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カテゴリ:日々。
毎日食べているご飯を玄米に代えることで、農薬・添加物・薬・放射性物質など、あらゆる毒素を体から中和してくれます。
フィチン酸によるミネラル吸収阻害作用の真相は? 「フィチン酸には驚異の毒素排出効果がある」ということは先程説明しました。 しかし、フィチン酸にはデメリットもあると言われています。 それは、その解毒作用があまりにも強過ぎる為に、体にとってなくてはならない栄養素(鉄・カルシウム・マグネシウム・亜鉛など)までも排出し、栄養失調気味になるという主張です。 つまり、 悪いものだけじゃなく、良いものも排出する。 だから「玄米でダイエットに成功した」という人がたくさん出てくるのだ。 つまり、フィチン酸の栄養吸収阻害作用のおかげで、単に栄養失調気味になっているのだ。 玄米菜食をしている人に体力がない人が多いのは、その為だ。 ということですね。 これらを主張している代表的な記事が、 危ない玄米食 玄米食はなぜミネラル不足になるか、摂り続けてはいけない食品 です。 この記事が検索結果の上位にきているんで、玄米について調べている方が、誤った知識を得て、「玄米のもつ素晴らしい可能性を見過ごしてしまうんじゃないか?」という危惧を持っています。 私のサイトのこの記事を見てくれている方は、ガン闘病者や、その家族・友人達が、きっと「ガンの再発を防ぐ為に玄米ってどうなんだろう?本当に効果的なのだろうか…、」と疑問に思って調べていてこのページを開いてくれたと思います。 でも、いかんせんこのサイトは全然注目されていないので(笑)この記事よりも上記の2ページに辿りつく可能性が高い…、 その結果、玄米について誤ったイメージを抱いてしまい、玄米食をやめてしまう人が多くなると思ったんです(よかったらブックマークして下さい 笑)。 ですので、この2記事について反論したいと思います。 まず、何故上記のサイトは「玄米食はダメだ!」と指摘しているのでしょうか? そのポイントをまとめてみましょう。 「玄米はまずい」という声もあるし、「おいしい」という声もあります。 これは正直好みの問題なので色々難しいと思います。 おっしゃるように毎日嫌な思いをして玄米ご飯を食べるのは精神的に悪いと思いますし、私の理想である「容易に続けられる食事療法」に反しています。 玄米は白米のように選別機という機械を通して異物を取り除く作業を行っていないので、それを口にしてしまう可能性があるということですね。 白米にももちろん残留農薬の問題がありますが、農薬は特に籾(もみ)や米糠(こめぬか)に溜まりやすい性質があるんです。 籾は玄米でも取り除きますが、米糠の部分は玄米の「要」の部分であり、栄養素が最も詰まっている部分なのです。 米糠を取り除いた米を「白米」というのですが、白米には米全体の約5パーセントしか栄養分が含まれていません。 栄養分が豊富な米糠、しかしながら残留農薬も大部分がここに滞留しています。 残留農薬による人体への影響はかなり大きいので、玄米よりも白米を主食としたほうがいいのでは?という主張です。 これが玄米否定派のメインの主張になるのですが、簡単に言うと「栄養豊富な玄米だが、それに含まれているフィチン酸(本当は『フィチン』)によって体に吸収されずに体外に排出されてしまうから意味がないのでは?」という事です。 フィチン酸の栄養吸収阻害作用があまりにも強いから、確かにガンに効くかもしれないが、いくら飯を食べても栄養素が体に吸収されず、衰弱して結局は短命に終わる、玄米を食べると痩せるのはそのためだ、という主張です この主張は先程説明した玄米のフィチン酸の栄養吸収阻害作用によって、昔の人は十分な栄養素を体に摂りいれることが出来なかったことが根拠になっています(これは極論ですが…、と書いている本人も認めています)。 ざっと要点をまとめるとこのような感じですが、これらが誤っている理由を一つずつ解説していきます。 白米は味が劣化しやすい → おいしい状態で食べることが難しい 白米は玄米から精米機で精米したものです。 