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カテゴリ:豊田勇造さん
1部セットリストまとめ
1 ギターが友だち 2 ギブソンJ200 3 走れあるまじろ 4 チェンマイの月 5 夢で逢えたら 6 再会 7 チャオプラヤ河に抱かれて いつものように1部と2部の間は、ケストナーさんの美味しい珈琲を飲みながら、買い物タイム。 毎年スタッフ出来てくれる細谷君、既婚でお子さんはまだと言うので、「奥さんも連れてきたら」と誘ったら さっそく来てくれて、一番楽しんでいてくれたみたい。 夫婦で仲良くCDを売ってます。 「そうか~~うちの旦那は毎年こんな楽しい事をしていたんだ~~~」って。 さて、みんなのトイレ休憩も済み(病院のおかげでトイレは何カ所もあって、ライブハウスよりも充実している)、 いよいよ2部。 勇造さんのMCで始まる。既にギターがブルーズのフレーズを刻んでる。 「10年目と言う事で、俺からプレゼントを持ってきました。生ものです!!ご注意ください。 それでは生もののプレゼント、筒井敬明を紹介します~~!」 こうやって2部の最初は、濃いブルーズナンバー「ホールド・オン」から始まる。 マイクのセットの済んだケイメイさんが、それに鋭く絡む。 勇造さんってピンの魅力が凄いし、僕は好みと言えばソロなんだけど、こうやって優れたミュージシャンと絡んでいくと、また別の深い味わいが出てるんだね。 例えてみると、カクテルのベースになる酒が優れていると、どんなカクテルでも絶妙の味になるようなものだ。 2曲目も激しいナンバー、新曲の「怒りの葡萄」。 タイで読んだスタインベックの本にインスパイアされて書いたと言うこの曲。 なんでくそ暑いタイでこんな本を・・と思うけど、それがまた勇造さん。 これから勇造さんは歌い込み、僕らは聞き込んでいく曲なのだと思う。 そして最近の曲の中では、勇造さん自身がもっとも気に入ってるだろうと思う「住所録」。 この曲の後半で歌われる「ありがとう。幼なじみ達、ありがとう、父と母。」 このあたりの下りでいつも僕は目頭が熱くなる。 正面切って自分の言葉で「ありがとう父と母」って歌えるのが凄い。 心で思っていても、なかなか照れくさくて歌えないでしょう。 続いて激しいナンバー「それで十分」。 この歌の歌詞は勇造さんの曲の中でも白眉だと思う。 選ばれた簡潔な言葉が胸に響く。 途中から~~ ♪別れの夜に一杯の酒 ♪旅立ちの朝に一杯の珈琲 ♪履き慣れた靴 とっておきのシャツ ♪進める道があればそれで十分 ♪それで十分 それで十分 ♪命あればそれで十分 ♪生きてる事が最高 ♪今、命がある それで十分 ♪腕には力 ♪足には風 ♪心には海 ♪それで十分、それで十分 ♪命あればそれで十分 昔は、この簡潔な言葉が激しいギターリフに乗せられるのに少し違和感があって、5年ぐらい前のライブでは、この曲をレゲエのリズムでやってくれなんて、無茶な注文を出して勇造さんを困らせたけど(もちろん、素晴らしい演奏でした)、今はこの激しいリズムが響く言葉をしっかり受け止めているのだと思う。 ケイメイさんは、キティちゃんの付いたメガホンを持って客席を飛び回りハモニカを吹く。 勇造が歌い 敬明が吹く。 二人が燃える。 リクエストには必ずこたえてくれる勇造さん。 僕が飲み屋で歌う「雲遊天下」を聞いて「ええ歌やなあ~~」と感動してた細谷君のため、次の曲はこの曲。 ♪荷物少し減らして 歩きはじめよう ♪道ばたに咲く 名も知らぬ花を ♪数えながら行こう ♪大空の下 遊ぶ雲のように ♪人が生きたかたちなど 何もとどまらぬもの ビデオ見ていたら、ケイメイさんも少し歌ったりしていたみたい。 そしてラストは僕がリクエストした「老いてこそロック」。 円山のようにダンシングタイムにはならなかったけど、平均年齢の高い当院のライブの観客は、みな胸に期するものがあったに違いない。 ♪老いてこそロック! ♪老いてこそブローズ ♪老いてこそ旅 ♪老いてこそ愛~~ 嵐のような拍手の中、2部も無事に終了。 舞台から去った二人は、休む間もなくアンコールの拍手に引き戻される。 アンコールは、このライブに来る人なら毎年おなじみのナンバー 「花の都ペシャワール」 ♪生き急ぐことはない~~死に急ぐ事はない~」 実は僕のiPodの裏には、この言葉を刻印して貰ってるんだよね~~。 