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最近暑いですね・・・あまりの気温の変化になかなか体がついて行きませんでした。
やっと多少なれたかなという感じですけど、それにしても暑い。 この時期学期末で、採点地獄に陥っていますが とりあえず学部生の大クラスのテストの採点を終わったらすぐから初めて根性で今終わらせました・・・ 私もアシスタントも放心状態です・・・もう彼は帰らせましたが。 実は先月でしたか、このアシスタントTともちょっとひと悶着がありまして・・・ まぁなんとうちの大学院生の質は低いんだとびっくりしたんですが 勿論非はあちらに120パーセントありましたので、向こうが白旗上げて降伏してきました。 もう卒業の学生でしたし、指導は終了していたし、 これ以上のことはしないでいいという感じでしたが向こうから謝ってきました。 (マァそうだわね、やらかしたことを考えると。) 学生としては出来がいいんだから、もう少し大人になんなさいと説教でおしまい。 研究科主任と相談して本来でしたら教授会にかけて処分・・・懲戒というオプションもあると言われましたが そこまでやる前に本人卒業するし、その後のことは指導教員として就職の相談にも乗らないということにしていました。 一般企業でしたら一発でクビだっつーの(アメリカなら特に)という感じのことやらかしたので(溜息)。 若気の至りということで、こちらも大人になってそのまま雇用関係を結んでいましたが そろそろ本当に卒業の時期がやってきました。 その後の予定は未定です。 アメリカに戻るのか、日本で仕事を探すのか、そのあたりも「日本でいい仕事があれば残る」という感じでしたが 私自身は「さっさとアメリカに帰れ」というスタンスで来ました。 「日本でいい仕事」なんて簡単に見つかるかい(怒)。 まして新卒文系院生、それも留学生でビジネスレベルの日本語でもない人間に。 英語だけで働ける環境なんてものすごく限られてる。 日本人の文系院生でも就活大変なのに、日本語の危うい外国人にそんなに簡単に仕事が見つかったらこっちがびっくりだわよ。 留学生にとって日本の就活って大変だと思うけど、文句言いながらでもやってる学生は何とかオファーを取ってきます。 多分満足のいくオファーではないでしょうが、最初の仕事からそんな満足のいくオファーなんてあるかいな、というのが私の考えです。 学生はね、院生の留学生とかは特に(うちの場合)色々文句言ったり偉そうにいったりするのですが そういうとき私は「じゃあアンタたちは明日からオフィスで働くとなったらいったい何ができるの? まともに電話対応すらできないでしょう? 何かスキルあるの?ないでしょう? 就職活動だろうが転職だろうが、選ぶのは雇い主のほうでしょうが」と一喝します。 私自身がアメリカで院生時代、大学教員の仕事を探していた時に 先生たちに言われていた言葉がこれです。 「オファーを取るまでは文句を言える立場ではない。 文句を言ったり注文付けるのはオファーを取ってからにしろ。 行く面接すべてオファーを取るつもりで完璧にプロフェッショナルに準備していけ」って。 これは今でも肝に銘じています。 オファーが出て初めてmy gameになるのだと。 それまでは向こうのルールに従ってやれ、って。 今、同じことを自分の学生に言っています。 あれこれいうのは内定が出てからにしろ、と。 Tもそろそろ真剣に身の振り方を考える時期に差し掛かってきました。 私からの紹介というのは、なしです。 やらかしたことを考えるとちょっとね。 それにこのご時世、コネってのもなかろう、と。 っつーか私は一度もコネ使ったことないし、そんなのなくても仕事には困らなかった。 やればできるんだから自力でオファーを勝ち取ってきなさい、というのが今の私のスタンスです。 日本での就職は難しいとは思っています。 マーケティングとかプロモーションっていうのはあくまでも日本市場をターゲットにしているので(日本でやる場合) 日本人顧客をしっかり理解できているか、あるいは理解しようとする能力があるか そしてやはり現場からも相当高い日本語力を求められます。 それがなければものすごく頭が切れないと無理。 それでもある程度の日本語力は必要です。 少なくともそういうことを現場の人たちから結構聞いています。 それ考えると、紹介はねぇ、となる。 日本人学生だったらできるけど。 Tがアメリカに帰るのを躊躇している理由もわかります。 彼女が日本にいるということ、そしてアメリカこそ新卒の就職が大変な国だから。 コネも必要だし、経験がないとEntry-levelでもなかなか雇ってもらえない。 だからみんな学生時代にインターンシップを必死でやるというわけ。 大学院卒だとやはりどんな仕事でもいいってわけじゃないですし プロフェッショナルな仕事となったら余計にスキルが必要になる。 大概のアメリカ人留学生(うちにいる学生)は、そのあたりビビってます。 ・・・大人になることを先送りしていると年ばっかり取って仕事に困るのだよ(溜息)。 でもいつまでもビビっていても仕方がないです。 日本にいていい仕事に就ける確率のほうが低いわけですから。 そしていつかアメリカに帰るのであれば早いほうがいい。 というのも、日本の学位、日本での仕事の経験というのは文系職ではアメリカでは全く あるいはほとんど役に立たないから。 それだったら、最初からアメリカで経験を積んだ方がいい。 日本にアメリカからやってくる大学院生(文系)は変わったのが多いですから・・・ それはうちの大学院だけかもしれませんけど・・・ だから、将来のこととか普通のアメリカ人学生が考えていることを考えていない場合が多い。 あるいは間違った情報や考え方に固執してる場合がある。 そういうわけで意地悪なワタクシは(笑)「卒業決まったらさっさと帰国して仕事探せ!」と自分の学生たちを叱咤激励しているわけです。 日本でまっとうな仕事に就いた留学生たちは、まず準備から違った。 用意周到で、何事もそつなく(学業も)こなし、決して誰ともいさかいを起こさなかった。 大人だったということです。 うちのTは学生としては出来が良かったんですが、まだまだ子供な部分が多くてねぇ(溜息)。 でも、やっと最近はアメリカに帰ったほうが良いんじゃないかと気づいてきたようで (いや、キャリア的にはそうだとはずっと前から気づいていたはず) この夏でアメリカに帰るかもという選択肢を語り始めました。 だから初めからそうしろと言ってたじゃないか。 彼女のために自分のキャリアを犠牲にしてでも日本にいたいのなら どんな仕事でも構わないから取ってくればいい。 その代り仕事に関して文句を言うのはなしだ。 そうじゃなくて自分のやりたい仕事があって、Career deveopment及びPerspectiveとして アメリカのほうが良いのであれば、さっさと戻るべき。 そして、もっと早くから真剣にCareer pathを考えるべきだった。 そしたらおのずと選択肢は明らかになっていただろうから。 ま、気づかないよりはマシなんだけどさ。 口答えしてる暇があったらいい加減に真剣に考えましょうね。 頼むよ、私のアメリカ時代の教え子の中には同じ年(27歳)で、上司に引き抜かれて 小さい系列系の広告代理店のCEOとかになったのまでいるんだからさ・・・ そうなれとは言わないけれど、せめて彼女が大学時代にやっていたように 真剣にキャリアパスを考えるべきでしょうが・・・ どう転がっても1度だけの人生。 自分で決めて、決めたことには100パーセント責任持ってください。 もう誰のせいにもできませんよ。 勿論雇用者、指導教官の私のせいにもできないからね。 ・・・大人になんなさい! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015/07/21 06:40:56 PM
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