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カテゴリ:懐かし日記
さてさて。
本日は前回の続きでございます。 ジャスミンが柄にもなく体験した教育実習の思い出第2弾。 いよいよ。 教育実習が始まりましたのよ。 ジャスミンは諸事情により母校で無い高校へと教育実習に参ったのですけどね。 すでに・・・初日にしてそのことを後悔しはじめておりましたわ。。。 だって・・・ 実習生は全部で20人くらいでしたけんど・・・ 私を除いた全ての実習生は、同窓生なわけでございます。 実習生に与えられた控え室は・・・ちょいと同窓会ムードなわけ。 ドキドキの教育実習ですばってん・・・知り合いがおるっちゅうのは心強いもんでしょうな。 指導教諭だって・・・自分の恩師だったりするんですわよ。。。 (恩師が指導教諭じゃなくても知っている先生が一人でも学校内にいてくれたら心強いですわよね~) そりゃちょっと和やかな空気にもなりますわ。 そんな中。 皆がチラチラとジャスミンを見るのだわ。(実習生も教員も) 確かに!! 大変ラフなスタイルのジャスミンは・・・あきらかにスーツ姿の集団からは浮いておりましたわ。 が・・・カレラの視線が物語るのは・・・ 「あげなヤツ・・・おったっけ???」という視線でございます~。。。 そりゃそうじゃね。 どう考えても思い出せないはずでございます。 だって・・・この学校をでておりませんからね~~~♪うふふ。 ま・・・イタイ視線もなんのその。 何とか仲良くなろうと・・・挨拶なんぞをするものの・・・空振りに終わり・・・ 「ま・・・いっか。どうせ2週間のつきあいだわ。」そう割り切ることで勝手に解決をつけましたの。 実習生には、指導教諭というのがつきますわ。 国語科なら国語の先生。 英語なら英語の先生。 ジャスミンはね。 美術の教員免許をとることにしておりましたから・・・美術の先生にご指導を賜るわけでございます。 この美術の先生。 ジャスミン・・・初対面でございましたわ。 いかにも!先生らしい女性のA先生でございました。 ええ・・・キチン!と仕事をこなされそうな・・・実に熱い感じの方ですわ。 今まで・・・中学でも高校でも、そして大学でも・・・ 美術を教えてくれる先生で「きちん」とした人を見たことがなかった私は・・・若干の驚きを覚えましたわ。。。 美術の教員でもこげに「しっかりした」方がいらっしゃるのね~~ん♪ 大変!厳しそうですですが・・・ジャスミンおばさま受けは良いのです。うふふ まかせとけ!ってなもんだわよ。 A先生の元で実習を行うのは私を含めて3人。 つまり・・・美術の教育実習に3人来てたってわけですわ。 私の他に男性のBくん1人と女性のOちゃん一人。 (ちなみにジャスミンは浪人しとるので彼らは私より1個学年が下でしたわ) もちろん、初対面でございます。 (実は、Oちゃんは高校時代私と同じ画塾に通っていたらしく・・・彼女は私のことを知っていたそうな。。。 『何だか変わった先輩がいるな~と思って覚えてました』と後で言われたのだわ。。。 変わったって・・・。あたしゃそげな印象かい??笑。) なかなか和やかな人たちで・・・すぐにうち解けることが出来て一安心。 何とか2週間無事に過ごせそう~♪ そう胸をなで下ろしておりましたが・・・・ が・・・・ が・・・・ そうは問屋が卸さなかったのでございますばい。。。。。。。。。 問題が。 ええ・・・大きな問題が。 問題は・・・同じ美術の教育実習生のB君。。。 コヤツ。。とんでもないヤツでしたの。。。涙 初顔合わせの美術準備室。 厳しい顔で、私たちに様々な質問を繰り出す・・・A先生。 そんな中・・・Bくんが阿呆みたいな顔でとんでもないことを言いだしたのだわ。 「ねえ~せんせ~~!おれ、絵とか描ききらんばい。 描いたことなかもん。美術のこととかな~~んも知らん。」 その場が・・・水を打ったように静まりかえったことは言うまでもないですわ。 「描けないって・・・描けないって・・・あなた美術の大学でしょ????!!!!」 いきなり血管浮き浮きのA先生。。。 お気の毒。。。 「いちお~教育系の大学ばってん~オレ・・・スポーツの特待生で行ったっちゃん。 一応、教育の美術学部の所属ばってん・・・おれ授業ほとんど出とらんし。 な~~んも知らん~。」 ・・・・・・。絶句。。。 そげな状態で『美術学部』に入学できる受験体制自体にも問題がございますけんど・・・ そげなヤツが・・・教育実習に・・・来るか??? ジャスミンも別に教員になるつもりは無く・・・免許が欲しくてやって来たクチですけんど それなりにちゃんと準備と覚悟を伴って来ているわけですわ。。。 なのに。 自称「絵筆も握ったことのない」ヤツが・・・ここにイル。。。 あり得ない。。。 潔癖で完璧主義のA先生。 額に青筋を浮かべたまま・・・真っ赤な顔で口をパクパク・・・(ええそれはまるで漫画みたいに) 「わたしっっ!!!今までいろんな子を見てきたけどっっっ!!!!! 今年の実習生みたいなのは・・・は・・・はじめてですっっっっっ!!!!!! わ・・・わたしっ!知らないわよ~~~~っっっ!! わたしだって忙しいのよ~~~~っっ!!!勝手になさいっっっ!!!!!!」 こ・・・今年の実習生みたいなのって・・・ひとくくりですかい?涙。。。 せめてOちゃんと私はちょこっと外してくれても。。。 しかし非常事態にもかかわらず・・・天然系爽やかお気楽青年Bくんてば・・・ 「う~~ん。 じゃ・・・適当にどうにかしま~~す♪」と笑顔でお返事。。。。(←悪気は無い。天然系おばかさんなの) ええ・・・A先生が大噴火したことは言うまでもございませぬ。 マグマがビチビチとジャスミンとOちゃんにも降りかかったのでございますば~~い。涙 アチチ・・・。 嗚呼。嗚呼。嗚呼。嗚呼。。。 なんてついてない。。。 点数をくれる指導教官を・・・初日から大激怒させたんだわ~。。。 『このくらいの年のおばちゃんの怒りって・・・後引くからな~。』うんざり。 しかしひとまず・・・ A先生の怒りをお鎮めしなければなりますまい。 血圧上がっちゃいますからね。 「せ・・・先生・・・。 私もOちゃんもまだ学生で未熟ですけど・・・Bくんを助けて・・・ 3人で力を合わせて何とか頑張りますので・・・・宜しくお願いします。。。」 何故か・・・ジャスミンが平身低頭・・・深々と頭をを下げることとなったのでございました。 そんな中・・・ B君はソファーでくつろいでおられましたけどね。涙。 ああ・・・波乱の教育実習・・・さらに続く。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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