カテゴリ:トライアスロン!
トライアスロンのバイクパートで追い越しをかける時、追い越すのがあまりにもゆっくりだとドラフティングとみなされてしまいます。追い越しについては、以下のようにルール化されています。
長いのでコメント付きで解説します。(コメントも長いですが...汗) >(追い越しと手順) >第94条 >追い越しを試みていることきは、15秒以内に >限り、他の競技者のドラフトゾーンに進入できる。 ドラフトゾーンの長さは前方車両の最前面から7m後方なので、15秒間で7m、つまり秒速約50cmのスピードで前方車両に近づかないといけないということになります。時速にすると約1.7kmの速度差、前方車両がほぼ同じペースだとかなり気合い入れて追い越さないといけないかも。 >2 「追い越しを試みている」とは、追い越す気持ちを持 >って前進している状態をいい、先行する競技者のドラフ >トゾーン内において先行する競技者と同一の速度を保っ >たまま走行しているときは、追い越しを試みているとは >みなさない。 15秒で7mの追い抜き...と審判が厳密に計測するのはかなり困難なので、実際には追い越す意志があるかどうかを見ていることが多いのです。 >3 先行する競技者は、追い越されるまでは加速をして競 >うことができる。 後ろから追い越す気配を感じたら加速してドラフトゾーン進入時間15秒を越えさせることができるんですね。ちょっと意地悪?(^^;) >4 追い越しを試みている競技者のバイク前輪の最前部が、 >先行する競技者のバイクの前輪の最前部より前方に出た >ときに「追い越された」とみなす。 >5 追い越した競技者は、追い越すときの速度を持続させ、 >追い越された競技者の前輪の最前部から7m以上引き離 >してから、緩やかにキープレフト走行に入るものとし、 >キープレフト走行に入る前に速度を緩めてはならない。 追い越してからも相手の進路を妨害しないように、7m以上引き離してからキープレフトするんですね。「速度を緩めてはならない」ということは、実際には最長 7m+7m=14m 追い抜きをかけないといけないということになります。 >6 追い越された競技者は追い越された瞬間から加速を止 >め、15秒以内に追い越した競技者の前輪の最前部から >後方7m以上離れてドラフトゾーンから脱しなければな >らない。 実際には追い越す側より追い越される側が意識的にドラフトゾーンを脱しないといけないルールになっています。自分の場合、追い越されたら減速して一休み、ドラフトゾーンを脱して再度追い越す、という行動を心がけています。(一気に追い越された場合は、あまりの速度差にそのまま走りつづけますが ^^;) >7 追い越された競技者は、前項の方法により一度追い越 >した競技者のドラフトゾーンから脱する前に抜き返して >はならない。 追い越されたからといってムキになってすぐに追い越すのは、ルール違反ですよ~。(^-^) >8 追い越しを試みている競技者が、15秒以内に先行す >る競技者を追い越すことができないときは、この時間内 >に先行する競技者のドラフトゾーンの後方に脱しなけれ >ばならない。 心の中で15秒測って追い越すという人はあまりいないと思いますが、追い越すのにあまりに時間がかかるようであれば、いったん後方に下がる判断も必要です。 >9 複数の先行する競技者を追い越す場合において、それ >らの競技者の間に入ることによってドラフトゾーンの重 >なりが生じるときは、これらの選手の間に入ることなく >一気に追い越さなければならない。 >10 追い越しの手順のイメージ図は次のとおりとする。(以下略) 一人追い越したと思ったら、その先に数人の選手が等間隔で縦一列に並んでいると.....相当体力使います。(^^;) バイクコースが周回コースで参加選手が多い場合、なかなか理想通りの追い越しとはいかない場合はありますが、追い越すときはキビキビ抜いていきたいものです。 選手一人一人の心がけが、危険な集団走行を防止することにつながるわけですから。(^-^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年03月16日 23時21分01秒
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