何か形を残しておいてやりたかったのだ。 塾の先生は少し難しそうな顔をしたけどこっちも合格。 まあ、入学金は無駄になったけど仕方ないかな。 まあ彼も大変だったろう。 自分の意志とは関係なくと言おうか、いきなり説得されてそれまで週に4回テニスに行っていたのが、いきなり週に3回塾に行く羽目になり、冬休みに至っては元旦と31日以外毎日朝と晩に塾へ行っていたからなあ。私立の入試の日も、終わって帰ってきてからまた塾へ行ったぐらいだ。 まあ塾の時間以外は、漫画を読んだりwiiをやりまくっていたから、余裕と言おうか実感が無いと言おうか、こんなんで絶対通るものか・・と思っていたのだが見事に予想を裏切っていたわけだ。 まあ、受験とその過程での面白いエピソードは色々あったのだけど、それはまた次の機会に。 何はトモアレ・・息子よ、おめでとう、ご苦労さん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|