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カテゴリ:オレにも言わせろ!
4月日、今日から新たな保険システムでの診療が開始した。
明細書の発行、義務なのでとりあえず発行して本人に見せる。 今後も必要と言った人も居るが、不要と言う人もかなり居たみたいだ。 この明細書の点数は1点なので、10円。1割の人なら1円、3割の人で3円の自己負担だが、切り捨てになるので、患者さんの自己負担はつかない。 10円ってさあ・・・明細書はA4の紙って決められていて、紙代と印刷のコストを考えるとホントにあほらしいよね。 何よりも、印刷した明細書、その場で要らないって人もいるし、持って帰っても殆どろくに見ずに捨てられるだろう。 (だって、見てもよくわからんし)。 当院は院外処方なので、薬の名前は入らず、殆どが診察料、管理料だけ、たまに検査をする人は検査料が入力されるシンプルなものである。A4じゃなくともA5でも十分に出力できる。 でも、考えて。 この紙って結構無駄だ・・。 毎日何十人かの人に出すわけでしょう。 レセプトコンピューターを入れて、最近はレセプトの提出がオンラインになって、やっと紙の使用が減ったと思ったら、これでまた一気に不要な紙が増えた。何のためにやってるのかわからへん。 レセプトオンラインになっても紙が完全になくなった訳ではない。 まず仮に紙で出力、それを医者と事務員が点検して(画面で点検すると言う方法もあるけど、目と頭が疲れるので実際に出力するのが簡単)から、今まではもう一度正式のレセプトを出力していたのが、これをやらずにオンラインになったわけだ。それでも一月に1000人前後出力するので、1000枚は紙が減った計算になる。 一人の患者さんで言えば、2回の出力が1回になって、使う紙が半分になった訳だ。 うちなどは、エコの観点から、この仮の出力も、前回使った紙の裏を次に使うという具合にして紙の無駄を減らしている。 ところが、この明細書、1回の受診に付き1枚だから、ひと月に1回の受診の人で1枚、複数回受診した人はその回数だけ出力される事になる。そしてその大部分は廃棄になる・・。 これがどれだけ紙の無駄になることか。 当院では、今日その場で要らないと言った人には、明細書を返して貰い、また仮レセプトの出力の時に使用するつもりでキープしてある。こんな風に紙の無駄遣いを防ぐように現場では努力しているのだ(金銭的な理由と言うよりは、無駄を防ぐと言うエコの観点からの意味合いが大きい)。 それなのに、厚労省はこんな紙の垂れ流しに繋がる施策を平気で作ってしまうのである。 どうか読者の皆さんも、明細書貰っても、後で捨てるぐらいならその場でチェックして受付にもどしてください。 そしたらまた再利用しますから。(もちろん、自宅で何かに使っていただいても結構ですが)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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