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テーマ:旅のあれこれ(10281)
カテゴリ:その他の旅
さて・・・昨日、イタリア旅行の事を書いたら・・・イタリアのあの一件を思い出してしまいましたので
本日は暫し・・・アジアを離れてイタリアのお話をば。。。 それは私が大学2年生の頃。 初めてイタリアの地を踏んだ時のことでございます。 初めてのイタリアは大学の募集していた「イタリア美術研修旅行」でございました。 イタリア美術に興味があった私は、勿論参加。 だって・・・旅費も安かった。。。 研修旅行という名のツアーでございましたが・・・中身は・・・ほとんどフリープラン。 イタリア行きの飛行機に乗せられて・・・まずはミラノで3日間。 3日、おのおの勝手に自分が見たい場所を巡り・・・ それからまた全員で違う地に移動。 そんな合計14日間の旅でございましたヨ。 時は冬。 もちろん、オフシーズンだからこそのお値段の旅行です。笑。 寒かったデスよ・・・。 建物も全て石造り・・・道だって・・・石畳・・・。 もう街中が冷え冷えでございます。。。 それでも楽しかった! 震えながら見た、あこがれの教会の壁画や・・・彫刻。 イタリアンルネッサンスの傑作の数々に見とれ・・・感動の毎日でございましたよ。 もちろん!食べ物も美味しかった♪ 名も無いような小さなレストランのシンプルなポモドロのスパゲティが美味しかったこと! 寒さに震えながら、ジェラートを食べる私はどっから見てもお上りさんだったでしょうね。笑。 お金は持っていなかったので、ほとんど贅沢は出来なかったのですが・・・それでも美味しいモノに溢れた国でございましたよ。 街を歩く人々は・・・皆、彫りが深くバタクサイ顔。笑。 当たり前ですが、周りはイタリア人ばかりなり。 女性も男性も・・・彫刻のごときお顔の方ばかりでございます。 行ったばかりの頃は・・・「カッチョイイな~」と思っていたモノの・・・ 3日ほどたつと・・・顔の濃さに若干の胸焼けが。。。 美味しいけれど、バターこってりのお料理が続くとキツイってなもんでしょうか?笑。 私の友人は最後まで「イタリアンと恋がしたい」などとうめいておりましたので 全ての日本人がそうでは無いようですが・・・ ダシと醤油のウドンの汁が大好きなジャスミンには若干濃すぎてたようでございます。うふふ。 やはり私の好みはアジアのあっさり顔だわね。 まあ・・・それでも彼らの美男美女振りは目を見張るモノがございましたよ。 しかし・・・ひとつ気になることが。。。 それは・・・地下鉄の中で・・・ それは・・・小さな店の中で・・・ それは・・・エレベーターなどの密室の中で・・・ 気になる!!!大変!!気になる!!!! そ・・・それは・・・・ニオイでございます。 何というか・・・酸っぱいような・・・いわゆる・・・汗のニオイ。。。 いわゆる・・・ワキガ臭ですよ。。。 「ク・・・クサイ。。。」 日本人は体臭が薄いそうな。 しかも、皆、その薄い体臭を気にして気にして・・・やたらと消臭スプレー己がワキの下に振りかけます。 おかげさまで・・・そうちょくちょくそのニオイに直面は致しませんよね。。。 だから・・・余計に気になるのでございます。。。 ある日・・・あれは忘れもしないローマのホテル。 私は個人行動を取っておりました。 マフラーを忘れた私は、美術館から一度、ホテルの部屋に戻り・・・ それからまた出かけようとしていたところでした。 エレベーターに乗ろうとボタンを押し・・・待っていると・・・「来た来た」。 ドアが開き・・・乗り込もうとすると・・・そこには先客。 ホテルのポーターでございます。 客の荷物を運ぶ為の、大きなキャリーも一台。 「チャオ♪」とやはり人なつこいイタリアン。 「チャオ」私も一応ご挨拶。 それほど大きくないエレベータです。 大きなキャリーが乗っている為に・・・せ・・・狭い。。。 乗り込もうかどうしようか、思案していると・・・ 「どうぞ どうぞ♪乗りなさい」とポーターの兄ちゃんが笑顔で言ってくれる。 「の・・・乗れと言われても。。。」 やっとドアすれすれのところに身を滑らせるジャスミンです。 と・・・その瞬間・・・ もわ~~~~ん。 強烈な・・・アノ・・・ニオイ。。。 く・・・クサイ。。。 