テーマ:プチリゾート千葉!(198)
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千葉県君津市にある「濃溝の滝」(のうみぞのたき)に行って参りました。(2016年10月30日) 濃溝の滝 Instagramで話題になった写真の足元にも及ばないですが、とても良い雰囲気の場所でした。 (観光客が少なければもっと良い場所なんだけど、自分もその一人なので何も言えないですが、、、笑) でもなぜ、このようにトンネルの中を川が流れるようになったのかと言うと、平地(=農地)に恵まれないこの地域特有の事情があったからだと言うことがわかりました。 上総地域には昔から農地を確保するために「川廻し」と言って、蛇行している川をショートカットさせて川の流れを変え、水の流れなくなった部分を農地として活用していたそうです。 濃溝の滝の入り口にある「川廻し」の説明 当然ながら、この滝の脇には水の流れなくなった過去の河床部が数百メートルにわたって続いています。 ここもまた何とも言えない雰囲気の良い場所で、夏はホタルが飛んでいるそうですよ。 濃溝の滝の脇に伸びる「川廻し」跡 江戸時代から明治時代にかけて、千葉県南部ではこのような「川廻し」工事を行った場所がたくさんあるそうです。
現代のように作業機械があるわけではないので、人力で掘り進めたのでしょう。 当時の農民の方々が、どれだけの年月をかけて、どんな思い出この穴を掘ったのか、一年中掘っていたのか、それとも農閑期だけ掘ったのか、一人で掘ったのか、村中総出で掘ったのか、途中休憩しながら弁当食べたり雑談したりとかしてたのか、、、などなど想像を巡らせると、当時の農民のみなさんの魂がこの場所に残っているような気がしてきます。 川廻しの紹介については、こちらのページをどうぞ。 『川廻し』とは --上総地方特有の河川工事-- 房総の川廻しトンネル、二五穴、鉄砲堰 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年12月05日 16時27分16秒
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