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カテゴリ:我が家の秘密のお話
今日は風も強いし外は寒そうだ。
例年1月の10日前後、徳島で言えばえべっさん(恵比寿神社のお祭り)の頃、センター試験の頃でもあるが、この頃は1年のうちでも一番寒い季節の一つで、毎年雪がちらほらと降ったりする。 我が家の寝室は南向きで日中の日当たりが良いし、建物自体が鉄筋で密閉性が良いこともあり、エアコンを付けずにデロンギヒーターだけで十分暖かいのであるが、さすがにこの季節は少しもの足らないかなと言う気がする。 それと、デロンギで室内がまあまあ暖かくても布団の中、シーツが冷たいので布団に入った直後はヒヤッとしたりするのである。 我が家の寝室は少し前にリフォームして、畳を全部どけてフローリングにして(もともと、フローリングの上に畳を敷いてあった)、古いベッドを捨てて新しいシモンズベッドを並べて置いてある。 並べてと言っても隣のベッドからはすぐに襲われないように間は微妙にあけてある。 いや、そうしないとベッドの下のお掃除やメイキングの時に困るのでね。 最近、そのベッドの間に自分の布団を持ち込んで寝ている奴が居る。カズである。 こいつは、わざわざリビングの横の和室を潰して部屋を作ってやり、高価なデスクや新品のベッドを買って、ヒロキやミドリが妬むほどの部屋を作ってやったのに、自分のベッドで寝たのは最初の1日だけで、後は「父ちゃんと母ちゃんの近くがええんじゃ」のたまって、自分の布団を持ってやって来た。 僕ら夫婦のベッドの間は、カズの布団の幅と比べると微妙に狭いのだが、そのせいで彼の敷き布団の両側は僕らのベッドのフレームのところで少し折れ曲がるが、それがクッションになって寝返りを打ってベッドに当たっても痛くないと言う利点を生み出している。 で、寒がりの配偶者は湯たんぽなんぞ抱きしめて寝ているのだが、僕の場合はシーツが冷たくても少し時間が経てば自分の体温で暖まって冷たくなくなるのである。 それまでの間、何か湯たんぽの代わりになるものはないか・・と考えていたらそこにあった。 カズである。 子どもは一旦寝てしまうと、叩いても蹴っても起きないので、こいつをよっこらしょと抱き上げて自分の布団に入れる。しばらくの間こいつと抱き合っていて、お布団が暖まれば下に蹴り落とすのである。 いや、下へ降りていただくのである。 しかし、最近ではこいつもミドリと合わせて100kg兄弟の片割れになっているだけあって、抱くのも降ろすのも一苦労でまたぎっくり腰になりそうである。 それで考えた。別にこいつを抱き上げて布団に入れなくても、最初から布団に入って貰えばいいのだ。 「カズ~父ちゃんの布団暖めとってな~」とお願いすると、父ちゃんのベッドに入ってもいいん?と目を輝かせて言う。どうぞどうぞ、あっためとってね~とお願いして、夜中に寝に来た時はお布団は彼の地熱でしっかり暖まっている。ちょっと目を覚ましそうなときには、頭を撫でてやったり、耳元で「父ちゃんの事好き?」なんて聞きながら安心させてぐっすりと眠っていただき、眠ったところで下へ蹴り落とす、いやおがんでから丁寧に降りていただくんですね。 まあ朝まで一緒に寝ても良いんだけど、寝相悪いし時々掛け布団持って行かれたりしてこっちも安眠できないのでね。 それでもこっちも不覚にもけ落とし忘れて、朝起きたらすぐ目の前にカズの足があったりして、げ~っとなったりするのである。 彼は夜に起こったことは全然覚えて無くて、朝自分がベッドの下で寝ていても何も疑問は持ってないようだ。 父ちゃんの布団に入れてカズもハッピー、布団が暖まって僕もハッピーですね。 ん?配偶者は? 我が家で一番寝るのが早い(夜の9時には布団に入っている)彼女は、周りで何が起こっても朝まで知らずにぐっすりと寝ています。彼女が一番幸せかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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