描いているうちに、こんな二部作になりました。
悲しい表情を描こうと思って、自分のファイルでのタイトルは、
『憂い(うれい)』としました。
悲しい表情というのは、現実でも滅多に見ることは出来ません。
子供を怒り飛ばした時に、
『ウエーンウエーン』
と、泣くのはしょっちゅうですが、それは単純な喜怒哀楽で、
物言わぬ言葉を瞳に語らせる、という大人の表情とは全く違います。
私達は日々とにかく、笑顔を絶やさぬようにということを、半ば
礼儀作法の一部として人に接していますよね。
だから、笑顔というのはある意味とても身近です。
けれど、切羽詰った悲しい表情は、他人のであれ自分のであれ、
滅多に見ることは出来ません。
ましてや、ドラマの中ではない、本物となると。
だから、悲しい表情を描くのもとても難しいんだな、
ということを、この絵を描いて納得しました。
上手くなりたい…(泣)
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