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Aug 19, 2004
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テーマ:中国&台湾(3304)
カテゴリ:中国出張日記
昨夜は、台風の影響で風がすさまじく・・・あまり眠れませんでした。
一人暮らしで、台風に遭遇すると少し心細いです。
被害という被害は無かったですが、店に来る途中、引っこ抜かれた木を3本も見ました。
結構強い風が吹いたんですね。

さて本日は、『盾の会』(←フリーページ参照)の開催日のため、お洒落しよう・・・と思いましたが、雨が降りそうだったため、パンツルック(死語?)でございます。
画像を載せる程のものではございませんので、
画像は本日のオススメを・・・
ふ~じこちゃ~ん
チャイナドレスには、珍しい前あきスタイル・・・。
まるで、ルパン三世のふじこちゃんが着そうですね。
胸元に可愛らしいお花の刺繍入りです。
画像がありませんが、バックスタイルが本当にかわいい!!
後ろ襟にワンポイントの花の刺繍があり、髪をアップにして頂くと際だって、とても素敵です。

こう暑いと歩くのもイヤですが、海外に買い付けに行くと必然的に歩き回る事となり、その運動量は相当なものです。
夕方になると足はパンパン・・・・。

夜寝る前は浴槽に熱めの湯を張り、足湯をします。
お湯の中でゆっくりと指を伸ばし、ふくらはぎを揉むと少しは楽になり、寝る時に足枕をして寝れば次の日は一応改善されています。

ある時上海にて買い付けがある程度終了し、ちょっと時間が空いたな・・・と思った時でした。
携帯が鳴り、出ると・・・・・
最近、企業した青年実業家のTさん(上海人)です。

「今、どこにいる?買い付け終わったら、足のマッサージに行こうよ。僕がよく行く会員制のところ。気持ちいいよ。」

足マッサージ・・・。痛いと聞くが・・・???
しかし、疲れがかなりたまっていた私は、
「行く~~!!」

ということで、私は彼のでっかい日本車でマッサージに行く事になりました。
Tさん。何年か前に出会った時には、真面目そうなでも気が弱そうな青年でした。
しかし、この上海の急成長と共に彼は一念発起し、勤めていた日系企業を辞め、小さな会社を立ち上げたのでした。
割と目立たないタイプだった彼でしたが、
起業して一変・・・。
久しぶりに再会した時には、バー○リーのシャツを着こなし、でっかい日本車に乗り、そしてなんと!!胸には輝く金のネックレス!!!
最初はその悪趣味ぶりに頭がくらくらしましたが・・・やはり彼の良い人柄には変わり無く、昔のように奥さんにも優しく、他人にも親切な好青年で、安心した私なのでした。

「マッサージって足裏?」車の中で訊ねると・・・・

「いや、足を中心にあちこちしてくれるよ。」
彼は、金のネックレスをキラキラさせながら答えます。

マッサージ好きな私としては心が躍ります。
しかも、会員制!!その会員カードもまたゴールドに輝いています。
『おう!!まぶしいぜ!!』

私が期待をふくらませていると、車はあるやたらと派手なビルに到着。
『おぅ・・・!ビルも輝いているぜ!!』
なんだかちょっと、いかがわしいくらい派手なのです。
どう表現すべきか・・・。
まるで、叶姉妹の家をインスタントに再現した感じ・・・と言いますか・・・。
少し、怯えつつ彼の後ろをひょこひょこ付いていくと、
エレベーターは7Fへ到着。
扉が開いたとたん・・・私はかなりの衝撃を受けました。

「いらっしゃいませぇ~~~!!!」←中国語

そこには、うら若き乙女達が1列に並んで立っていました。
彼女たちは、何故だかやたら丈の短いスカートおよびワンピースを着用し(そしてやたらドレッシー・・・シフォンやサテン素材のミニワンピースなのです。)にこやかに笑みを作っています。
・・・・!!!
『T、Tさん!!もしやここは・・・いかがわしい店ではないのかえ??あんたは、こんな所に来る男になってしまったとか!?奥さんを泣かせるつもりか?・・・ていうか・・・私はここに居ていいの???』

Tさんとの先ほどの会話が蘇ります。

「いや、足を中心にあちこちしてくれるよ。」

『あちこち!!!???あちこちってどこぉぉぉ???』

もう私は固まって、女の子達に両手を捕まれてにやけているTさんの背中を睨むしかありません。
じっと、睨んでいるとTさんはいつもの穏やかな笑顔で振り向き・・・

「男性は少ないですが、彼らの中から選んで下さい。」と告げたのです。

そこに現れたのは・・・ぴちぴち男子。約5名。
『男前だわ・・・。でも良いのかしらん??選んじゃっていいのかしらん??っていうか・・・ここに居て良いのかしらん??いったい何をするのかしらん?????』(←だから最初からマッサージだと言っているのに・・・)

