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カテゴリ:我が家の出来事
自転車泥棒。
世の中にそういう輩が居ることは知っているし、そういうイタリアの名画があるのも知っている。 でも、自分がそういう被害に遭うと思わなんだわ! 正確に言うと僕じゃなくてヒロキである。 彼は毎朝JRの駅まで自転車で行き、JRで徳島駅まで出て、そこから歩いたり時にはバスに乗って中学まで通っている。 夕方になって地元の駅まで帰ってきたら、駐輪場(単なる空き地だが)に置いた自転車が無くなっていたと言うのである。 彼の自転車は2年か3年前に買ったブリジストンのアルベルトと言う車種で、チェーンが金具でなくて硬質ゴムで出来ている。3段変速で27インチなので結構スピードも出る。 実は僕の自転車と同じの色違い、彼のはシルバーで僕のは黒だ。 鍵をかけるとハンドルも一緒に固定されるようになっているし、そんな面倒な自転車を誰が盗むんじゃ?と思うけど、近くを色々探したけど無かったと落ち込んでいる。 しょうがないので今日の午後、近くの駐在所に盗難届を出しに行った。 交番も人不足と見えて、警察OBと思える交通相談員?なる人が相手をしてくれたけど、盗難届って面倒なのよね。色々と詳しい状況を聞かれる。 定価を聞かれるのは良いとしても、時価幾らですか?と言う。 はあ?と言うと、泥棒がこの自転車を売ろうとしたら幾らで売れるかだって、そんなんワシが知るかい! そうこうするうちに本職のお巡りさんが戻ってきた(丁度近所で強盗があったらしい)。 その人は、学校を出たばかり?と言うぐらいの若い女性で、このくそ暑いのにだぶだぶの上下の袖がきっちり締まった制服を着て、重いトランシーバーを下げ、でっかいヘルメットを被っていて、見ていてもこっちが暑くなってきそうだった。僕は半袖のTシャツ1枚だったもんね。 でも、この人は汗もかいておらずヘルメットを脱ぐ暇もなく「お待たせして申し訳ありません」とてきぱきと仕事を始めた。う~ん、若い人はいいねえと思わず感心。 現場検証をせなあかんと言うので、二人で一緒に駅まで行き、このあたりで自転車を置いたらしいんですよと説明。そのお巡りさんは、「そんなしっかり施錠した自転車をこんな場所で盗むのは考えにくいのでもう少し探して見ましょう」とおっしゃる。昨日息子が探したんだけどな~と思いつつ辺りを探してたら・・・あったのよ、息子の自転車が。 彼の供述とはかなり離れた場所だったけど、ちゃんと施錠した彼の自転車があった。 僕は疑っていたのよね彼を。急いでいて慌てて施錠を忘れていて盗まれたのではないかと・・。 こころの中でご免と謝る一方で、ちゃんと探せよこのアホがと腹を立てる。 お巡りさんが言うには、多分車の通行の邪魔になるような形で止めていたので、駅の人が移動させたのだろうと言うことだった。(彼はギリギリの時間に行くので、駅の出入り口に一番近いところに停めたと言っていた)。 今朝、身代わりに彼が乗っていった僕の自転車の横に、彼の自転車を並べて置いた(両方持って帰れよと言う無言のメッセージ)。 「暑くてお忙しいところ、ご足労かけて申し訳ありません」とお巡りさんに平謝り。 でも、そのお巡りさんは涼しい顔で「いえいえ、とんでもないです~見つかって良かったです~。さっきの盗難届はこちらの方で破いておきますからね」と爽やかに去っていった。 う~ん、負けたと思ってしまった。 自分だったら、「ちゃんと探せよこのアホう」と心の中で思うのが顔に出るんじゃないかな。 若いのに、いや若いからか・・なかなかやるじゃんと思った次第。 最初、自転車の盗難届なんて、いちいち何で駐在までいかなあかんの。 インターネットで、必要事項を記入して、見つかったらメールで知らせてくれたらいいじゃん、警察っちゅ~のはなかなか進歩が無いなあと思っていたのだが、やっぱり現場に行くと言うのは大事なことだったのね。 しかし、これが本当に盗まれていたら、GWは不快な気分で過ごしていただろうけど、笑い話で済んで良かった、良かった。 教訓・ 自転車は人様の邪魔にならないように置きましょう。 しっかり鍵をかけましょう。 盗まれたと思っても、まずしっかり探しましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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