サイゴンから来た妻

昨日は、妻から、

「真面目な話があります！」

と言われまして、離婚の話かと緊張したのですが、違いました。

「ベトナムに住むと、子供が大学のあと仕事が大変ですよ！」
「お金のある家は留学をして、そのあとベトナムに帰りませんよ！」
「ベトナムは悪いです。大学を出ても仕事はお金を出します。」

うむ。
時々妻に言われるのですが、大学を出ても就職の時は斡旋者にお金を渡さないと、仕事につけないということらしいです。

でも私の働いていた会社では、外資の進出が多いため、今後優秀な学生をどのように集めるかということが課題に上がっていたので、そんなこともないと思うのですが。

まあ、普通の学生にとっては日本も同様ですが、就職が大変なのでしょう。

さて、まだ私達には子供がいませんので、それが日本にいる理由にはなりませんよ。

「日本は、皆仕事を一生懸命しますよ。ベトナムは違いますね！」
「ベトナムでは時間までゆっくり過ごしますよ。時間になったらすぐに帰ります。」

これは私も体験しています。一概にどちらが良いとはいいかねるのですが、スーパーでやる気のなさそうなベトナム人の店員をみると腹が立ったこともあります。
しかし向上心に溢れた野心のある人間は日本よりベトナムの方が多いような気がします。

「日本は書類とか、親切に教えてくれますよ。ベトナムでは教えないで失礼ですよ！賄賂が必要です！」

ふむふむ。私達の結婚手続きも苦労しました。

「あと、交通事故がベトナムでは心配ですよ！危ないですね！」

う～む。今まで妻が言ってきたことの繰り返しです。
でもそんなに日本に住みたいですか。

「私は話すだけです。あなたが決めて下さい。」

ではベトナムに移住ですね。
私の気持ちは不動ですから。

日本をすっかり気に入ってしまった妻。
何だか将来揉めそうな予感。