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テーマ:癌(3518)
カテゴリ:日々。
「病で悩んでいる人に」より転載させて頂きますm(__)m
「がん細胞は毎日発生と消滅を繰り返しています」 私達のからだは60兆の細胞から成り立っているといわれています。そのうち毎晩1兆個の細胞が新しく発生し、古くなった細胞は、その膜がほころび適合抗原が露出してきて白血球に感知され1兆個がこわされることを繰り返しています。いわゆる私達のからだは細胞の新陳代謝により生まれ変わっているのです。計算上では60日間にからだのパーツは入れ変わることになります。それではがんはどうして起このでしょうか? ここで、癌という字にはどんな意味があるの見て見ましょう。 癌は、嵒の象形文字からきています。「字統」(白川静 著)には「山上に岩石の累々としてそびえる形」とあります。そして癌は悪性の腫瘍で、その組織が次第に増大して嵒のようになることから、癌というのです。現在は癌と書かず「がん」と書くことが多いのは「常用漢字表」にないからでしょう。今年6月7日に文化審議会が196文字追加5字削除2,136字としたなかにも「癌」字の追加はありません、その代わり「鬱」が追加されています。 漢字も世相を反映するのでしょうか、日本は今「鬱」の時代にはまってしまいどうにも出口が見つかりません。癌は死亡率トップなのになぜ追加しなかったのでしょうか? それは機器の進歩で早期に発見されるガン細胞が、小さくて人の目にふれないCTスキャンと、腫瘍マーカーによる診断によって決定される腫瘍であるため、「癌」という字から受けるイメージとは合わなくなったことにあるのではと考えます。それに「癌」の字から受ける患者の心理的ショックをさけることにあるのではないでしょうか。 「がんからからだを守る免疫力とは?」 からだを病気から守る根本的しくみはどこにあるのでしょうか?それは個人に備わる免疫力にあるのです。それではその免疫力とは何でしょうか? それはからだの最小単位である細胞の消化・呼吸・代謝力にあるのです。この力を真の免疫力といいます。特にからだの防衛を担うのは主に白血球(リンパ球・顆粒球)やマクロファージをはじめとする組織球です。私達哺乳類にの細胞には800~3000のミトコ ンドリアがいると云われています。また、白血球の中には数千個のミトコンドリアが共生していると云われています。 実は白血球の免疫力はこのミトコンドリアによって支えられているのです。この白血球の中のミトコンドリアが元気で生き生きしているか、それとも白血球の細胞内感染で栄養や酸素が奪われてしまったり、また低体温等により働けなくなってしまったかにより、免疫力は大きく左右されるのです。 『ミトコンドリアは細胞の中にある発電所、細胞の新陳代謝や免疫力の大本』 それではミトコンドリアは細胞内に共生して何をしているのでしょうか?ミトコンドリアは一種のバクテリアであり、細胞がバクテリアを取り込み、共生したバクテリアがミトコンドリアになったのです。細胞の中にある小さな器官、細胞小器官の一つです。ミトコンドリアは、バクテリアと同様に1本のDNAをもち、タンパク合成も細胞内二分裂で増殖して新陳代謝もしています。 殊に、細胞内共生したミトコンドリアは細胞呼吸(内呼吸)を担当し、酸素と水と、ミネラル、ビタミンと必須アミノ酸及び必須脂肪酸とピルビン酸を使って酸素によるエネルギー代謝を担っています。 グルコースが解糖されて、ピルビン酸にまで分解されるとミトコンドリア内でこのピルビン酸がTCAサイクルを稼働させ、同時に電子伝達が巡り酸化的リン酸化が起こり、エネルギー物質であるアデノシン三リン酸(ATP)を産生します。これが、ミトコンドリアがエネルギー代謝(細胞内呼吸)をしているということです。 しかし、人間のミトコンドリアは熱と光と重力という質量のないエネルギーが「適度」でないと、エネルギー代謝も自身の新陳代謝も行うことができません。例えば「熱」に関しては最適体温が36~37℃であることです。この限度をはみだして低体温になると、機能が止まってからだがむくんでしまいます。そして、逆に加熱され過ぎると、活性酸素の発生によりミトコンドリアの機能が止まってしまいます。 