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テーマ:たわごと(26809)
カテゴリ:カテゴリ未分類
ワタクシ実は学部のjob counselor、つまり就職委員なんですよ。
とはいえ就職あっせんとかするわけでなく、 学部代表でキャリアセンターと何かすることがあればやる、みたいな立ち位置なんですけどね。 大学は今春休みですが、構内で色々(週末も)企業説明会がありますので リクルートスーツとか着た学生が色々歩いてます。 うちの学部の日本人学生やちゃんと日本語ができる留学生は 売れ行きもよろしいので、こちらは何の心配もせずに見ております。 だって自分の仕事、将来ですもんね。自分で何とかするしかないでしょ(笑)。 個人的にはこの日本の新卒の就活というのは、理解しがたい面もありますが 諸外国での就活がどうしてもコネやネットワークありき、という性質のものなので(新卒の場合) コネがなくてもとりあえず受けるチャンスがあるというのはいい部分なのかなとも思います。 だけどみんな同じ格好で、多分面接とかでも没個性なのかと思うと 型にはめられるのは可哀想だと思うことも多いです。 それに新卒で就職できなかったらアウト、みたいなのもね・・・ 教員としては内定があるのに卒業できない(つまり内定後遊びまくる)というケースを扱わなきゃいけないことも多々あるので それは非常に不快。 卒業も決まってない学生に、早い時期に内定出すのはどうかとも思いますよ。 大学イコール就職予備校じゃないんだからさ・・・ もちろん私は自分の学生に就活や内定を免罪符にはさせず 就活での休みも自己都合ということで容赦なく出席点を減点し テスト云々でも容赦致しません。 毎学期毎学期それでもごねようとする学生がいますが 「シラバスに書いてあるでしょ。自己責任です」と突き放すと それ以上ごねる奴はまずいない(笑)。 っつーか、私にネゴして勝とうなんて20年は早いわい。 で、うちの問題院生ども。 アシスタントTは暴言の後もまだ人のコネに頼ろうとしたので 「就活初めてまだ最初でそんなこと言うなんて甘いわい。とりあえず自分の力でやってみろ。 自分の行きたい分野が分かってて、そこに私のコネなんてないんだから」と再度突き放される(笑)。 というかさ、まだヒゲと長髪のままでしょ。切りたくないんでしょ。 そんな学生紹介できるところ私にはどこにもないのよ。 「ありのままの自分」受け入れてほしいんだったら、人のコネに頼りなさんな。 今のままで友人たちに紹介しようものなら「常識ない外国人だな。日本で仕事する気あんのかよ?」といわれるのがオチです。 数は少ないですが、日本語できなくても就職できる会社はあります。 だけどそれはユニクロとか、楽天とかじゃないです。 ああいうところに採用される留学生は出来が違います。 英語だけしかできないなんてのは、採用されません。 だけど、ほとんどの会社…外資系であっても「英語しかできない」新卒の留学生は取ってくれません。 いらんよな、そりゃ。日本語プラス英語プラスもう一つ2つ言語ができる留学生いっぱいいるもの。 そしてそういう学生には企業側からオファー持ってアプローチしてくるのよ。 そういう実情を見ていると、うちのTなんかは「そりゃ日本ではオファー取れんわな」と思うわけです。 幸い本人もアメリカでの就活をもうすぐスタートするつもりなので 母国に送り返せばいいかと(笑)。仕事できないわけじゃないからね、母国なら見つかるよ。 ただどうしようもないのがまだうちには残っておりまして 私の指導してる学生じゃないのですが、破門したKの友人である某アメリカ人。 日本の就活をやって同級生に(それも日本人の)毒を吐きまくってるらしい。 当てられた学生は「マジで気分悪くなりました。日本の悪口と日本企業は洗脳するだけだとかいってるくせに なんで日本で就職しようとするんでしょう?」とげんなりしておりました。 そんな嫌な国や企業でなぜ働きたいのか理解不能ですけどね・・・ あの日本語力ではどこも勤まらないだろうし そういう態度は面接官にばれるだろうし、どうせ内定でないだろうけど なんでそこまで日本に執着するのかわからん。 嫌ならアメリカ帰ればいいのにと思うのですが 戻って競争社会にぶち込まれるのが怖いのでしょうね。 なんというchickens__tなんだ。 こんなルーザーなアメリカ人どこ行ったって仕事取れないよ。 大学院2年の間にもう少し日本語勉強したり努力すりゃよかったのにね。 うちのTもぶつくさ言うけど、少なくともここまで毒ははかないわ。 (吐いたら私に「嫌ならアメリカ帰れ」といわれるからね(苦笑)) だってアメリカってland of opportunitiesなんでしょ? それだったらさっさと戻ってその可能性にかければいいのにね。 物凄い競争社会ではあるけれど、私にだってチャンスはあったぐらいだから アメリカ人だったらもっとあるだろうに。 うちの学部生たちも1,2年の間はとんがっているんだけど さすがに3年生にもなると大人になって黙ってやることやる子がほとんどです。 学部生のほうがよっぽど大人で賢いわ(笑)。 でもね、同じ留学生でもちゃんとした子はすごいんですよ。 この間グローバル云々で有名な某大学から、うちの研究室(院)に入りたいと研究室訪問されたんですけどこの学生もすごかった。 まず日本語がすごい。そして英語、ベトナム語、中国語、スペイン語までやるという。 そういう学生って企業のほうが複数オファー持ってくるんですよ・・・ 語学力だけじゃなくて、まじめでまとも。 まだ学部生なのに私に会いに来る前に「手に入る先生の論文すべて読んだ」と 至極まっとうな質問をされました。研究について。 明日にでもいらっしゃいといいたいぐらいでしたが(笑)、ちゃんと入試通ってもらわないといけないので 「よく考えてね。あなたにはうちのプログラムはもったいないと思う」といったわけですが うちの現在の院生なんて誰も足下に及ばない・・・ 彼女が返った後、残っているわが院生たちを見て溜息つきましたもの。 そりゃこんなちゃんとした学生だったらどの会社も大学院も欲しいだろうよ。 でもね、希望も見えた。ダメな留学生ばっかりじゃないんだって(笑)。 私の今いる環境がおかしいんだと(爆)。 頑張れ、まともな学生たち。 就活でいくらオファーもらっても取れるのは一つだけだからね。 悩むのは、オファー取ってからでいいんだから 絶対このオファー取ってやるという意気込みで就活頑張ってください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015/03/08 12:00:04 PM
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