「ザ!世界仰天ニュース」で、ウイルス性角膜炎にかかった19歳の男性の左目に魚の角膜を移植する手術が中国で行われ成功した。というのをやってました。
青年は、手術しなければ失明する状態だったらしいのですが、人間の角膜が手に入らなかったため、眼科の世界的権威、王主任は以前から研究していた魚(香魚?ってこう書くの?)の角膜の移植手術を決定。視力は術後1カ月で正常の1/5まで回復しているそうです。
魚おそるべし…
まさに目から鱗ですね~
そして日本でも…
「魚のウロコから目の角膜を再生」 北大と物材機構が包括提携
北海道大学と物質・材料研究機構は、2004年12月7日、東京の新高輪プリンスホテルで包括提携の調印式を行った。契約書に調印をしたのは、北大 総長の中村 睦男氏と物材機構 理事長の岸 輝雄氏。
基本協定の内容は、研究開発、人材交流、人材育成など相互の協力が可能な全ての分野において、具体的な協力を有機的に推進するというもの。まずは、物材機構 生体材料研究センター長で北大 教授の田中 順三氏を中心に生体材料に関して共同で研究開発を進める。「生体材料に続き、物質、材料、ナノテクノロジーへと範囲を広げたい」と岸氏は説明した。
生体材料に関する当面の研究交流のテーマは、「バイオインスパイア技術を用いた生体組織再生材料の開発と医学応用実証」。「バイオインスパイア技術」とは、生物が持っている性質を人為的に触発し、目的に応じた機能を積極的に発現させること。生物の機能を真似る「バイオミメティクス」をさらに進歩させた形だという。具体的な例として、魚のウロコから目の角膜を再生させる「ウロコから目」や、カニの甲羅から神経細胞を再生させる技術を紹介した。ちなみに、魚のウロコと目の角膜は非常にナノメートルスケールで非常に似通った構造になっているのだという。
(2004年12月08日 08時02分)
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう