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カテゴリ:読書、映画、テレビなどのこと
早川義夫さんの新刊読了。
と、言っても本職の物書きではないので、再デビューして2冊目のエッセイ集。 彼のHPの日記を集めた本だ。 そういう意味では最初のエッセイ「魂の場所」には密度が劣るかもしれないが、これもまた早川節と言おうか、彼の人柄がそのまま出たステキな本だった。 その作者そのものが暖かく迫ってきて、読んだ後にその人が好きになってしまうのがステキなエッセイだと思っているのだが、この本もそう。奥さんとの暖かいやりとりにクスッと笑いながらも、その手のひらの上でドタバタしてる早川さんが可愛い。 そして愛犬のチャコの死や、仕事上のパートナーだったバイオリニストのHonjiの死。 それら身近なものに捧げられる彼のほとばしるような気持ち。 自分を飾らず、弱さも愚かさもさらけ出している。 裸のまま、歌と同じ。だからステキなのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.12.20 00:39:20
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