ニオイの発信源は・・・間違いなく・・・この兄ちゃんでございます。 彼に背を向けていた私はチラリと振り向いてみました。 彼はキョーレツなニオイを発しながらニコニコと笑っておられる。。。 「ハハハ・・・」 私は意味も無いカラ笑いをしながら、再びドア側をむくと・・・ 「はやく!!!はやく!!ロビーに着いてくれ!!!」と心で祈るばかりでございました。 しかしね・・・こんな時に限って・・・各階停車。 しかも・・・止まっても・・・もうこれ以上誰も乗れない満員御礼。 (キャリーカート1台と兄ちゃんと私しか乗ってないのにね。) 開いたドアはむなしく・・・締まる。。。 その時でした。 締まろうとしたドアに近いところにいた私は・・・コートのスソが挟まれそうになったのでございます。 それを見た兄ちゃん。。。 な・・・なんと・・・ジャスミンを後ろから・・・抱きしめた!!!!! きっと・・・危ないと思ったんでしょうな・・・。(それともセクハラか??) ジャスミンの背後からにゅ~~っと手が伸び・・・ジャスミンを若干後ろに引き寄せると・・・ その2本の腕は・・・ジャスミンの身体にしっかりと巻き付いたのでございます。 ギャ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!! まだ若かったジャスミン。ショックでございます。涙目。 と・・・殿方と!!密室で!!!!!!!!!ヒ~~~~~~ッ!!!!! どうして良いモノか解らずに・・・振り払うこともかなわずに・・・ とにかく・・・石のごとく身を固くしておりましたヨ。。。 しかしね・・・その行為もさることながら・・・ 一番ショックだったのは・・・・そのニオイ!!!!!!!!!!!!!!!! 私よりも随分背の高かった彼のワキは・・・私の顔の真横あたりにございました。 開いたワキからは・・・何ともスッパイニオイが。。。。。。。モワンモワンと漂って参ります。。。 うっぷ・・・・。←涙目。 く・・・クサイ。。。目に染みます。 狭い狭いエレベーターの中・・・そこはまるでガス室のごとき。。。 そしてそのニオイのモトは・・・私を抱きしめておるのです。。。 た・・・助けて・・・く・・・れ・・・。 ドアが開くたびに・・・外の空気を取り入れようと・・・大きく深呼吸をし・・・ ドアが閉まると・・・息を止める。。。 ジャスミンが生死の境をさ迷っているというのに・・・そのラテン男児は鼻歌などを歌ってオル!!! 身じろぎしても・・・なかなか腕は放してもらえず・・・ 結局ロビーまで、ニオイの元に抱きしめられてしまいましたよ。。。 (手がさ~~ビミョ~~な位置なんですよね~。故意か・・・偶然か。 今だったら・・・『ありがとう♪でも大丈夫!』と振り払えるけど・・・ あのときジャスミンは若かった。。。。。。涙。) ああ・・・地獄とはこのことぞ。。。 ロビーに到着し・・・ドアが開くと同時に・・・私は・・・エレベーターから走り出ました。。。 ええ・・・新鮮な空気を求めて・・・ね・・・。 あまりの事(ニオイ)に・・・若干放心状態のジャスミン。 そんなジャスミンに・・・「またね♪」な~~んていいながら・・・ 腕を大きく振り上げて・・・ウインクをするラテン男児。。。 ううううう。涙。。。 本気でちびっと涙が流れたジャスミンでございます。(えづいたせいもありますが。) 西洋では・・・アノニオイはフェロモンのニオイと言うそうで・・・ セクシーなニオイの部類に入るのだ・・・と誰かが言っておりました。。。 セクシー???????? わからにゃい。涙。私にはわからにゃい!!! まあ・・・あのニオイがセクシーであったとしても・・・ 私が出会った、あの兄ちゃん程キョーレツなニオイは・・・ イタリアでもちょっと敬遠されるんではないだろうか?と思うジャスミンです。 (そうであって欲しい。という希望を込めて。。。) 今まで、チケットの価格の関係で冬場にしか訪れた事がないイタリア。 春や夏の輝かしい季節にも行ってみたいと心から思うものの・・・ 冬でアノニオイなんだから・・・夏はもっと????と思ってしまい・・・なかなか勇気が出ないジャスミンです。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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