サイゴンから来た妻

私はこれまでずっと車を持たない主義でした。

川崎市内に住んでいましたので公共交通機関が便利ですし、駐車場は1万5千円から2万円と高額、車の維持費を考えると割に合わないと思ってきました。

しかし、結婚してからは、車もあると便利だなとたまに思うときもあるようになりました。

先月あった妻の里帰りの見送りと出迎えの時などは、重い荷物もあるし、車があると楽だったなと思います。

大雨のときの外出も車があるといいですよね。自転車だとびしょ濡れです。

旅行のときも新幹線代が2人分だとかなり負担になります(バスとか他の手段も考えれば良いのでしょうが)し、行き先での行動が面倒(これもレンタカーという手段がありますが)です。

妻にも免許を取らせる約束をしていますから、いずれは買わざるを得ないでしょう。
駐車場代を維持費を考えると頭が痛くなりますが。

そうか、田舎に転勤になればいいのですね。

「私は田舎は好きではありませんよ～。」

とは妻の言葉。

ベトナムにいるときもそうでしたが、妻は都会が大好きです。
埼玉の実家にもたまに行くのにはいいけれど、住むには寂しすぎると言っています。

まあ、私自身も住んでいた頃は当然何も不自由を感じていなかったのですが、家を出てからは実家が不便で不便で仕方なくなりました。
車は絶対必要ですし、電車は昼間で1時間に4本くらい。昔は1時間に2本だったのでかなり便利になったはずなのですが、こちらで時刻表のいらない生活をしていると、この本数には耐えられません。

さて、車を買うとなると私にはもっと基本的な問題があります。
私はずっとペーパードライバーです。当然ゴールド免許です。今も運転を覚えているのでしょうか。
練習しないと乗れそうもありません。

困った。

そうか、妻に運転してもらえばいいのか。
そうすることにします。

頑張って日本語2級(N2)を取ってくださいね。そうしたら次は運転免許です。

私を車に乗せて下さい。