精米したばかりの白米は、栄養素はともかくかなりおいしいです。 玄米よりもおいしいと思います。 ですが、白米は精米してからどんどん劣化していきます。 当然味も落ちていきます。 ですので、どんなに有名な銘柄の米でも精米して送られてきますから既に味は劣化しています。 米穀業を営む方々が米を食べる時は、「劣化しにくい玄米」の状態で保存しておいて、食べる時に必要な分だけ精米して白米にするそうです。 私も精米したての白米を食べた事がありますが、まるで別物です。 わずかに甘味があり、「これが本物の米か!」と唸ったほどです^^ 米穀業の方いわく、「この味はお米を作っている農家でしか味わえないよ( ̄ー ̄)ニヤリッ」と、おっしゃっていました。 本物のドヤ顔でした(笑) 玄米に関しては精米していないぶん劣化のスピードが遅く、いつでも新鮮なお米の状態で食べられますから、味は玄米の方が格段に上でしょう。 ただ、何回噛んでも口に残るあの食感については意見は分かれるでしょう。 これはもう好みの問題だと思います。 これについても後で紹介する雑穀米を混ぜれば、もちもち感が増してそれほど咀嚼しなくても噛み砕けますし、 雑穀米を混ぜない時と比べて、たくさん食べ過ぎても胃もたれしないので、消化しやすくなっていると思います。 どんなに体にいい食べ物でも、それをきちんと消化出来なければ「害」にしかならない これは非常に大事な視点なので、絶対に忘れないでいて下さい。 玄米を食べると「ながーくお腹に残っている感じがある」という方は、玄米をきちんと消化出来ていない可能性があります。 そのような方は、大豆を使った食材(納豆や味噌汁など)や大根おろしなどと一緒に食べる事で、玄米の消化を助けます。 また、雑穀米を混ぜて炊き上げることで、消化しやすくなり、栄養価も格段にアップし、雑穀各種の甘み成分が溶け出してきて、なんともいえないおいしさが楽しめます。 さらに上で説明したように、乾煎りして炊き上げるとさらに消化しやすくなります。 これもやっておけば、どんなに胃腸が弱い方でも、胃に負担をかけることなく玄米を平らげる事ができるでしょう。 ですので「玄米+雑穀米」は病気療養中の方や、お子さん、年配の方にも自信を持っておすすめ出来ます。 雑穀米を混ぜるとかなりおいしくなる! 玄米が苦手な人は、一度雑穀米を混ぜて一緒に炊いてみることをオススメします。 本当においしいですし、栄養価もさらに上がります 私が大腸がんになったのをきっかけに我が家では玄米を食べ始めたのですが、どうしても父が「玄米はおいしくない!(;`皿´)」ということで食べてくれませんでした。 押し付けることはしたくないので、私は玄米用の炊飯器を別に買って玄米と(父用の)白米を炊いていたのですが、雑穀を混ぜて食べてみると物凄くおいしい! 試しに父に玄米+雑穀ご飯を食べてみるように勧めてみると、 父:「むむっ、これはうまい!(°д°;)」 と言ってくれました(笑) それ以来父も玄米ご飯を食べるようになったのですが、食べ初めて2週間後くらいに何年も続いていた慢性の便秘が治ったのです! 下剤をいくら飲んでも全然治らなかった父の便秘が、 大腸内視鏡検査の時でも下剤処理で6時間以上もかかるあの父が(笑) 毎日快便になりました^^ 母にいたっては体重が5~6キロ痩せ、高血圧も治り、体脂肪率が減り、平常時の血糖値も下がり、体力もついたせいか、水泳やボランティアなんかに参加しちゃったりしています。 主治医にも「よく頑張っていますね~」と褒められたそうです^^ 正月に親戚がたくさん子供を連れて家に遊びに来た時、ご飯嫌いな子供が「おいしい!」といって「玄米+雑穀ご飯」をパクパク食べておかわりしていたのを見て、その子の親が驚いていました(笑) ですので、子供や玄米嫌いな人にも「玄米+雑穀米」ってウケると思うんですよね。 子供の頃から【玄米+雑穀ご飯】を食べていると、きっと病気知らずで強い子供に育つのではないでしょうか お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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