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カテゴリ:我が家の秘密のお話
今日はちょいと真面目な話を書こうと思っていたが、朝からアホなネタを自分で作ってしまったので、まずそちらを書かねばなるまい・・。
夕食が鍋だった場合、次の日の朝食が雑炊と言うのはどこの家庭にでもあると思う。 我が家もご多分に漏れず昨日は白身魚と蟹中心の水炊きだったので、今朝はその美味しい出しがたっぷりと出たスープで雑炊の予定であった。 いや、雑炊は予定通り美味しく出来たのであるが、問題はその途中で起こった。 雑炊のスープの中には、昨夜の鍋の残骸がある程度残っている。 小さな奴はそのままだし、大きめの奴は網じゃくしですくって、小さく切り刻んで元に戻す。 今日もそのようにして順調に作業は進んでいた。 汁が煮立ってくるのを待っている間、何とはなしにぼ~っと下を見ていると網じゃくしが目に付いた。その網の目には昨夜の鍋の残骸の細切れがぎっしりと詰まっている。 これを見ているうちに、段々とこれを食べねばならないと言う気分になってきた。 食べ物はいかなるものも無駄にしてはなんねえ。 いや、この残骸は最初から僕に食べられる為にそこにあったのだ。 人間不思議なものでそんな気持ちになるのである。 そう言うわけで、大きな口を開けて網じゃくしを加えて下でぺろりと残骸を取ろうとした。 まあ、普通の上品な家庭であればそれを小さなお皿にスプーンなどでこそげ取ってから食べるのであろうけども、猫舌でない僕は、普段のおみそ汁でも鍋物でも何でも味見はお玉から直接食べている。何??汚いって??はいはい、そういう意見ももちろんあると思うけど・・熱いから消毒出来てるからいいじゃん。今はそれが主題じゃないし。 で、食べたのであるが・・。 その途端、「ギャッ!!!」と思わず声が出る程の衝撃が・・!! 実はその網じゃくし、無造作にシンクの上に置いてあったのだけど、場所がガスのすぐ近くで、一部がガスレンジの五徳に触っていたらしく、熱い五徳から熱を受けてその金の網じゃくしも焼きごて状に熱されていたのだった。それを唇の一番粘膜の薄いところに当てちゃった訳ね。 ジュっと音がしたかどうかは定かで無いが、辺りに焦げ臭い匂いが充満・・・はしてなかったから、そんなに真っ赤になるほど熱されていたのではないだろう。 こういう場合、素人さんは慌てて病院に走ったり、軟膏をつけたりするのだが、火傷はまず冷やすことである。もちろん重症の場合は病院へ行かないと行けないけど、それでもまず最低20分はしっかりと冷やす事が大切である。 僕の火傷は唇の端っこ、つまり口角と言うあたりである。丁度水ぶくれが出来てそれが裂けたようになっていた。冷蔵庫を開けて製氷ボックスから氷をつまみ出して患部に当てる。 氷3個を費やした頃、恐々と鏡を見てみた。 良かった、思いの程酷くない。 水ぶくれの破れたところが白く糜爛になって、丁度口角炎(あくちが切れた状態)のように見えるだけである。 うんうん、これも初期治療のなせる技だねと自己満足。 でも、みんな僕を笑わせないでくださいね。 大口開けると傷が引き連れて痛いのよ。 教訓。 お玉(網じゃくし)を直接口に入れるような下品な真似は慎みましょう。 どうしてもの時には、熱くないかどうか確かめましょう。 火傷の時には素早く冷やしましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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