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カテゴリ:この歌が好きだ!
ユーミンとの出会いについては、何度かブログでも書いたような気がするけど、自分でも忘れて居るんだから誰も覚えてないと思うので、何度でも書いておこう。
彼女がデビューしたのは丁度僕が中学1年になった1973年だったと思う。 小学校6年生頃から、拓郎、泉谷、古井戸などのフォークにそまっていた僕が中学に入って始めたことは、英会話の勉強の為に買って貰ったラジオカセットで深夜放送を聞く事だった。 最初の頃はヤンリク(ヤングリクエスト)と言うのを聞いていた。当時アルバートハモンドの「カリフォルニアの青い空」とかカーペンターズの「シング」とかギルバートオサリバンの「アローンアゲイン」とかがリクエストの上位に来ていた記憶がある。 洋楽が中心だったのがイマイチだったのか、単にリクエスト形式だけだったのに飽きたのか、次第にTBSのパックインミュージックへと居場所が移っていった。 パックは当時、前半と後半に分かれていて、後半は午前3時からの開始だったのでさすがに中学生は辛かったが、前半1時から3時までは必死で目を開けて耳をこらしながら聞いていた。 この前半で火曜日の夜(正確には水曜日になるわけだが)を担当していた今は亡き林美雄さんと言う人は色々とアンテナの凄い人だったようで、当時無名だったミュージシャンを色々とリスナーに紹介してくれた。 その筆頭がユーミンで、他に山崎ハコも林さんを介して知ったし、気がつかなかったけど勇造さんも結構かけてくれていたらしい。 で、そのユーミンとの最初の出会いが、林さんがパックの中でかけてくれた、デビューアルバムの中のB面の1曲目だったかの「ベルベット・イースタ-」だったのだ。 なんせ、とにかく新鮮だったのよ。 それまでフォークギターの音が中心の曲ばっかり聞いていたでしょう。ピアノの弾き語りと言うのも初めてだし、女性シンガーを聞いたのも初めてだったし、なんか別の世界の音楽だったなあ。 その日は衝撃で眠れなくて、白々とあたりが明るくなってきて、その中でもこの曲のイントロの旋律がいつまでも頭の中から離れなかったのだ。 今から考えたら、そもそもこの曲のタイトルの意味だって分かってなかったんだし(実は今も分かってなかったりする)、歌詞のあのアンニュイな雰囲気と言うのも初めて味会う物だった。 今まで聞いていた男の歌と違う異質の女の世界を垣間見たような気がしたのだった。 そうかあ・・女性ってこんな不思議な生き物なんだ~って思った記憶がある。 そういう意味で僕の女性初体験はユーミンだったのかも知れない(恥)。 翌日にはアルバムを仕入れて、他の曲も聞きまくっていたし、後はアルバムが出るごとに買っていた。 松任谷由実になってから暫くまでずっと買っていたかなあ。 その後他の種類の音楽も聴くようになったけど、ユーミンのアルバムは新しいのが出るたびに大学生になった頃からは貸しレコード屋さんで借りて、カセットに録音。それと当時徳島のNHKFMでやってた「夕べのひととき」と言う番組では、アルバム一枚をまるまるオンエアしてくれると言う、今から思えば凄い番組があってそれを通してエアチェックをしていた。 中学、高校、大学時代っていつもユーミンの歌は側にあったし、しかもいつも何年か年上で先を走っていたなあ。 社会人となり、更に聞くジャンルが広がって、次第にユーミンの新作を追わなくなった。 最後に買ったのは「リフレインが叫んでいる」が収録されているアルバムだったような気がする。 あのリフレインも良かったよねえ。 別に嫌いになったとかそういう訳でなく、いつしか離れていったけど、今ベスト盤のCDや(ユーミンのアルバムはほとんどLPでしか持っていない)YOU TUBEにアップされたのを見ていると、じわ~~っと涙腺が緩くなったりするのだ。 沢山のアルバム、数え切れないぐらいの名曲書いたけど、でも一番やっぱり忘れられないのは「ベルベットイースター」なんだよなあ。 最初の女が忘れられない??三つ子の魂百まで?? ユーミンももうじき還暦のはず。まだまだモンスターのように頑張って欲しいものだ。 今更かも知れないが、1度ライブにも行ってみたいなあ。 このエレベーターガールのような衣装を着た動画はいつの頃だろう? ベルベットイースター お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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