亦、「太陽光」はミトコンドリアの呼吸のヘムタンパク質の一種であるチトクロムとヘモグロビン、ミオグロビンを活性化させて、細胞呼吸を活性化させます。北欧の日照時間の少ない国では日光浴のサナトリウム施設があります。 私達のからだは常に「重力」の作用に抵抗してポンプである心臓を作動させ、血圧を上げて血液を介して体内の細胞に栄養や酸素を送り届けているのです。脳はからだの一番高い所にあります。脳にはつねに微小な電流(脳波)が流れて働いています。その発電にATPが必要なのです。人体のうちで最もATPを消費するのは脳です。そのATP生成に必要な酸素とブドウ糖を供給する血液が5分間ほど断たれただけで、脳はその働きをやめてしまうのです。注意すべきは高血圧より血圧を下げ過ぎないことです。また、緊急時には、ミトコンドリアは酸素を用いないで、ATPを分解して熱エネルギーを産生しますが、これを無酸素呼吸といいます。 この場合ATPは分解されてクレアチンリン酸で再生され、何度も使われるのです。但しこの解糖系では全体の5%ほどしかエネルギー代謝をまかなうことができません。 私達の体温が36~37℃という一定の温度に保たれているのは、筋肉や肝臓などでATPが合成されたり分解される際の発熱によるものです。また、ミトコンドリアは細胞核の遺伝子に支配されながらも、特殊に分化した細胞の働きを担当して、その細胞の働きに特有のサイトカイン(免疫作用・抗腫瘍作用・抗ウイルス作用、細胞増殖や分化の調節作用を示すたんぱく質の総称)やホルモンを作り出しています。 このようにミトコンドリアの働きは生命活動のエネルギー源であり、人の免疫力を担っています。がんはミトコンドリアの働きが阻害され、新陳代謝が低下した場合に生じます。まさにミトコンドリアは体内にある自家サイクル発電の安全な発電所です。 「がんは毎日の生活習慣によって出来る」 健康に見える人であっても、一人の成人の身体の中では、毎晩3000粒のがん細胞が生まれていると云われます。それでも、がんにならないのは何故でしょうか? それは白血球がガン細胞を処理してくれているからです。しかし、現在、がんや良性の腫瘍にかかる人が増えている現実があります。 老人が多くなったからでしょうか?それだけではありません。それは生活習慣の三つの悪癖にあります。 1.骨休め不足(働き過ぎによる過労) 2.冷たいもの中毒(胃腸を直接冷やし体温を奪い、低体温になる)と外から冷やす冷房生 活。 3.口呼吸(ワルダイエル扁桃リンパ輪から好気性常在菌がリンパ流に乗って血流に入ってきて、組織や臓器の細胞呼吸が障害される)癖。 主にこの三つの知らずにしている日常の悪癖が原因となって、白血球が一晩に発生する3000粒のがん細胞を始末し切れなくなるからです。 現代社会の中で生活していかなければならない私達は、お金を稼ぐために働き過ぎ、睡眠時間が短くなっています。 また、家庭の冷蔵庫には冷たいものがいつもあり、ビール、ジュース、アイスクリーム、お茶など4℃にも冷え飲み物で直接胃腸を冷やしています。どこの家庭も同じ、みんなやっている、これは当たり前の便利な生活だと思い過ごしています。 歯並びの悪い人、無呼吸症などもうつ伏せ寝による口呼吸が原因です。この三つ悪癖を改め、精神的ストレスから脱却し、米食を主食にして野菜をしっかりとり、適度な散歩で足腰の老化を予防し、日光に当たることが大切です。また、CT検査と腫瘍マーカーだけですぐに手術を勧める医者にはかからない。新薬は飲まない。がんを予防するキーワードは、こんなに身近にあり、自分の考え次第で出来ることです。実践し継続することにより自らの健康は自ら守ることが大切です。 ----------------------------------------------------------------------- ミトコンドリア活性が重大なキーポイントですね☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 13, 2012 11:39:35 AM
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