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カテゴリ:我が家の秘密のお話
今日は知人の訃報を受け取った。
子どもの同級生のお母さん。 バレーボールをやっていて、PTAのバレー大会には、一緒に何度か出場したことがある。 ママさんになってから始めた人だけど、170cm近い身長と、キャディをやって鍛えた脚力、背筋力で男勝りのアタックを打つ人だった。見かけも、ショートヘアで金髪で男みたいだったけど。 確か長男が4年生の時だったか、チームに男性が3人しか居なかった。普通9人制のミックスなら、男性が5-6人居るのが普通なんだよね。「お前が居るからうちは男4人だな」なんて冗談を言ってたものだ。 その大会、1回戦でフルセットの末のジュースで負けてしまった。でも3セット目のジュースは29対27まで行ったのよ。 9人制は1セット21点だから、凄い接戦だったわけ。 彼女がレフトから、僕がらいとから打ちまくったんだよなあ。うん、あれは負けたけど良い試合だった。 そんな男みたいな彼女が、子供さんを2人連れて再婚したのは去年の事。 相手は身体のでかい、金髪のどうみても建設系のおっちゃんだった。 去年の大会は、中学のPTAとして二人とも出場。彼女は、肩を痛めていて上がらないと、少し精彩を欠いていた。 試合が終わって、身体のでかい夫婦が軽自動車に乗って、運転席から、助手席から顔を出して、スパスパタバコを吸いながら帰って行ったのが印象的だった。 残された子どもは高1と中1。連れ子を2人抱えたおっちゃんは大丈夫だろうか? ともあれ、明日は告別式だ。もう既に雨が降っている。 サヨナラ恵理ちゃん。 また機会があったら、向こうでバレーしようなあ。 最近僕は涙腺が緩いからなあ。 運転免許更新の講習の飲酒運転で一家が崩壊するビデオを見て泣いちゃったぐらいだから。 明日は大丈夫だろうかなあ。 最近よく死について考える。 と、言うか知人がよく死ぬにつれて、死を身近なものとして実感する事が多くなった。 仕事柄、死には慣れている。 勤務医の頃は、一晩に4人見送った事もある。 でも、自分の死は何だか怖い。 肉体的な痛みの恐怖ではない。 身体は灰になって終わり。でもその灰は残る。 自分の心、気持ちや思いが、そのままぷっつんと消えてどこへ行くのだろう? 僕の事を記憶にとどめてくれる人も何人かは居るだろう。 でも、その人が達が死んだら・・。 そんな事を考えると怖くて死ねなくなる。 考えてもキリが無い。 今を精一杯生きるしかないのだなあと改めて実感したしだい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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