|
テーマ:旅のあれこれ(10282)
カテゴリ:ベトナム出張日記
さてさて・・・本日は昨日の「イタイ話」の続きをば・・・。
ベトナムの中華街(チョロン地区)で買い付け途中に道ばたですっ転びかけ・・・ 転倒は免れたものの、左足の親指の爪がめくれ上がってしまったジャスミンは ドライバーPさんに連れられてホーチミン市内の小さなインターナショナルクリニックへと向かいました。 ホテルの近くにはもっと大きなインターナショナル病院があるんですけども(←以前世話になった。。。) 今回はこじんまりした可愛らしい病院です。 クリニックに入ると・・・すぐに「日本人受付カウンター」というものがありました。 ふうむ。 ホーチミンにはたくさんの日本人が住んでいますがね。 病院にこういうのがあると嬉しいかも。 カウンターわきの椅子に座っていると・・・ 小柄な・・・日本人なら中学生くらいにしか見えない男の子が一人・・・ 「コンニチワ。どうしましたか?」と現れました。 彼はどうやら日本語通訳として雇われているようです。 「爪がね・・・なくなっちゃったのよ。」というと・・・ 「OH・・・イタイでしゅか~?」という。。。かわいい。。。 初診なので、身長や体重、アレルギーの有無、最終月経など問診を終え・・・さて診察か・・・と思ったら 「今日は、アメリカ人のセンセイとベトナム人の先生イマス。どっちがイイですか?」 などと聞くのでございます。 「ど・・・どっちと言われても・・・私は会ったことがないのでわかりません。」 そうですよ。。。見たことも診察をうけたこともない医者をえらべなんぞと言うのですわ。 「アメリカ人の先生は○○ドル、ベトナム人の先生が○○ドルです。」と彼。 なんと!!!!!アメリカ人の医者の方がベトナム人の医者の倍の価格!!!!!!!!! 何なのだ。。。その差は。。。ベトナムにて・・・敗戦国のアメリカの医者に支払われる給料の方が高いのか?? 意味がわかりませぬわ・・・。 ジャスミンは迷わず選択!ベトナム人医師!!! おお!ここは越南!ベトナムはホーチミンでござるぞぉぉぉ! 任せるべきはベトナム人医師に間違いないわ!!! すぐに診察室に通されると・・・やって来ましたベトナム人医師のおじさん。 う~~~ん。正解。賢そうなお顔立ち!!! 彼は私の傷を見ると・・・・綺麗な英語で言いました。 「OH・・・痛いでしょう?で この爪はもうダメですから抜きましょうね。」 ・・・。やはり抜くのですね。 処置室に移動させられ・・・爪を抜くことになりました。 ついでに・・・破傷風の注射やら抗生剤の注射やら・・・3本もの注射を打つことにもなりましたの。。。 ジャスミン・・・痛いのはキライでおじゃる。。。 注射はもちろん・・・爪を抜くのなんか・・・痛そうですわ!!!涙。 考えただけでも・・・身震い。。。 中学生のごとき顔の通訳君は・・・私が顔を歪ますのを見て・・・ 「痛いでしゅか?痛い?ダイジョブ???」と励ましてくれる。。。 「痛くないけど・・・怖いよう~~~~。」と弱虫ジャスミン。。。 すると・・・通訳くんてば・・・イキナリ・・・ 「怖いでしゅか・・・。そうか・・・では・・・雑誌を持ってきましょう!!!」などと言い出した。。。。 雑誌・・・??????? 「雑誌を読んでいれば怖くないでしゅ。」 ・・・・。そうかな・・・・???????????そうだろうか?????????? そんなワケなかろう!!!!笑。 雑誌を読みながら爪を剥いで貰う図なんか日本ではあり得ないわよね。。。 美容室じゃないんだからさ・・・。 雑誌をとりに走りそうな彼に・・・「雑誌はいらない・・・・」とお返事。 雑誌を見ているくらいなら・・・我が爪のはがれる瞬間を見ていたいわよ。。。 (ええ・・・施術全てを凝視してましたわ。。。) で・・・・・・・いよいよ施術開始。 まずは・・・足の指に麻酔を3本!!!!!!! こ~~~れ~~~~~が~~~~~~~一番痛かったよ~~~~~~~~う!!!!!!!!!! 「ぎゃ~~~イデデイデデイデデ・・・・・。」声にならない叫び声を上げる私。。。 もう下半身は動かせないので、上半身をフルに使って痛みを表現致します。 「ガンバッテ!!ガンバッテ!!!」応援してくれる通訳君。 「痛かったらコレをつかんでいて下さい!」・・・差し出されたのは・・・何やら医療に使う銀色の小さなトレイ。。。 ジャスミンはトレイを握りしめ・・・「イデデデ!!イデデデ!」とのたうち回ったものでございます。 もちろん「ガンバッテ!!」の声援を受けてね。 こんな必死な私たちをよそに・・・ 「ふ♪ふふ~~んふふ~~~ん♪」と鼻歌交じりの医者は・・・私の爪をピンセットのようなものでつまみ・・・ くっついている部分をハサミのようなものでジョキジョキと・・・。 「お~~わったよ~~~ん!」←英語。 爪は簡単にとれちゃいました。 麻酔をしているので痛くもない。 まあ・・・爪が剥げたあとのにくにくしい感じが気持ち悪くはございます。 「はい!これが君の爪だ!立派な爪だね!」そう言って私に私の爪をヒラヒラと見せる医者。。。 おい。お前は何故にそこまで陽気なのだね? アメリカ人の医者と治療代が倍も違うことは気にならないのかね? そう思いつつ我が爪を見ていると・・・ 「ベトナムで爪をとった記念に持って帰る??お土産に?」 ・・・。 「いえ・・・記念に置いてカエリマス。。。。」 そう私が告げると・・・ 彼は「ははは!」と笑い、私の爪をゴミ箱にポイ!と捨てたのでした。 その後の消毒と・・・薬の塗布、それに筋肉注射3本も痛かったけどね・・・。 通訳くんの「バンバッテ!!!」の声援に背中を押されて頑張りましたわ。。。 でももっと痛かったのは・・・次の日の付け替えなんですけどもね。。。 それはまた・・・明日の日記でね。うふふ しかしこのベトナム人の先生はなかなかユーモア溢れる素敵なお医者様でございましたよ。 給料はアメリカ人と一緒にしてあげて欲しいにょろ~~~。 もらった薬。 左のは・・・水に溶かして飲む鎮痛剤。溶かすとポ○リスエットの不味い炭酸バージョンみたいな味になる。 右のは抗生剤。 足・・・焼けてるにょろね~~~。 すでに爪が無い状態。爪がないと歩きにくい事が判明。。。 何だか親指がぐにゅぐにゅするの。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ベトナム出張日記] カテゴリの最新記事
|