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カテゴリ:本を読む
お盆が過ぎたら、急に寒くなりました。
タオルケット一枚で寝てたら、朝方、足がつって目が覚めた。 未だ右のふくらはぎが痛い。 今日のタイトルは、乙一と江國香織を比較しようとか言うわけではなくて。 ただ単に、同じ日に読み終えたというだけのことです。 ◆読んだ本◆2004/08/16 『小生物語』乙一,幻冬舎[エッセイ] 『物語』というタイトルですが、日記です。ウェブ日記だったらしい。リアルタイムで読めなかったのがちょっとくやしい。日記ですが、かなりフィクション入ってます。やはり『物語』で正解? 乙一は、以前、どの本でしたか後書きを読んで、一冊読んだらきっとハマっちゃって大変なことになりそうだと思ったので、小説は未だ読んでいません。 菓子パンが大好きで、PCも菓子パンの壁紙になってると書いてあった...。 本の装丁も好みで、帯もいい感じです。よく、帯が邪魔にしかなってない本がありますが。 紙質も、サイズも、すごくこの本に合ってます。普通のソフトカバーなのに、千円に満たない定価もよい(このへんのことも日記に書いてありますが)。 そして内容の方は、ほとんど全編ホラ話なんだけど、すごく真面目で、読者へのサービス精神に溢れた作家さんだと思いました。 これはやっぱり、ハマるしかないか? 『雨はコーラがのめない』 江國香織,大和書房[エッセイ] こちらもエッセイですが、日記とも読める。愛犬の「雨」と音楽についての日記ですね。最初、どういう意味のタイトルじゃ、と思いましたが。 久々に江國香織を読みましたが、やはりこの方の文章は良いです。さり気なく書かれているようでいて、かなり練り上げた文章です。適切で、余分な部分のない豊かな表現。特に、音楽についての形容は素晴らしいと思います。 年代的に同じくらいなので、わたくしも聴いた覚えのあるアルバムなど沢山出てきて、思わずアマゾンで検索です。フリートウッド・マック、スウィング・アウト・シスターズ、スティング、クイーン、ペット・ショップ・ボーイズ、ビリー・ジョエル...。凄く適切に表現されているので感激。 江國香織の文章って、詩のようだといつも思います。それなのに、実際に「詩」を書くと「詩」になっていないのが、大変不思議です(『すみれの花の砂糖づけ』のことです)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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