見たまま、感じたまま、思ったまま

久しぶりの祝日＝休診日、雨は何とか止んだ。
でも、寒冷前線通過のせいか風が冷たい、気温もかなり落ち込んだ様子。

でもでも・・もう春の格好になってしまったのだ。
今更後には戻れない。
僕は冬の間はずっとタートルで通している。
普段着の時には黒い綿のタートル、改まった席にはウールやカシミアのタートル。
僕の太く短い首にはタートルは鬼門なんだけど（いや、それより最近流行の前ジップの方がより鬼門）、首を冷やさないようにしてるとここ数年全く冬に風邪ひかないと言うジンクスがあるので、それがもう冬の常になってしまっている。

面倒くさがりなので、こういう格好をすればもう5月の連休ぐらいまでこんな格好で、それからいきなり半袖になり、一旦半袖になると12月初めぐらいまで半袖・・（これは布団もそうなんだけど、5月過ぎまで冬布団、12月頃まで掛け布団無しの状態が続く）と、そんな状態が続くけど、この数日があまりに暖かかったので雨が止んだら春の格好をしようと思っていたので今更予定変更は出来なかったのだ。

半袖の下着Ｔシャツの上に、カールヘルムの派手な長袖Ｔシャツを着て、先日東京で買ったパパスの薄いスウェットのパーカーを着る。前はジップで開けているので、もう気分は春だ。
となりを見たら子供達は綿入れのジャンパーを着て、ヒロキなどはネックウオーマーまで巻いている。この落差はいったい何？？

まあ、今日の主題はこれではない。
せっかくの祝日と言うので、いつものようにデパートで買い物（またかよ・・）した後、家族で映画を見に行った。何の映画かと言うのは後で言うとして、今日は徳島の映画館事情について書いておこうと思う。

数年前に、徳島市から吉野川を渡って少し北へ行った街にあるショッピングモールの中にシネコンが出来た。この中に比較的小さな映画館（と、言うか鑑賞室みたいなもの）が6つほどある。
同じ映画でも吹き替え、字幕、そして一つの映画館で一つの映画ではなくて、朝昼は子供用映画、夜は大人用映画などと結構フレキシブルに運営をしている。

そういう訳でこのシネコンが出来てから、市内の繁華街にあった映画館５つと、郊外（うちの家から結構近い）にあった２つは壊滅的な打撃を受けた。ひとつ、又一つと閉鎖に追い込まれ、市役所の近くにある2階席もある徳島で一番大きな映画館が閉鎖になった事でシネコン以外の映画館は全部姿を消してしまったのだ。

で、独占状態になったシネコンなのだが、フレキシブルな運営はある程度評価するとしても僕はこのシネコンが嫌いである。
まず、このシネコンの映画室は小さいのだ。
今日入った所で、145席、一番大きな部屋で300席（みんな同じ部屋かと思っていたんだけど、ＨＰで調べてみたら違うのね）、小さい部屋は85席である。
で、椅子が結構前の方まである。今日の部屋だと、第一列はスクリーンまで５ｍも無いと思う。
そしてスクリーンは結構上の方にあるので、前の席だともう首を上に向けないと画面が見えない。
そして部屋の割に画面が大きいので、前の方の席だと慣れるまで画面を見ていると酔ったようになる。

映画の画面って、ＤＶＤなんかで見ていると結構横長だと思っていたのだけど、ここのスクリーンは結構正方形に近い。まあこれは僕の錯覚かもしれない。ＨＰで調べたら今日の部屋で8.7×4.7だった。でもこれでも映画のワイド画面と比べると結構縦の割合が多くないか？
だから、何が言いたいかと言うと、前の方の席では上にあるスクリーンを見上げるようになって、更にスクリーンは縦径が長く・・疲れると言うことだ。
今日の席が前から5列目だったけど、慣れるまでには大分時間がかかったし、座高の小さいカズなどはしんどかったと思う。個人的には前3分の１ぐらいは使い物にならないと思う。

もう一つは運営上の問題だが、チケット売り場は６つの部屋全部共通で1カ所だけなのだ。
だから凄く混む。
子供の休み期間中で、どらえもんとかポケモンなんぞやってるとチケット売り場を何周も取り巻いている人がいる。で、その人達が何のチケットを買おうとしているかは全くわからない。
自分の見たい映画はガラガラチンかも知れないのに、混み合っている映画のせいで自分のチケットを買うのに時間がかかって上映に間に合わなかったりする。インターネットで座席の予約まで出来るのは素晴らしいと思うけど、結局予約は予約であって、チケット売り場までたどり着かないといけないので並ぶのは同じなのだ。

まあ係員も気を遣っているようで、去年ハリーポッターを見に行ったときにも、凄い人だかりだし開演まであと10分も無かったのでこれは絶対無理と思っていたら、ハリポタの人は居ませんか？と係員が回ってきて、手を挙げると先に入れてくれた（ハリポタはガラガラだった）。
だから、映画毎にチケット売り場を別にしたらいいと思うんだけどね。

更に・・。
このシネコンのロビーには、マクドをはじめ様々なジャンクフードの店が軒を連ねているのだけど、そこで買ったジャンクフードを映画館に持ち込む人が多いことだ。
トレイの上にどっさりマックやフライドポテトやジュースを乗せて持ってくる。
音もうるさいけど、何よりあのジャンキーな匂いが嫌なのよ。
映画見るか食事するかどっちかにせえ！
ほんの数時間我慢できひんぐらいなら映画館になんぞ来なくて、自宅でＤＶＤでも借りて見なさい！と私は叫びたい。
昔の映画館も持ち込みはあったけど、あんパンとかキャラメルとか都昆布とか可愛らしかったけどね。
映画館なんて、食事飲み物禁でよろしい。100歩譲っても飲み物だけで良いと思うけどね。

と、言うわけで僕はこのシネコンが嫌いなのさ。
もう少しゆったりとした姿勢で、綺麗な空気の中で映画を楽しみたい。
最後に閉鎖になった徳島ホールと言う映画館が最近随時にオープンしているみたいで（眉山はここで上映された）嬉しいことだ。

で、何を見たかというと・・。
これよ、クロサギ。
先日、ネットの漫画系のサイトを見ていて、映画の原作になった人気の漫画と言うコーナーでこの映画が紹介されてて、詐欺師と言うとやっぱりスティングかなと言う古い世代のオジサンはちょいと興味を示していたのだ。

しかし・・ジャニーズの映画とは知らなんだ～～。
山下君、そりゃあイケメンだけど俳優としては木っ端じゃないの？
詐欺の仕掛け自体もちゃっちいし、不自然なところが多い。
なんで鶴瓶が捕まったのかは全然わからんし。
山崎努と石橋蓮次の怪物ぶりばっかり目立ってしまった。
あ・・大地真央も飯島直子も良い女ぶりが良かったけどね。
個人的には奥貫薫が好きなタイプかな。
子供達は感動した何て言ってたけど、山下君のファン以外には辛い映画とちゃうかな。
原作も絵柄がちょっとなのでまだ読んでないしね。
映画のせいで損をした原作・・になるかもね。


もっと大人の映画を常時上映している、大人の映画館（飲み食い、酒タバコ禁）の映画館が欲しいね。