さてさて・・・
今朝はなかなか目が覚めなかったです。
夜遅くまで本を読んでしまったのがいけなかったようですな。
台湾に持っていこうと思い買った文庫本をもう読み切ってしまったお馬鹿な私です。。。

今朝・・・ちょっと遅めに起床。
そう・・・９時に起きたダメ人間なジャスミン。
のそのそと起きあがり・・・
『コーヒーでも煎れるか・・・』とベッドから這い出すと・・・

人影？？？？？？？？カーテンを隔てたベランダから・・・人の気配が致します。。。
気のせいか？？？それとも・・・近所のニャンコ？？？
しばらく息を凝らしてカーテンを見つめるも・・・どうやら気のせいのようです。

ふうむ。朝起きっぱなは、ぼ～～っとしとるからな。

キッチンにお湯を沸かしに立ち、コーヒー豆の容器を冷蔵庫から取り出そうと冷蔵庫の扉のとってに手をかけると・・・

ドタっ！

？？？？？今の音は？？？ナニ？？？？？

どうやら・・・やはりベランダから音がするのです。
クツクツと音を立て始めたヤカンを火からおろし・・・もう一度部屋にそっと戻る私。

誰か居る？？？
ベランダに続く窓に目を凝らすと・・・ササッ・・・カーテン越しに・・・人影が・・・・・・・・・・・

きゃ～～～～～！！！空き巣？泥棒？強盗？変態？？？？？？？？？それとも・・・宇宙人とか？？？
北朝鮮の悪口をこの前ブログに載っけたから・・・もしかして工作員が私を拉致りに来た？？？？（←本気）

ひょ～～～～～～～～～～～～～。どげんしたらいいとだろか？？？

空き巣・・・だとしたら・・・人が家の中に居る事が解れば・・・諦めてどこかに行ってしまうはず。。。
そうだ・・・・・・・音を出したらいいのである！！！

「グゥェッッホン　ゴッホ　ゴッホ　！　グェッホ！！！オェ～！！」ちょっとオヤジ並の豪快な咳をしてみます。

『お願い！！ここは、か弱い未婚女性の部屋だと思ったら大間違いよ！
　そう・・・単身赴任のオヤジの部屋なのよ！！だからどっかに行って～～～！！！』

「グゥェッッホン　！！！！ゴッホ　ゴッホ　！　グェッホ！！！オェ～！！」
さらに激しく・・・オヤジ風に咳をしてみるジャスミンでございます。

しかし・・・その人影は・・・ベランダにしゃがみ込んだり・・・立ち上がったり・・・妙な動きを繰り返すのでございます。。。

キモチワルイ・・・。涙！
私の演技も伝わらなかったのか・・・？と考えていると・・・私は重要なことを思出したのでございます！

！！！！！だ～～～～～～！！！！パンツ干しっぱなしじゃね～～かい？？？
そう・・・私、昨夜洗濯したモノをベランダに干したんです。。。
女の一人暮らしで下着をベランダ干しなんて危ない！とよく説教されますがね・・・
うちのベランダ、手すりも高いし・・・鉄格子じゃなく普通のコンクリート塀。
その為・・・背の低いタオルハンガーなんかにつるせば・・・外からは一切見えないんでございます。
「洗濯モンは、おてんとうさんに見せんと！！」というママンの教えを守っておりますジャスミンです。

もしかして・・・下着泥棒か？？？？？？
ひえ～～～～～～～～～～～～。気持ち悪い～～～～～～～～～～。

そういえば・・・私・・・どげなパンツば干しとっただろうか？
↑人間ってとっさの時は、お馬鹿な事を考えるもんでございます・・・。
しかし、どんなに考えてもパニック状態の頭ではどんなパンツを干しているか思い出せない。。。

ぐわ～～～～～～っ！！高価なおパンツをとられるのもむかっ腹が立ちますがね・・・
古びたパンツを持って行かれるのも・・・プライドが許さん！！！（←お馬鹿）

きゃ～～～！！うわ～～～！！ぐわ～～～～！！！！←パニック。

と・・・とにかく・・・どうしよう。。。

私がパニックで立ちつくす間も、その人影は立ち去る様子を見せません。
いったい・・・どうしたらいいのだっ！！！！
カーテンを開けて・・・その変態空き巣と目が合ってもイヤだし・・・

情けないことに・・・ただ・・・おろおろするばかりなり。

すると・・・今度は・・・その人影・・・。
ゴン！！ゴン！！と・・・壁を叩きはじめたではございませんか！！！！！！

ひょ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！！！！きょわい！！！（怖い）！！！涙目。

もしかしたら・・・空き巣や・・・変態よりももっと危ないタイプの犯罪者かもしれぬ！！！！
やはり・・・キタの工作員かっ？？？？

わ・・・・私をどうするっていうの～～～～～～～～！！
たしかに平壌冷麺を食べたいといいましたがね～～～～～～～～。涙目。
迎えに来ずとも・・・行くときは自分から参りますから～～～～～～～～～～！！！！！

