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2015/09/16
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テーマ:たわごと(26806)
カテゴリ:カテゴリ未分類
ちょっと最近は色々ございまして(平和な時期がないよなぁ・・・)
同僚と、いったい何のためにこの仕事をここでやっているかという
非常にまじめなおかつDepressingな話をしていたのでした。
彼も私もアメリカのPhD持ちでアメリカで教えてからここにやってきたのですが
日本の大学という中では異端児であるという自覚のもとに溜息をついていたのでした。

我々の学部は昔から英語でアメリカのシステムに沿って大学教育を行っているところで
最近似たような学部が色々出てきたわけですが
最近はどのような学生が多いかといいますと
昔は帰国子女がほとんどでしたが、今は留学生と日本のインターナショナルスクール上がりの学生がほとんどです。
学部教育に関しては、私はこんなものだろうと今は考えています。
ほかの大学にも似たようなプログラムはありますが、いろんな方のお話を聞くと
英語での講義がそううまくいっていないという話が多いです。
これは学生側の英語力不足と、教員側の問題も両方あります。

だって仕方ないよね、ずっと日本で日本語で教育を受けてきた学生が
少々英語が得意でもいきなり大学レベルの授業を英語で受けてついてこれるかというとそれは難しい。
最初は本当に大変でしょう。
石の上にも3年というしね。
先生だってそんなにいきなりは英語環境に入れといわれても困るでしょう。
国はもっと英語での教育をというけれど、いきなりその方向に舵を切るのは大変だ。
その苦労は私にだってわかる。

まだその点ここはマシらしい。
少なくとも学生には英語が通じる。
っつーか日本語が危ういから(笑)。
日本語できないのも多いしね。
問題はこの子たちが勉強しないことでさ・・・

まぁ私もこの3年いろんな経験しましたけど
アメリカ時代にはなかった苦労ばっかりでした(苦笑)。
少なくともTeachingという意味では、アメリカ時代が懐かしい。
もっと楽しかった。それは学生のフィードバックがおもしろかったから。
ここなんて大学院でも死んだような感じですもの。院生が。
アメリカ人院生だってそう。
一体アンタらはなにをしに大学や大学院に来たんだ??という感じ。

それでももがいて、しないでいい苦労して・・・
その代りに得たものは給料以外ではほとんどなかったかもしれない。

そんな話を同僚としていたら、彼はボソッとこういいました。
「僕はもうちょっと社会のためになることをやりたい。
ここの学生に振り回されて、大きな子供を子守するのは最低限にして
もう少し社会に還元できるようなことをやりたい」って。

私もそれを聞いて考え込みましたよ。
講義はやるけど、大学院生を育てるのはもういいかなと。
ここの学生ではそれはできないと、3年たって気が付きました。
それができる学生は2パーセントもいないって、こないだお会いした某先生も言ってたっけ。

そうしたら、私の存在意義ってなんだっけ?となる。
元々Teachingがそう好きなほうではなかったんですよね。
アメリカ時代のことですが。
そりゃそうでしょ、アメリカ人相手にTeachingって楽じゃないですよ。
当時の同僚曰はく「演技だから」
そう、しんどくてもかったるくても演技。元気なように演技。
気にかけてるふりする演技!(笑)
でもフィードバックはあったからね、まだやりがいがあった。
でもそれはここでは得られない。

となると、私はもともと何がしたくてこの仕事についたんだっけ?となる。
3年間学生に振り回されて研究できなかった期間。
あの3年でいったいどれだけ論文出せたか・・・

私が論文出しても世の中が良くなるわけでもないんだけど(笑)
研究はやっていたい。というか、以前はそこに自分の存在意義を見出していたし
アメリカ時代切磋琢磨してきた仲間たちもほとんどがまだその世界にいる。
だから、そこから落ちこぼれたくない。
となると、研究するしかない。
研究するには、余分な作業をそぎ落とさないと時間が作れない。

となると、やはり仕事への取り組み方を考え直さなきゃいけない時期に来たんでしょうね。
いろんな頼まれごとをされる年齢・ポジションにもなりましたが
これからは断るべき時は無理して受けずにNoと言うと決心しました。
自分の存在価値の確認できる仕事をするためにね。

そうでないと自分を見失いそうになって、余計なストレスで体壊してろくなことにならなかったので。
やるべき仕事はやりますけど、それ以上のことをやる場合は
自分が納得してやれるかどうか、を判断基準にしようと思います。
細かいストレスのもとはいっぱいありますけど、もうそういうのはできるだけ排除したいなと思いましたので。

ほんと、過去3年、ここにきて自分が何のためにこの仕事をしているのか?
という基本的な方向性を見失ってしまっていて
教員という名の単なるGlorified Babyshitter化していたような気がして・・・
だんだんそれじゃいけないと気づいて変えていこうと努力してきましたが
やっと腹を据えてやろう、と。

社会に還元できることか・・・
一体何があるかなぁ・・・









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最終更新日  2015/09/16 03:54:24 PM
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