テーマ:海外生活(7779)
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ブルルの両親は満足して帰って行った。
ベッドルーム・バスルームを普段に戻しお洗濯を済ませると、わたしは、 ま、終わり良ければ全て良し!と、この一週間をこれまでの結婚生活から無理矢理分離し、 一度寝たら忘れる性格が欲しいーと思いつつ、 結構立ち直りは早いので、お陰様で割りとけろっとしている。 うじうじ反省会をした方が賢いようだが、 もう16年の経験で、失敗から学んだつもりでも その応用が出来る程の一貫性が相手には無いのを知っているから、 また今度の日まで忘れましょ、と言う気分になるのである。 学ばない、行き当たりばったりなのは、結局嫁としてしっかり受け継いでいるって事?!がっくり。 ブル乃助が今のブルエぐらいの時にミシガンから引っ越して来たので 普段お家で日本語ばなり喋っている赤ん坊に英語で話しかけてきょとん、とされたのは今回が初めてだった。 勿論日本語も話したけれど、遠くから来てくれた老夫婦に悪くて、 ブルエの片言の日本語を訳したり、彼らの前では英語で喋ったりした。 ブル乃助などは、わたしには日本語で話しかけないと相手をして貰えないと骨に沁みているので(?) 外野が居ようが居まいが、わたしには日本語で話す。 英語の時より、ずっと幼い感じで、それでも頑張って一生懸命話す。 どうしても単語が出て来ない場合は、余りにももどかしそうなので助けてやったり、 本人が降参!と言う感じで訊いて来たりはするが、なんとか成り立っている。 だから、わたしは一寸悲しいのだけれど、 日本語漬けの後、ブルルが帰って来た時などは、心なしかブル乃助は生き生きと 英語であれもこれも喋って止まらない。 わたしにも聞いて欲しい時にも、敢えて「Daddy,」と文頭に付け、 ブルルに話しているように話し始めて英語で済ませようとしている。 (考えすぎかな。) ブルルが居る時も、全員共通の話題の時は英語、でも、母息子の間は日本語、 ブルルが分からなかったら訊いて来るし、分かれば英語で参加する、 そうすると余程気をつけないと、その内全員英語になる。 例えば、アメリカ人の友達の集まりに行ったり、親戚で集まった時には 子供だけに分かれば良い内容は日本語だけれど(「鼻かんでらっしゃい。」とか) 周りの大人にも聞いて欲しい場合は英語(「コーラはそれでお仕舞いよ、あとはお水。」とか)を使う。 微妙に、周りの大人にも、「もうやらないでね」と伝える時とか、 そういうのを、もう考えずに使い分けている。 ブル乃助の時は、英語が喋れないまま大きくなったらどうするの? と、周りに心配されるのが嫌で、Hooed on Phonicsやらテレビも使って英語も教えていたが、 今となっては全く杞憂だと証明されたので、 ブルエ(23ヶ月)はキンダーガーテンに入るまでは日本語オンリーで接するつもりだ。 だけど、ブルルの両親が居たり、今月は伯母様も遊びに来る予定だったり、 近所の子とプレイデートをしたりパーティーが有ったり、 そういう時には抱っこして世話している時以外は英語も話す。 ブルエの今の語彙力は、やっぱり二ヶ国語なので遅くて、 言われたら分かる単語はもっと有るけれど、自分でいつでも言えるのは 「ママ、ダダ、おにちま、わんわん(動物全般)、てんてん(天道虫、他虫全般) ぶどぅべでぃー(ブルーベリー)、おいちおいち(チェリオ)、いちご、くーい(キウイ) チキン、牛乳、電気(天井の扇風機も含む)、ぽーんぽーん(ボール、風船、丸い物全般) 雨、はっぱ、おふろ、おちっこ、ぷーぷー、 おちた、できた、いたいいたい、はあーい、平安五段、キアイ、きれいきれい、かわいー、 いいねー、まーす(いただきます)、ぱんかーい(乾杯)、ナイナイ、 はいどうど(どうぞ)、あっとー(ありがとう)、もう良いの、など、 使い方がおかしいのがまた面白くて(親ばか大爆発中、すみません。) 「はいどうどーーーー!」と絵本を持って読めとばかりに突進して来たり、 怒って泣いている時にこんな物で騙されるものか、とばかりに 「もういいのーーーー!」とぬいぐるみを投げたりする。 感情の起伏は、ブル乃助がびっくりするぐらい、ブル乃助より激しい。 絵本と言うのは実はとっても危険で、寝転がって仲良く遊んでいたつもりなのに、 突然ギロチンみたいに首に落とされたり、分厚いページにまだ指が挟まっているのに閉じられたり、する。 寝転がってぬいぐるみでわたしの得意の一人5役で遊んでやっていたと思っていたら、 突然人の顔に座って来る。人の顔に座るか普通??? 英語では、 Daddy, Grandpa, Good girl, I feel so pretty(歌)、Squirrels、Baby、All gone、No!など。 やっぱり英語が少ないなあ。でも気にしなーい。 去年会話の出来るブル乃助と日本に帰国中は、 英語を忘れたら大変!なんて心配はせずに日本語だけで色々話した。 彼も小学校に通って色々覚えて来たし(余計な事も含めて。「別に」とか。) 彼のハーフの容貌とたどたどしい関西弁でも、自分は特に浮いた感じはしなかった。 これが、もしわたし達が結婚してから日本で暮らすと決めていたら、 重点を置くのは英語教育だろうし、それはこちらで日本語を教えるよりは簡単だけれど、 わたしとブル乃助が道を歩きながら英語で喋っていたりしたらそれはそれで変だろうなあ、と想像したり。 今この瞬間は英語で話すべき?日本語にしようか?と考え込んだ事は無いけれど、 常に小さい迷いと戦っているような感じは、する。 鷹が襲って来る訳じゃないけれど蚊に囲まれている感じ?わけわからん? 例えば将来ブル乃助が結婚を前提のお嬢さんを連れて来るとかアメリカ人と結婚すれば、 そこからはずっと英語になってしまうのかな、 だったら今頑張って日本語にこんなに躍起に固執している意味は有るのだろうか。 そう言うと、ブルルは、ブル乃助は将来日本人と結婚するって言ってるよ、と。 え?そうなの?初耳だー。 家庭内の両親の言語が違い、その上外では英語と言うご家庭も、時々聞く。 そんな人は、わたしが迷う事なんて、ちょろいんだろうなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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