テーマ:トライアスロン!(65)
カテゴリ:トライアスロン!
今日は全国一斉にトライアスロン審判員の講習会&認定試験が開催されました。
千葉県においても千葉県トライアスロン連合が主催で講習会を開催しました。で、私はというとバイクのルールに関する講義担当でした。 審判に関する講義は去年から何度か受け持っているのですが、毎度のことながら、決められた時間で全てのルールを説明するのは難しいですね。(時間配分は永遠の課題だなぁ。) 試験にはルールブックを持込みOKなので、ルールの細かい内容よりも「なぜこういうルールなのか」「審判としてどう判断するか」の考え方を中心に話しました。 しかし、実際に出た試験問題を見て「あっ、ここをもう少し詳しく説明しておけばよかったな~」と反省することもしばしば。(まあ、試験問題を完全に予想することは無理なんですけどね。) 以下、試験問題の解説(というよりは自分へのメモ)です。これから先はトライアスロンを知っている人でないと難しいので読み飛ばしてください。 1.ブロッキングについて ブロッキングというは平たく言うと「バイクでの進路妨害」なのですが、今回の問題に出てきたのはルールブックをよく読み込まないと解釈できない進路妨害の状況についての解答でした。 前の選手を追い越そうとして、右側に進路変更したら後ろから追い越そうとしている選手の進路妨害になるという状況。この状況を想像できた人は3割程度でした。 前の選手を追い越す時は後方確認が必要、しかもこの進路妨害はドラフティングと違い即違反が適用されるということに自分自身初めて気がつきました。(汗) 2.ペナルティについて ペナルティの取り方としていろいろあるのですが、今回出たのは「ストップ・アンド・ゴー」と「タイムペナルティ」。どちらも違反することによって時間的に優位になる場合に適用されるペナルティです。 ストップ・アンド・ゴーというのは、違反した選手を前にして一定時間止めるもの。 タイムペナルティというのは、レースが終了した後で違反の程度に応じてタイムを加算するもの。 どちらにも一長一短あって、そのメリットデメリットを記述する問題なのですが、やはり経験が無いと想像が難しいみたいで。正解率は5割程度でした。 意図的に違反して審判から停止させられる選手ってそうそういないですからね。(もちろんいたとしても審判員試験は受けないはず。^^;) 試験が終わってから採点していたら、いろんな視点の回答がありました。中には模範解答以上の回答があったりして(お見事!の一言に尽きる ^^)、本当によい勉強になりました。 今年も千葉の審判員は強力なメンバーが続々と増えそうで今から楽しみです。(^-^) 参考、トライアスロン競技規則についてはこちらをどうぞ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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