バッハ(東京・日本堤)
2013年の年末にバッハを訪問しました。訪問した時のレビューは食べログの方に書くことにして(食べログに投稿したバッハのレビュー)こっちにはお店で購入した珈琲豆の感想などを記しておきます。コロンビア、マンデリン、モカをそれぞれ100gずつ豆のままで購入。お店でもらったパンフレットには珈琲抽出の基本として、お湯の適温は82~83℃と書かれていたのでほぼ指示通りに抽出してみました。ただ、バッハのドリッパー(三洋産業製)は所有していないのでハリオの円錐ドリッパーと漂白したペーパーフィルターを使用。コロンビア・タミナンゴ 100g 650円中深煎り。酸味、甘味、苦味がバランスしてコロンビアならではのコクを作り出している。このコロンビアを飲んだ後で、他の自家焙煎店のコロンビアを飲むと何が加えられていて何が足りないのかが良く分かる。教科書のようなコロンビア(これは褒め言葉になっているのか?)優等生のようなコロンビア(これなら褒め言葉になっている?)このコロンビアよりも美味しいコロンビアを提供している珈琲店はたくさんあれど、それはそのお店の個性が付け加えられた結果だとすれば、正しいコロンビアはどっちなのか。珈琲の正解は一つではないので、素人の珈琲マニアとしては、自分が美味しいと思う珈琲を飲むだけですが、珈琲の世界の模範店としては、教科書のようなコロンビアを正しいとしても不思議ではない。このコロンビアを飲んでいると、これこそがコロンビア本来の味であると納得してしまう。(ぼくの味覚が、バッハの名前に負けているとも言えます。)スマトラ・マンデリン ブルーバタック 100g 750円中深煎りで、マンデリン特有の癖のある香りや苦味がきれいにでていて、甘味は控えめに感じられる。絵に描いたようなマンデリン(これは褒め言葉になっているのか?)マンデリンとしては、ややおとなしい印象ですが、このマンデリンを飲んでいると、これこそがマンデリン……(以下、コロンビアの感想の繰り返し)モカ・マタリNo,9 100g 950円中煎りの浅めの焙煎。甘くフルーティで華やかな香り。一口目の印象はフルーティ、その後から酸味、ほのかな甘味。全体に軽やかな印象。モカマタリ特有の香りが弱いように思うものの、このモカを飲んでいると、これこそがモカ……(以下、コロンビアの感想の繰り返し)最近では珈琲の世界では、サードウェーブもでてきて思いつく限りのバリエーションが溢れ珈琲を飲むだけでも何を選べばよいのか迷ってしまいます。その中でバッハの珈琲は、灯台の光のように珈琲の基本を指し示しているようでした。自宅でバッハのコロンビアを飲んでいたら、なぜかアインシュタインの言葉を思い出しました。Everything should be made as simple as possible, but not one bit simpler.