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カテゴリ:そのまんま日記
え〜と、日曜日の午後の過ごし方として、プールに泳ぎに行くと言うのはかなり高頻度なのである。
で、スイミングが終わると、近くのお店でジェラートを食べる。これが美味しいのだ。 スイミングをしてエネルギーを消費する行為と、ジェラートを食べると言う行為の間に限りなく矛盾が横たわっているではないかと言うご意見もあろうと思う。 ま、今日の主題はそのことでないので、今回それはパス。 言い訳すれば、ここのジェラートは通常のカロリーの半分なのだ。それに美味しい・・。 で、そのお店はカウンターで好きなのを買って、店内に置いてある数脚の椅子に座って食べるか、店外に出て外や車の中で食べるかであるが、自分はいつも店内の椅子に座って食べている。 どんどんお客さんが入って来る。 なんで女性は必ずダブルを注文するのだろうなとと、哲学的な思索に耽っていると「こんにちは、また逢いましたね」と挨拶をされた。 実は、その男性には少し前にもそのお店で会って「こんにちは」と挨拶をされたのだ。 その時には、おうむ返しにこちらも挨拶を返したけど、自分はよく知ってるはずの顔なのに、どうしても名前が出て来ない。村上春樹に似た丸顔で、髪の毛は白髪で、でもファッションが若々しくてセンスがあって、どこかの洋服のショップの店員さんだったろうか・・などと一生懸命考えても思い出せずに、ずっと心の中に引っかかっていたのだ。 今日も彼は、ダメージジーンズとスニーカー、切り返しの付いたTシャツにコットンのマフラーみたいな小洒落た格好をしていた。連れている小学生らしきお子さん(前回は奥さんも一緒だった)もみなセンスのある洋服を着ている。 やっぱり名前が思い出せないので、このままずっと心にひっかかりを持ったまま生きて行くのは嫌だと思って、思い切って尋ねてみた。 「失礼ですが、どなた様だったでしょうか?この間からずっと思い出せずに心にひっかかっているのです」 「○○」ですと、その人はお店の名前を教えてくれた。 な〜んだ、そこは我が家が家族で、そして仕事がらみでもよく使う割烹で、彼はそこのマスターだったのだ。 言われてみればなんてことはない。どうして思い出せなかったのだろう? 考えてみたら、服装なのだと思う。 僕が知っている彼は、いつも白い割烹着の上下を着ている彼で、それ以外の洋服を着てるところを一度も見たことがなかったのだ。 ○○のマスタ^=白い割烹着と言う刷り込みが出来てしまっていたのだろうあな。 翻ってそれは僕にも言えると思う。 駅前のデパートや、近所のスーパーで患者さんに逢うと、こちらはすぐに患者さんだと解るんだけど、相手の方は「え〜とこの人はよく知ってる人なんだけど、一体誰なんだろう?」みたいな顔でじっとこちらを不審層に見つめている人が居る(大抵はおばさん)。 こちらは解ってるので、にこっと笑うと、ますます不審そうな顔でじっとこちらへと視線が追いかけて来るのを感じる。白衣を着てるところしか見てないので、ジーンズの上にアロハを着て、眼鏡を外していたら(診察の時には中近の眼鏡をかけてる)わからんのだろうなあと思う。 人間って着ている服を目印として覚えてしまってるところがあるよね。 それは必ずしも良いことではないだろうなと反省。 また年末に、家族で彼の割烹へ美味しい料理を食べに行こうっと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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