頭はハテナマークで埋め尽くされているのに・・・
私ってば・・・選んじゃいました。
しっかりと。
好みの男子を・・・。
・・・・・だって良い男だったのよ・・・。

「では、個室を用意致しますから、先にお風呂へどうぞ・・・。」マネージャーらしき年配の女性はそう告げると
私に「案内します。」と目で合図をし先に立って歩き始めました。

『足裏なのに風呂???いやでも、あちこちだし・・・』

風呂は日本の綺麗な銭湯のような雰囲気で、
おばちゃんが3人ほど入っていました。
女性がいた事で少しほっとしたものの・・・
『なんだか・・・満たされない年配の女性ばかりなんじゃ・・・』(←とても失礼。)
などと、怪しい方へ怪しいほうへと考えは傾くばかり。
モンモンとしながら、「一応」念入りに身体を洗い、用意されたローブのようなものに着替え、外に出ると、また案内の女性が私を部屋までつれて行ってくれました。


どきどきしながら、部屋に入ると・・・
クーラーの効いた個室にはリクライニング式の椅子があり、
TVが設置されています。
座っていると、Tさんが顔を出し
「ここは時間無制限です。もしかえりたくなったら僕に電話ください。あと果物や飲み物、軽食などもタダですから好きなモノを好きなだけ注文してください。一応、アイスコーヒーとフルーツを持ってくるように言ってはおきましたが。」
とだけ言って去っていきました。

コーヒーとフルーツが運び込まれ、緊張してじっと待っていると・・・先ほどの美男子登場。

いや~。爽やかな笑顔です。
清潔感のある彼の笑顔に少し安心。
まずは、お湯のはってある桶が登場。
なんと・・・お湯にはバラの花びらがっ!(どこまでも叶姉妹ワールド)
美男子に促され、桶に足をつけると・・・・
『きもちいい!!!』

彼が私の足を一本ずつ丁寧に洗ってくれるのです。涙。
(しかも、片膝付いて・・・。合掌)
15分ほどの足浴が終了すると、こんどこそマッサージです。これも1本ずつ丁寧に・・・。
マッサージしない方の足には蒸しタオルが!

う~~ん。気持ちいい~~~~~。

痛くないか訊ねながら徐々に力を加えていく。
痛いくらいが気持ちいい。(←マッサージです。誤解無きよう)
片足に20分ずつ・・・。

ま・さ・に!!至極のひとときですよ!!
その間も美男子は、痛くないか?寒くないか?と常に気を遣ってくれるのです。うふふ。

うとうとしそうになる頃、彼が小さめの椅子を出してきて「こちらに座って下さい。」といいます。
腰掛けると、今度は肩から腰にかけてのマッサージです。

彼を選んで正解!!
切れ長の目が素敵なだけでなく、肩や胸に付いた筋肉が服の上からでもはっきり見えます。
何を隠そうこの私・・・
もの凄い肩こりなのです。
ひ弱な男子では無理なのですわ。
「痛くない??」と聞く彼に「もっと 強く!もっと強く!」(←何度も言いますがマッサージです。)と答える私。
「凄く肩が堅いね。日頃気分が悪くなったりしない?」
カタコトの英語でそう訊ねる彼の息は上がっていました。
だから、私の肩こりはハンパじゃないんだってば!!

頭、首、肩、腰のマッサージを30分。

気持ちよかった~~~!!
こんなの初めて♪(←マッサージです。しつこいようですが。)

最後に、あちこちの筋をのばしてもらい・・・終了。


期待して・・・いや・・・心配していた事は何もなく、
ただただ気持ちい~~~!マッサージ体験でありました。
(Tさんの話の通り、「足を中心にあちこち」のマッサージでございました。)

あれから、何度か違うマッサージ屋に行きましたが、あれほど心地よいマッサージはまだお目にかかっておりません。

しかし!!しかしですよ!!
あんな格好(ミニスカート)で綺麗なお姉ちゃんがお迎えするなんて(指名制だし)・・・・しかもキンピカの安・叶姉妹ワールドな雰囲気・・・・
私が、早とちりしてしまうのも、当然だとは思いません???(あの雰囲気は・・・中洲のソレですよ。)

まあ・・・早とちりしつつ・・・しっかり指名してしまった私も私なのですが・・・。

それにしても、若い男子にかしずかれ、フルーツ片手にローブ姿でバラの花の浮かんだ桶に足突っ込んでるなんて・・・
叶姉妹のお姉さまになった気分ですよ。

気分だけです。
終わって鏡を見たら、やはりまぎれもなく疲れた顔の私が映っておりました・・・。








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最終更新日  Aug 19, 2004 03:45:17 PM
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