世の中3連休ですが、またもやここは通常で講義をやります。
仕方ないんだよね、3連休って大概月曜日に被るので
いちいち休みにしてたら月曜日の授業日数足りないので。
とはいえ、今回は土曜日に出勤して、昨日は採点してたのでさすがに疲れてます。やさぐれます。

と思ってたところに、同僚でギター仲間のアメリカ人教員Cがやってきた。
「俺、新曲作ったんだぜ。PoisonとBon Joviの曲をミックスしてできた！」
とアホなことを言っている。
この忙しい時にいったい何を言ってるんだ、君は・・・？

Cいはく、
Poisonの「Every rose has its thorn」と

これね


Bon Joviの「Wanted dead or alive」を足して作ったらしい。



・・・　いったい君は何をしたいんだ？

「名付けてEvery rose has its stone!」

と言いながらギター弾き語りしてくれたわ
これが君の週末の成果なんだな・・・

Cと私は同じ年で、かたやカリフォルニアで育ち、こちらは関西。
ただし同じ音楽を聴いて育ち、二人ともヘッドバンガーである。
私がギターを買ったら、「俺も昔やってたんだぜ」と自分も買い
私がオフィスにアンプを入れたら次の日に同じものをAmazonからオフィスに届けさせていた（爆）。
そんなわけで顔を合わせるたびに音楽の話、ギターの話
そしてお互いアメリカでも教えてたので向こうの話。
Cはヨメが関西の人なので、結構関西にも行ってるのでその話。
そんなわけで、毎日顔を合わせるたびに馬鹿話ばかりしているわけです。

しんどい時には私の愚痴を聞いてくれ
「お前そこまでやんね～でいいよ、院生なんて大人なんだから自分のことは自分で考えてやればいいんだよ」だの
「周りがお前のこと怖いっていう？だから何だよ？Intimidatingじゃなくって
Sense of dry humorっていうんだよ、これは。気にすんな」とか
なんだかんだと励ましてくれる存在でもあります。
変な奴だけどね（笑）。

私が転職してきて思ったのは
同僚に関していえば、今までで一番肩がこらず気楽にいられるところということです。
私がギターやろうがなにしようが「あ～あ、Izzyまたやってるよ」と
暖かく（？）見守ってくれたり一緒にやってくれたりする。
それはやっぱりこの学部独特の雰囲気と、雑多なバックグラウンドの教員のせいだと思うのです。
日本であって日本ではない、でもアメリカでもヨーロッパでもほかのアジアのカルチャーでもない。
独特なものがここにあると思います。

学生のクオリティについては残念なことが多いですが
それでも中には光る学生がいます（学部生にね。院生はもう匙を投げてますので）。
ですからもう深くは考えないようにしております。
するだけエネルギーの消耗ですのでね。

やっぱり一緒に働く仲間との関係が良いことのほうが大切です。
その点は文句はありません。
同年代が多いってのはかなり気楽です。
そして年上の同僚の先生たちも気さくです。
恵まれてます、はい。
少々みなさん変わってますけど、人のこと言えませんのでね（笑）。

そしてその変な同僚Cくんは、人のオフィスから去るときに
また歌を歌って出ていきました。

Guns 'N' Rosesのこれね。



「Said woman take it slow, and it'll work itself out fine
All we need is just a little patience」

確かに。言われんでもわかってますがな。
最近その忍耐力がすり減ってるだけよっ