半泣きでパニくる私を更に追いつめるかのように・・・ゴン！ゴン！と壁を叩き続ける人影。。。

あ～～～神様・・・私はどうしたら・・・。誰か・・・誰か・・・来て～～～～～～～～～～～～～～！！！

声を出そうにも・・・声は声にならず・・・喉はカラカラでございます。

【チャイナ服屋の女主人・・・一人暮らしの部屋から忽然と消える！数日前友人に明かした謎のつぶやき。『平壌冷麺が食べたい』】

【金目当て？強盗に入るも金目のモノ無く、逆上して刺殺！チャイナドレスに潜む闇！】（←意味不明。）

【下着泥棒！部屋の主と鉢合わせ！『こんなヤツのパンツなんぞ要らぬ！！！』と逆ギレ！
　残された哀れな３０女の絞殺死体！！】

あ～～～こんなタイトルできっと新聞に載るんだわ～～～。涙。
いや～～～～～～～～～ぁ～～～～～～～～～。

・・・・ヨシ。。。。こうなったら・・・
自分の身は・・・自分で守るのだぁ～～～～～～～～～！！！！！！

私は、台所に走ると・・・武器を探しました。
まず、包丁を手にするも・・・『万が一、奪われたら危ないのは私・・・』と冷静に判断。
じゃあ・・・武器・・・武器・・・武器・・・

！！！
目にとまったのは・・・先ほど湯を沸かしたヤカン！小さいけれど・・・まあ良かろう。
『これで殴れば・・・結構・・・キクよね？？？？』
ヨシ！！！

私は湯をこぼしたヤカンを右手に・・・
そして左手には・・・玄関で目に付いた傘を握りしめ・・・

そろり・・・そろり・・・と窓へ向かって息を凝らしながら進みました。
その間も・・・ベランダの人影は・・・壁を叩いたり・・・床を踏みならしたりしている。。。
ドン！ドン！！ドカドカ！！
怖い。。。

でも・・・やらなければ！やられるのさ！！！

不意打ちを狙おう。。。
カーテンをイキナリ開けて・・・驚いた隙に、窓を開け・・・ヤカンを投げつける！
そして傘でめった打ち！！！

ヨシ！！腹をくくると・・・昔から強い私でございます。

１・２の・・・・３！！！！！シャ～～～～～ッ！！！！！！！！！
私はお手製のカーテンを勢いよく、開きました！！
そしてマドの錠を外し・・・ガラスを思い切り開けると！！！！！！
ソレッ！！とヤカンを振りかざし・・・！！！！！！

「あ。」声を出したのは・・・私で無く・・・壁を叩く不審者。。。。

「あ・・・」今度の声は私。。。

見つめ合う２人・・・。

「・・・・・・・おはようございます・・・・・・・」
先に挨拶したのは・・・作業服姿の・・・おじちゃん。。。

「え？　あ・・・お・・・おはようございます・・・・・」

ベランダの奥にはには・・・工事現場によく見られる・・・足場。。。

も・・・もしかして・・・もしかして・・・もしかして！！！！！！ギャ～～～～～！涙。

そうか・・・そうか・・・そうか！！！！今日からじゃん！！！！！涙！
私は・・・玄関エントランスに一週間前程から張ってあったある紙きれを思い出しました・・・。

【地震の為に破損した壁の補修工事を、１６日１７日２０日２１日で行います。
　ご協力お願い致します。　　】

だ～～～～～～っ！！昨日、足場を組んであったのね・・・。夜遅く帰った私は気が付かなかったわ。。。
（パンツ干しに夜中外に出たときも気が付かなかった。。。）

おじさんは・・・私の部屋のベランダの壁や床の亀裂を剥いで・・・
新たにコンクリート（？）を詰めるという作業をされていたのでございます。。。
さっきのゴン！ゴン！！という音は・・・おじちゃんが壁の崩壊していた部分を剥がしてした音なのでございました。。。

なんてこったい。
９時まで寝ていた小汚い私が・・・
朝早くから起きて汗水垂らして働く善良なおじちゃんを・・・勝手に空き巣や変態と勘違いし・・・
その上・・・ヤカンではり倒そうとしたなんて。。。。。

あ～～～～～～～～神様ゴメンナサイ。。。。涙～～～～～～～～～。

私が干した古びたおパンツの脇で・・・額に汗して働くおじちゃん・・・その姿に・・・罪悪感は・・・更に倍！
倍率ドン！で・・・ハラタイラに３千点！！！！（←パニック。）

「ご・・・ご苦労さまです・・・。あ・・・あ・の・・・
　コーヒーでもいかがです？　　　」

振り上げたヤカンを引っ込められずにいた私・・・。
ヤカンを顔の当たりまで引き下ろし・・・にっこり笑ってみましたが・・・

おじちゃん・・・「よ・・・よかです・・・」（＝結構です）と固まったままお返事を返されました。。。

そ・・・そうよね・・・。
朝起きたままのパジャマ姿で、思い切りすっぴんノーメイクの若くはない女が・・・
小汚いヤカンを振り上げ・・・左手には傘を握りしめて・・・いきなりカーテンの向こうから現れたんですもんね。。。
そ・・・そりゃ・・・驚くし・・・そんなヤツの煎れたコーヒーなんか・・・危なくって飲めたもんじゃなくってよ。。。

怪しいのは・・・私のほうでございました。おじちゃん・・・ゴメンナサイ・・・。
あやうく・・・
【狂気？一人暮らしの女性、壁の補修に来た業者の男性（５●才）にヤカンで襲いかかる！
　部屋から、大量のチャイナドレスの謎？！】
なんて記事になるところでございましたわ。。。




今考えると・・・警察に電話することなんて最後まで思いつかなかった訳ですが・・・
思いつかなくて・・・本当に・・・良かった。。。

心から反省しております。。。