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カテゴリ:我が家の秘密のお話
この4月で48才になったわけだが(何を今更・・)、老眼が進み物忘れが多くなったと共に世代間のギャップに唖然とすることも多い。
この話、ひょっとして前の日記にも書いたような気がするけど。 一晩寝たら前の日の事は忘れているようになったので重複したら勘弁。 何?調べてみたらいいじゃんって?そうなんだけど、そういう気力も無かったりして(笑)。 先日まで、医学部の6年生の女の子達が実習に来ていた。 まあ、皆さん今風の可愛い女性達で僕らが学生の頃の医学部の女の子とはもう人種が違うと言っても過言でないぐらいだ。 まあ、それはおいておいて。 その中で、最後に来たミキちゃんとの会話。 喉の赤い小学生を診察した後の事。 「これは多分溶連菌による咽頭炎だと思うよ。溶連菌って知ってる?」 「はい、知ってます。」 「どんな特徴があるの??」 「えっと・・・?」 「知らないじゃん」 「はあ、すみません」 「溶連菌に感染すると、その毒素のせいで体に赤い発疹が出るんよ。」 「そうですか」 「それを昔は猩紅熱と言ってたんだけどね。まあ、今は抗生物質で早く治療するからそんなにヒドイのは無いけどね。昔はこれで命を落とす人も居たんだよ。ほら、若草物語のベスみたいに。」 「はあ?」 「若草物語って知らないの?」 「知りません」 「え~~女の子だったら大抵読んでるんじゃないの?」 「ほら、メグ、ジョー、ベス、エイミーの4姉妹でさ」 「ジョーが勝ち気な女の子で、ベスは内気な大人しい子で、エイミーはおしゃまな末っ子」 「はあ・・・」 「本当に知らないの??」 「最後の方で、ベスが猩紅熱になって死ぬジャン。それをジョーが看病して・・」 もうこの辺りでムキになっている訳ね。 知らないと言ってるんだから幾ら粗筋言っても無駄だって分かりそうなものだけどね。 しかし、自分も思い違いをしていたようで、ベスは猩紅熱にかかるけど一命を取り留めて、もう少し後の第二部で死ぬんだよね。なんか混同していた。 検索すると、若草物語って4部まであるみたいね。 大草原の小さな家みたいだ(多分これも知らないだろうなあ)。 「じゃあ、赤毛のアンは知ってる?」 「はい、名前は聞いた事があります」 「フランダースの犬は?」 「それは知ってます。アニメで見ました。」 アニメかよ~~~。 最近の女子学生は子供の時に何を読んでいたんだろう? って、聞いても今度は僕が分からないだろうから聞かなかったけどさ。 こうやって世代間ギャップは進んでいくのね。 そうか、「じゃあ、二人で一緒に若草物語を読もうっ」て誘えば良かったのかな。 ちなみに、このミキちゃんは名字が僕らの名字と同じ。 名札を付けて配偶者の横に座っていたら患者さんに「娘さんですか?」と言われたそうだ。 「せめて、妹さんですか?って言えんのか!」と配偶者は怒っていたけどね。 まあ年齢にして20才年下(僕に至っては23才)だから妹より娘の方が無理がないかな。 しかし、普通に喋ってる事が懐メロになったりオヤジジョークになったりする可能性があるって事ね。これからは気をつけよう。 いや、そんなに若い者に迎合することはないか? このサイトのお友達は若草物語知ってますよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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