そして2曲目の「大文字」、既に前奏のところからみんなが歌ってる。 ♪さあもういっぺん、さあもういっぺん ♪火の消える前に ♪さあもういっぺん、さあもういっぺん ♪火の消える前に 感動の中、この日のライブも無事に終了。 2部のセットリスト 1 ホールド・オン 2 怒りの葡萄 3 住所録 4 それで十分 5 雲遊天下 6 老いてこそロック 前に出て行って最後の挨拶。 スタッフに感謝を述べ、家族に感謝を述べて終わろうとすると、何と勇造さんがもう1曲歌いたいとのこと! 娘のミドリがリクエストした4曲のうち1曲を歌えてなかったのが心残りだったらしい。 (4曲はリクエストしすぎだろう、ミドリ)。 ソロで、Tシャツの袖をまくりながら、軽く気持ちのほぐれる「もしも賀茂川がウイスキーなら」。 いつものように、ご当地の川を読み込んでいく。 ♪もしも吉野川がウイスキーなら ♪もしも新町川がウイスキーなら~~ いつも思うのよ。 この歌をバックに、色々画像を入れて、ウイスキーのコマーシャル映像を作って売り込もうなんて。 もちろん、映像のラストは勇造さん含めファンのみんなで、ウェリィ~ウェリィ~ウイスキー~アイスキ~ウイスk~~と乾杯するのだ。 こんな風に2部も終了。 アンコール 1 花の都ペシャワール 2 大文字 3 もしも賀茂川がウイスキーなら みなさん楽しんでくれたみたい。 病院の至るところに貼ってあった今年のポスターをくださいと言う人が続出。 サインを書いて貰うとの事。 ここでアイデアが浮かぶ。 来年は、ポスターの中にサインを貰うスペースを入れてみよう。吹き出しみたいにして。 そして楽しい打ち上げ。 勇造さん、ケイメイさん、僕ら家族とスタッフ、そして県外から来てくれた人、毎年のファンの人など総勢15人の輝く笑顔がある。 ライブをやって良かったなあと思う瞬間だ。 聞くだけの喜びとはまた違う、参加する喜びがあるのだ。 11時の鐘を聞こうとする頃、惜しまれながらも終わりの時が来る。 僕が挨拶をして、最後に勇造さんにひと言をお願いしたときだ。 勇造さん、やおらギターケースを取り出して歌い出す。 マイクも照明も無い普通の部屋。しずかにケイメイさんが寄り添う。 ラブソングの「ワルツを踊ろう」。 これは10年で初めてのこと。 みんな驚きながらも、胸が感動でいっぱいになる。 そしてもう1曲。 ケイメイさんと踊りながら、今日も歌った「それで十分」。 このあたりで僕は撮影していたビデオを放り出した。 黙ってじっと撮影していたのでは勇造さんに失礼だ。 1曲歌ってくれたのがひとつの心やとしたら 踊って歌い返すのがまた心やないか~~~! 歌って踊って拍手して、それが聞いてるものの礼儀である。 まあライブの時は記録者としての責任も感じてるので、一生懸命撮影してるんだけど(それでも自分の歌ってる声がよくビデオに入ってる)、やっぱりライブは身体を動かして楽しまないとね。 京都から来たKyさんも、今日始めてスタッフとして参加してくれた陽子さんも身体を揺すって笑ってる。 みんなの笑顔が部屋中に広がっていく。 最後はギターの弦がぶち切れるまでの熱演。 それを見ていたのは、この僕ら13人だけなのだ。 本当に10年続けて良かった。 勇造さん、ありがとう!!おおきに!!! 翌11日も青空。 いつものように、高松行きの特急に乗る勇造さん。 別れの時間は寂しい。 でも、また旅のはじまり、そして来年へのライブへの始まり。 偶然行き会わせたKyさんと一緒に勇造さんを見送る。 昔はヒロキやミドリがしたように、今はカズが列車を追いかけて走っていく。 ありがとう勇造さん、また来年もよろしく!! ライブから何日か経った。 勇造さんとケイメイさんの泊まった部屋には、ミドリの書いた名札が貼ってあったけど、それに二人 が書き置きをしてくれていたのに気づく。 勇造さん。 ケイメイさん(左の下の方ね) この名札がなかなか外せない。 来年まで置いておこうかなんて思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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