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2014/11/15
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テーマ:たわごと(26813)
カテゴリ:カテゴリ未分類
最近激しく忙しくて、もうどうでもいいと投げやりになっておりました。
マァ仕事がらみのストレスですが、なんというか・・・

ここ2,3週間、いろんな同僚や学外の人たちと話をしたりして
この先自分の仕事に対してどういう風に向かうかとかを考えてました。
日本に戻ってきて2年以上たち、日本の大学での勤務にも慣れてきて
外部の方々とのつながりも増えてきました。ありがたいことです。

今年に入って、不必要なストレスを抱えることになって
みんないったいどうやってこの問題を対処しているのだろうと不思議に思ってたんですが
だんだん理解できるようになりました。
自分が実際にそういう風にできるかどうかは別ですが。

アメリカ時代にはなかったストレスに悩まされることになったことが大きかった。
仕事が忙しいのはかまわないけれど、なんでこんなに大学院生って手間がかかるのか。
答えが見えてきたわけです。

アメリカの院生は大人だった。
でもここにいる、私の周囲にいる院生たちは(アメリカ人が多いけど)残念ながらそうじゃないってこと。
子供に大人に対する要求をすりゃ、そりゃできないわけですよ。
イライラするのも当たり前だわ、と。
彼らに私の大事な時間をここしばらくかなりとられたということがあります。
イライラの原因は、院生指導とかに時間を取られすぎて自分のやるべき研究、やりたいことができてないということだとわかったわけです。

普通の日本の大学院ではそうではないと、今非常勤をさせてもらっている先の院生たちに教えてもらいました。
他の大学の先生方のお話も聞きました。
アメリカ式でやってきた私でしたが、そうすると残念ながらうちにいる外国人留学生の院生は甘えてくるのだと悟ったわけです。

「Izzyはもっとわがままになっていい。学生を突き放してもいいぐらいだ」と
アメリカ人の同僚たちにも言われました。
「アメリカのResearch 1の大学だったら、それだけエネルギーも時間も費やしたら
学生もそれにこたえる能力もやる気もある。
ここの学生はそうじゃない。そこまでやらなくていい」と仲のいい同僚は忠告してくれました。
その通りだと気付くのになんでこんなに時間がかかったのか?わかりません。
多分自分のTeaching Philosophyに(学生をほったらかしにすることが)反するからだと思います。

ここ2,3週間、院生の「奨学金にアプライするためのレター書き」だの
就職の心配だの、いろいろ時間を割くことになって
自分の仕事はたまりまくり、イライラが頂点に達しました。
昨日は別件でぶち切れたぐらい。幸いそちらは解決しましたけど。

もうやだ、なんて人のことでこんなに仕事が振り回されるのか。
私はベビーシッターではない!と。

そしたら仲のいい同僚のA氏が
「Izzyさん、あのね、院生の就職なんて僕らが心配したってどうにもならないし
僕は相談にも乗らないよ。
日本語がうまくない外国人留学生に英会話の仕事以外で、普通の仕事が簡単に取れるわけないでしょ。
それは本人が努力しなければいけない。
僕らだって外国でその国の人たち以上に努力して働いてきた。
外国で働くということはそういうことでしょう?
それをしない学生たちに、僕らができることなんて何もないんだよ」と言いました。

おっしゃる通りなわけで。
日本をなめてる学生たちに費やす時間はないですよね。
この国に残りたければ、それなりに努力するしかないのです。
そしてその努力は我々が上から言ってもどうにもならない。
現実問題、外国人留学生、それも文系の院生で日本語力が弱い場合は
日本での就職はコネを通してになりがちです。それも教員のね。
それに対して「先生の持ってるコネは俺の行きたい業界じゃない」とおごったことを言う学生に紹介する仕事は何もありません。
やるといったことを時間通りにやれない学生を、だれが自信もって紹介できるでしょうか?
推薦状?馬鹿言わないで下さいよ・・・

それに気づいてからは、私は留学生の大学院生に割く時間を減らしました。

非常勤先の院生たちはみんな一生懸命で、賢くて努力家ですなおです。
彼らや、彼らの指導教官の先生たちとゆっくり話をしたり
同僚たちとお茶飲みながらいろいろ話をしているうちに
忙しいことがストレスじゃない、問題は人間に関することだったとわかったので
時間のAllocationを変えたわけです。時間とともに、私のAttentionもですけれど。
そして何よりいろんな分野にいる友人たちと時間を過ごすことが私にとってどれだけ貴重だったかということを再認識しました。

外に目を向けよう。ちゃんとやる学生にはきちんと時間を割いてあげよう。
自分のやるべき仕事は今まで通りちゃんとやる。プロフェッショナルだから。
学部生でも、きちんとやっている学生がアドバイスとか求めてきたら
今まで通り対応しよう。
自分のことを今でもメンターだといって慕ってくる卒業生にも、今まで通り対応しよう。
だけど、大人である大学院生で何もやらないとか、手を抜くとかそんな奴にかける時間もエネルギーも私にはないのだから
対応の線引きははっきりしよう。
そう悟ったのです。

いろんな人のアドバイスを聞いていると、それぞれの対応の仕方とかすごく参考になりました。
「わがままになってもいいんだよ」という言葉に救われました。

私がまいっているときに、さりげなく連絡してきて
連れ出してくれる大切な友人たち。
まったく違う業界のわけわからん愚痴を聞かされてうんざりしてると思うけど
つきあってくれてありがとうね。

私が院生のことでぶち切れになるたびに、なだめたり一緒に解決方法を探してくれる同僚たち。
感謝しています。本当に。
来年の9月までに、いい意味でも悪い意味でも泣き笑いさせられた院生たちのほとんどが卒業していきます。
それまで、頑張ります。私も一応プロですから。
そこから先はまともな学生しか手元には残りませんので、普通に仕事が進められるはずです。

・・・だけど某大学の博士課程の院生君たち、いいなぁ。
素直で、賢くて、やる気があって。
彼らと、その指導教官の先生たちとの会話って本当に刺激になる。
時間的にきつい非常勤の仕事だったけど、やってよかったと思います。
機会を作ってくださった先生にも感謝です。
今は外にいろんな機会ができて、新しい出会いもあって
それに救われているところもあります。

年末までがんばれる・・・かな。







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最終更新日  2014/11/15 09:03:07 PM
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